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オペラかじり虫 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/05

    これは素晴らしい! 日本での上演は余りありませんが、比較的映像に恵まれたヴェルディの若書きオペラに、一押しの映像の出現です。シンプルな構成舞台ですが、美術や衣裳など全てに色彩感覚に優れ、金色の台座の使い回しといい、魔女たちの頭巾の赤色といい、非常に効果的です。魔女たちを黒子のようにしたアイデアも秀逸。歌手ではこの役を得意にしているだけあって、グレギーナに拍手を! バリトンも表情豊かで好演好唱。夢遊病の場は、侍女と医師もしっかり存在感を持ち、演出の仕立ても入念で見応えがあります。美意識の欠如した最近の殺風景なオペラ映像氾濫に一石を投じるもの。バレンシアといい、スペインのオペラ・ハウスは要注意かも。

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     2011/06/01

    昔から諸家絶賛ですが、私には「?」の録音です。イヴォ・ヴィンコの頼りない大審問官に、誰もが満足(?)の不思議。2幕開始の何ともしまらぬ指揮のかったるさ。歌手陣ではバスティアニーニだけが突出したアン・バランス。フィリッポとの対話で、どちらが上なのか、とさえ思わせられます。花のないステッラ。ラボーもコッソットも冴えず。サンティーニは所詮はセラフィンでは無かったようです。

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     2011/05/30

    不思議なことに、DIVAの録音の中で、唯一無視されています。若いカラスの、有り余る声で燦然と歌われたただ1回のスタジオ録音。このレーベルの復刻がいいものかどうか未詳ですが、聞き逃してはならないものです。EMIがイタリアのマイナー・レーベルの録音権を買い取ってでもして、きちんと録音してくれておれば、このオペラの決定盤が残されたものを。当時注目されたとは言え、未知数の外国人ソプラノをこの録音に起用したRAIのスタッフの偉さに拍手! この時誰がスカラ座のベスト・キャストなど配役するものでしょうか。そんなないものねだりのあるもの貶しで無視するにはMOTTAINAI録音。後年の芸の深みこそ、当然ながらありませんが、カラスのヴィオレッタ解釈はもう既にその兆しが聞き取れます。3幕をお聴きあれ!

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     2011/05/27

    それにしても、日本で歌う年の春にMETで収録した映像が廃盤とは残念。DIVA御歳62歳の絶唱なり。せめて不滅のこの圧倒的録音で、その舞台を想起しますか。LP時代に流布した対訳は、無神経な日本語の表現が、今読んでも腹立たしいものですが、ホーフマンスタールの劇詞を名訳で読みたいものです。私は昔からほとんどひとり、ショルティを愛聴し続けています。イタリア・オペラにおいても。

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     2011/05/27

    これは素晴らしい。音質もこの当時のものとしては最良。イタリア音源のカラスなどにくらべると格段のもの。タイトル・ロールはニルソンのような恰幅はないものの、大変美しく見事です。5人の下女役も上手い。何よりマタチッチの指揮に脱帽です。

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     2011/04/25

    LP時代に初めて聴いて、一部のサザーランド評価が如何に偏見かを思い知った名録音です。パヴァロッティのオペラ初録音としても記念すべきもの。このコンビでベル・カント・オペラの録音を残してくれたDECCAの功績は大なるものがあります。世のサザーランド聴かず嫌いにお奨めします。オペラとしては「ノルマ」に追随する名作。「清教徒」より上かも?

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     2011/04/25

    サザーランドの名録音中でも屈指のもの。ベッリーニ「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」と双璧ですね。よくぞパヴァロッティと組んで残してくれたものと聴き返すたぴに想いを強くします。トゥーランジョーのエリザベス女王もお見事。バックにボローニャのオケとコーラスを据えていることも、オペラティックな雰囲気をより強化しています。2幕の対決は圧巻ですし、テノールとの二重唱も最高です。

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     2011/04/11

    モデナ版プラスαの唯一のスタジオ録音ということに、レヴァインの意気込みを感じます。初演時にカットされた第1幕への前奏曲とそれに続くコーラスそしてまずエリザベッタが出ます。彼女と群集が退場してからドン・カルロが、そしてアリアが。廉価盤になったのは大歓迎。

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     2011/04/10

    これは初出かも! このシリーズは、音源の宝庫故に、期待大です。カラスがありますし、シルズの「コリントの包囲」やサザーランド/パヴァロッティの「連隊の娘」、クーベリック指揮の「トロイ人」などザクザク。音質はイタリア音源なんかの及ぶところではないでしょう。このワーグナーも大いに楽しみ。同じ曲でカラヤンもありまっせ! クロブチャールのワーグナーは日本では評価が低いですが、これまた興味あり。面子も揃っていますし、ニルソンの落穂拾いとしては最適の音源登場ですね。評価は期待を込めて!

