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禅済 さんのレビュー一覧 

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     2021/04/30

    高田渡の人柄については既に語り尽くされているけれど、本当にいいやつだった。彼のコンサートの裏方のバイトをした時のこと、打ち上げが盛り上がって自分たちのバイト代を全部飲んでしまった。それだけでなく彼のその日のギャラまで飲んでしまい、彼は一文無しになったけど何事もなかったように帰って行った(申し訳ありません)。高田渡は本当にいい男だった。彼のLPやCDが手元に何枚かあるが、最初に買ったこのアルバムが一番気に入っている。あの頃五つの赤い風船はスマートすぎるような気がしてあまり聴かなかったが、もちろんいい曲ばかりだ。懐かしいアルバム。高田渡は本当にいいやつだった。

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     2021/04/28

    シバの歌は寂しい。卒業や就職、帰郷などで仲間が一人また一人と去り、自分ひとり取り残されていくような気分の時よく聴いていた。夜更けに誰も待っていない四畳半に帰っていくときは「帰り道」そのものだった。シバの歌は寂しい。今でも世間の喧騒から離れて孤独にふけりたいとき、このアルバムを聴く。シバの歌は寂しい。でも、その寂しさがいい。なぜか心癒される。不思議なアルバムだ。

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     2021/04/28

    この中の曲は、どれもこれも青い、青臭い。あの頃は軍隊での体験を自慢げに話したり、「今どきの若い奴らはなっとらん。昔なら軍隊に放り込んでしごいてやったんだ」などと言う大人がウジャウジャいた。そういう年代にしたら「クチバシの黄色いガキが」というところだったろう。でも、青臭いのがどうだっていうんだ。クチバシが黄色くて何が悪い。いいじゃないか、俺たちは俺たちだ。そんな時代を色濃く反映しているアルバム。相応の年齢になった今、このアルバムを聴くとちょっと恥ずかしいけど、それはそれでいいじゃないか。若い年代の人たちも機会があれば耳を傾けてみるのもいいかな。あの時代を生きた私たち世代の置き土産。

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     2021/04/28

    「niyago」に続いてこのLPを買った。ここでは「niyago」とは別のエンケンの世界が展開されていて、また聴きごたえがある。個々の曲については既にいろんな方のレビューで尽くされているので説明不要だが、「ミルクティー」だけが別の人の詞。付き合っていた彼女と別れた後、しばらくこの曲ばかり聴いていた。きっと女性の気持ちを歌った曲なんだろうけど。いま聴いてもしんみりする。

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     2021/04/28

    このLPが発売された頃、陽水の人気は絶頂だった。コンサートのチケットはすぐに完売。私も買えなかった。あれから半世紀、時代は変わっても色あせない、言うまでもない名盤。「私は“傘がない”と“心もよう”が好きです。あなたの好きな曲は何ですか」というのが彼女からの告白だった。はるか昔、そんなこともあったなあ。みんな若かったんだ。

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     2021/04/28

    優しさと残酷さが入り混じったエンケン独自の世界。雨が降る夜、安アパートの四畳半で部屋の電気を消し、音量を絞って聴いていた頃が懐かしい。

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     2021/04/28

    ハコの歌は暗い。ひたすら暗い。無性に聴きたくなる時もあるが、「こんな歌だれが聴くか」という日もある。でも、ふと気が付くと、また聴いている。ハコの歌はトゲのように心に刺さってくる。これがたまらない。ハコは暗い。悲しい。でも、やっぱりいい。ところで、デビューアルバム「飛・び・ま・す」がカタログから消えているようだ。いいアルバムなのになあ。

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     2021/04/27

    LPではA面が斉藤哲夫と加川良、B面が三上寛だったが、もっぱらB面ばかり聴いていた(あとの二人の歌が面白くないわけではない)。とにかく会場の熱気が半端ではない。途中寛が聴衆を煽ろうとして失敗したり、場内アナウンスが流れたりとライヴならではの臨場感がある。ところで、CDではボーナス・トラックが2曲入っているが、個人的には不必要と思う。ここはオリジナルのLPのように「おど」で終わった方が余韻が残る。クラシックのコンサートでも時にあるが、アンコール曲の選曲によってその日のプログラムがぶち壊しになるようなものだ。まあCDは「おど」が終わったらリモコンで止めればいいのだけど。

