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小鳥遊司 さんのレビュー一覧 

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     2007/03/03

    8番は元気溌剌、速いテンポで突進するが、ただそれだけで内容に乏しすぎる――レコ芸月評より。敬愛する評論家先生の意見だけに読んでいて辛かった。僕は、この演奏かなり好きだ。米楽壇の8番としては、モントゥー盤に次ぐ出来だと思う。鳴りっぷりのよさ、屈託のなさが、この作品には不可欠だから、寧ろ欧州のものは詰らないものが多い位い。そう言えば、トスカニーニのベートーヴェンも素晴らしかった。確かに意味深長さには欠けるが、尤もらしいだけの演奏より余程よい。こういうあけすけなアメリカンを、兎角、日本人は軽蔑したがるが、少しも軽率な音楽に陥っていない事を聴き逃してはなるまい。

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     2007/03/03

    室内楽を聴く喜びには様々あろうが、私は、その醍醐味、語らいにあると思う。ヘンシェル四重奏団の爽快で開放的な熱演は、やや陰影に乏しく、一方的に青臭い体験談や背伸びした意見を聞かされるやかましさ、煩さが支配的だ。その若さに大いなる魅力と嫉妬を覚えつつも。 但し、メンデルスゾーンというのは変わった天才で、豊かな才能、知性、教養、そして何より人格に裏打ちされた、それでいて浅はかな音楽を書く音楽家である。カルテットもその例に違わないから、決して音楽の本質を損なった演奏ではないし、ここには厭味の欠片も見られない。どうも、私はメンデルスゾーンの良い聴き手にはなれなさそうだ。

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     2007/02/28

    この一枚、私は、テンペストのものよりも上に置きたい位だ。こんなに、純粋なピアノは滅多にないと思う。決して、その才能や個性に惑わされてはいけない。なんて純粋な魂だろうか。この高潔な清らかさは、私にホルショフスキーを思い出させずにはおかない。

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     2007/02/23

    良い感じなんだけれども、間が持たない場面が多々あり、最後の息切れも録音で聴くと大分気になる。しかし、第二楽章は秀逸。後、ホーレンシュタインのマーラーは、フォックス盤の九番が良い。私は決してマーラーの良い聴き手ではないが、ホーレンシュタインにより、随分とマーラーが身近な存在に感じられる様になった。

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     2007/02/23

    取り敢えず、スプリングとクロイツェル、他幾つかを聴く。 僕は、グリュミオーはかなり好きなんだけど、この系統のヴァイオリニストのベートーヴェン全集は、フランチェスカッティやフェラスの方が更に良い気がする。何故なら、ピアノがカサドシュ・バルビゼだから! ハスキルは、シゲティ盤のアラウ同様ヴァイオリンに対してやや鈍い。無論、人によっては、カサドシュ達が余りに洒落過ぎている、という事になろうが。録音は、本家の復刻ならばもっと良かったのでは? とどうしても考えてしまう。フィリップスにしては、やや濁りが多く浮わついた音にも聴こえるので。しかし、鑑賞に差し障りがあるとは言えまい。

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     2007/02/23

    余りに有名なテンペストの歴史的録音。この演奏を先入観なしに聴ける日本人なんているのだろうか? 批評とは、誠に恐ろしいものだ。録音は良くない。それは確か。しかし、鑑賞に重大な支障があるとは言えない。演奏は、現代では時代錯誤だが、百年後にはスタンダードかも知れない内容。ハイドシェックは間違いなく大才だ。演奏家として、時にその才能が煩わしくもあるが、それを誰が咎められようか。

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     2007/02/23

    チェンバロの音色がやや浅いかも知れない。しかし清廉な音なので、颯爽とした解釈と相まって如何にも清々しい。バッハのチェンバロ協奏曲は、ジャンルとては非常に面白いが、編曲作品許りなので、演奏が中々に難しい様で、名盤は非常に少ない。これは最良の部類の一組たること疑う余地なし。

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