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トップ > My ページ > FOXY LADY さんのレビュー一覧
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/05/15
艶やかな声と強靭なアンサンブルがあいまった「最先端の都市型ポップ・サイケデリア」を掲げるオワリカラ。ボーカルギター、鍵盤、ベース、ドラムの4人組だ。昨年はandymoriらとのカナダツアーを行ったり、新宿界隈の気鋭バンドを集めて「TOKYO NEW WAVE2010」というイベント開催やコンピ発売の中心を担ったり。今年は「ROCKS TOKYO」「ARABAKI ROCK FEST」など大型フェスへの参加も決定している。 そんな彼らのファーストアルバムとなる「ドアたち」は、ユニコーンなどが所属する事務所、ソニー・ミュージック・アーティスツ内のレーベルからリリース!60年代から00年代まで、英米ロックからブラックミュージック、はては日本歌謡までと、縦横無尽に「音楽」を飲み込んだ、どこまでもフラットで現代的なロックのオンパレード! とくにジミヘン+ツェッペリンばりのリフに圧倒される「othersideかなた」は、オワリカラを聴き始めたきっかけの曲なので大好き!プログレッシブでパンキッシュでJ-POPなリードトラック「ドアたち」、ジャーマンな匂い漂う幾何学的かつシンプルな「団地」、「冨樫、漫画描け!」とひたすら叫ぶ「MANGA」、東スポやら山崎春美やら江戸川乱歩やらニヤリとするワード満載の「怪人さん」と、妖しさ全開。ファンキーな「勇敢なるビイヒヤナウ」「teardrop」、タカハシの声が際立つ「ロックンロール前夜」「ロング・グッドバイ」「ビート」と、ミディアム/スローナンバーもぬかりない。そして名曲「砂場」は感涙必至。息つく間もない全11曲、ぜひ味わってみてほしい!
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/05/14
全曲超ド級のグルーヴ!前作「ドアたち」から1年もたたないうちにリリースされた今作は、昨年100本以上のライブを敢行した彼らならでは、ライブの熱量と疾走感をそのままパックしたような仕上がり!「サイケ」にとらわれない、まさに万華鏡のようなアルバムだ。 ダンサブルなリードトラック「swing」、オワリカラ史上最速かつソリッドすぎる「ガイガンガール・ガイガンボーイ」、強烈なギターリフで踊れる「おいでシスター」は、意外や意外、ポップで開放的で聴きやすい。もちろんムーディーなサックスと独特なベースラインがアーバンシティを彷彿とさせる「オワリカラの気分」、妖しげなループがクセになる「ゼットン」、鍵盤大活躍のニューウェーブ歌謡調な「夢見る機械」「8と約1/2」と、一筋縄ではいかない曲もずらり。そして「ベイビーグッドラック」「船」といったメロウなスローナンバーまで、あっという間の全9曲40分!とにかくグラマラスで、ソウルフルで、スリリング! ちなみにエンジニアは椎名林檎でもおなじみの井上うに。全体的にドライな音なのにふくよかで重層的、それぞれの音がくっきりしているのも聴きどころだろう。これが売れなきゃ日本のロックの未来はどうなるんだ、と本気で思う。
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