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     2021/04/27

    三上寛はライブでなければならない。「コンサートライヴ零孤徒」を聴いた後でこのアルバムを聴くと、(極端な表現だが)三上寛が革ジャン・ジーンズから背広・ネクタイに変わったようで拍子抜けする。しかし、「故郷へ帰ったら」や「五所川原の日々」など、地方から出てきて貧しい日々を送っていた若者には我がことのようにジーンときた。まあ、負け犬のルサンチマンと言ってしまえばそれまでだが、それだけでは片付けられないものがあるのも確かだ。「三上寛はライブでなければ」と冒頭に書いたが、このアルバムもそれなりに聴き甲斐がある。

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     2021/04/27

    三上寛ほど聴く者によって好悪が分かれる歌手はいないだろう。私の周りでも眉をしかめる人が結構いた。はるか昔の話だが、加川良とのジョイント・コンサートで三上寛が登場した途端、女の子たちが席を蹴ってバタバタと出て行ったのを記憶している。私もLPを初めて聴いた時、「こんか歌があるんかい」と思わずのけぞった。しかし、表面上の言葉の激しさ(どぎつさ)に惑わされずに聴けば、あの頃田舎から都会に出てきて言いようのない毎日を送っていた若者の心情をよく表現していると思う。そんな時代だった。ところで、三上寛はライブでなければならない。スタジオ録音のよそ行きの三上寛では熱気が伝わらない。

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     2021/04/26

    友部正人への賛辞はキリがないが、このアルバムのちょっと物悲しいのがたまらない。とりわけ「バークレー散歩」の“ねえ、反抗ってなあに 小さな男の子がぼくに聞く”のくだりは、自分の青春が過ぎ去っていくのを感じて何とも言えない気持ちになった。年を経た今も、聴けば胸にジンとくるアルバムだ。

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     2021/04/26

    私の密かな自慢は「どうして旅に出なかったんだ」のLPを持っていること。あの頃友部正人のアルバムが出るたびに買っていたが、その内の一枚。何年かたってから、発売後すぐに発禁になったことを知った。とかく発禁の件が話題になるが、収録曲はいいものばかりだ。CD化にあたり曲順が入れ替えられているが、できればオリジナルのままで出してほしかった。

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     2021/04/26

    いまさら言うまでもない名作アルバム。あの頃、下手くそな詩を書いていて「詩人で生きて行けたらなあ」と夢見ていたが、このLPを聴いてすっぱり諦めた。自分にはこんなふうに言葉を綴れないから。親になってからも家や車の中で始終聴いていたので、幼稚園だった子供が「ふーさん」を覚えて歌うようになった(今でも全部歌えるそうだ)。名曲「一本道」の“あの娘の胸に突き刺され”の後の間(ま)がたまらない。

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     2021/04/21

    著者のクラシック音楽への愛と感動があふれる一冊。同シリーズの「それでもクラシックは死なない!」は名・迷盤に、「まだまだクラシックは死なない!」ではバロック以前の音楽に多くの紙面が割かれていたのに比べ、アルバムがバランスよく取り上げられていて参考になった。ただ、個人的には室内楽作品が少ないように思う。また、このシリーズ全般でいうと19世紀ロマン派の作品が少ない。ロマン派にはもっと評価されるべき作曲家や隠れた名曲が多い。次作を期待している。

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     2021/04/20

    ベストセラーになったので今更レビューを書くまでもないのだが、とにかく面白い。メディアワークス文庫版でシリーズ全部読んだ。ミステリーとして一級品だが、若い頃から古書店巡りをしてきた私にとって、古書に関する蘊蓄も楽しい。物語がどう展開していくか先へ先へとページをめくりたくなるが、ちょっとしたところに後の出来事に繋がる伏線が張ってあるのてで油断ならない。心温まるエピソードも多く、ミステリーを離れても読みがいがある(たとえば、第3話「論理学入門」は胸に迫る)。登場人物が丁寧に描かれていて血が通っておりリアリティがある。若い二人の互いへの想いがどう進展していくのかジリジリしながら、はるか遠くなった青春時代を思い出してしまった。つばさ文庫で小学校高学年から読めるようになったそうなので、孫がもう少し大きくなったら買ってあげようかと思っている。

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