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     2011/03/24

    すばらしい。何よりコルベッリの題名役が好演好唱です。この役を、憎憎しい頑固老人にせず、愛敬あるお人好し老人として演じるのは大賛成。メイもチャーミングだし、マラテスタ役もいかにもブツフォらしい巧妙さ。加えて演出のセンスが光ります。場面転換もスムーズ。いかなネトレプコの魅力を持ってしても、METライブよりこちらが格段上かも。余り舞台の少ないオペラ・ブッファの、貴重な映像が廉価シリーズで手に入るとは! 

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     2011/03/06

    これはすばらしい! ダムラウ4枚目のアルバムですが、これまでが余り面白くない、四角四面のアリア集でしたので、やっとステキな録音が登場しました。全てがオーケストラ伴奏というのも耳に心地よく、やさしく軟らかく滑らかなR・シュトラウスの歌曲が楽しめます。ドイツ語の言葉の響きの鋭さは、偉大な先人たちの域には達していないにせよ、その若々しい歌い口が清新な息吹を感じさせます。毎朝目覚めの音楽として、”Morgen !”を繰り返し聴いています。ティーレマンのサポートもバッチリ。チャーミングなジャケットは、もしこれがLPディスク時代だったら、と眺めています。

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     2011/02/26

    各歌手の出来を云々するよりは、この録音の意義を認めましょう。特筆ものは指揮とスカラ座のオケの輝かしさ。カットされた部分は全て補遺として別に収録されていますが、第1幕の前奏曲と続く合唱は原曲通りにしておいて欲しかった。所持している国内盤は高崎保男氏の委曲を尽くした解説がすばらしい。

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     2010/12/05

    ペーター・ホフマン死す。文字通りイケメン・ヘルデン・テノールの雄でした。晩年は難病での療養生活だったとか。絵に描いたようなローエングリーンでしたし、私には忘れ難いジークムントとパルジファルでした。トリスタンはやや荷が重かったものの、バーンスタインの録音は貴重。これがテレビ放映(3夜にわたり、客入れしてのセッション)された模様で、素顔(?)のホフマンが拝めます。もうCDの発売に影響はないでしょう。ぜひソフト化して下さい。マエストロの貴重な記録でもあります。ドリームライフよ、いかが。

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     2010/12/02

    METライブビューイングは見逃しましたので、テレビ映像の感想ですが、やはりゼッフィレッリ演出には及びませんね。いろいろと工夫されてはいますが、第1幕はまず薄暗い照明がいけません。スカルピア登場で明るくなるのは「?」です。ソプラノはまるで花が無く、出も一向に冴えません。音声だけ聞いている分にはよろしいのでしょうが。テノールが一押しの出来。バリトンは愛敬のあるスカルピアで、声はありそうでが、表現力はまずまず。2幕の締め括りを、型に捉われず、これはアイデアかも。3幕の兵士たちの動きもソツなく、トスカが通行証を恋人の背後から見せるのも面白い。1度見ればもう十分の映像です。

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     2010/11/19

    文字通りの「RINGサーカス」です。全篇カラフルで動きがあり、CGによる投影の効果やハイテクの機器による宙吊り、クレーンその他いろいろ、盛り沢山の舞台です。何より歌手たちがよく揃っているので、見せ掛けだけのものではありません。残念なのは日本語字幕入りではなく、従ってRING入門とは参りませんが、本来は初めて見る人にもお奨めの映像です。倍額の世界文化社盤がありますが、こちらは字幕あり。中でファフナーが意外にアイデア不足でがっかり。また《神々の黄昏》の第1幕では、ギービヒ一族の衣裳がいささか悪趣味でブーイング。ご贔屓マッティ・サルミネンの健在ぶりに拍手! 堂に入ったメータもブラヴォ!

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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