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　2010/07/08

夢物語だと知ってはいても、ランディーローズの陰を引きずっている自分にとっては、
やはり少し物足りなさを感じる。
ただ、新しいギターリストと競演するたびに、新しい境地を開いているようで、ＨＲ／ＨＭを代表するヴォーカリストであることには間違いない。
このアルバムについては、全曲完成度が高く、過去にあった『よれよれ感』（悪い意味ではなく、雰囲気で作り上げた）のあった曲が
懐かしく感じる。
ライブではもっとスリリングで、雰囲気の変わった演奏を聴いて見たい気がする。
昨今、『これ！』といえるアルバムが少なかっただけに、
完成度には満足。

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　2010/07/05

最近のY.J．マルムスティーンの音楽性には、少し物足りなさもある。
決して、否定的な意味ではないのだが、デビューしたときの
テクニカル部分のインパクトが大きかったためか、
新たな『発見』が希薄に感じる。
それを思えば、初ライブアルバムでの演奏は、
のびのびとしたイメージがあり、初々しく感じる。
グラハムボネットとのコンビネーションも、当時はベストで、
長期活動が期待されたが、結局、崩壊へと向かうことになり、
音楽性の追求のあまり、パーマネントなグループ活動ができず、
今後の期待の前に、メンバーチェンジで、再出発の彼の瞑想の活動が
始まることになる。
ただ、音楽的には明らかに進展し続けているものの、
このライブアルバムを聞いたとたん、彼の原点が見える気がする。