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micarosu さんのレビュー一覧 登録

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/03/05

    全体を通して漂う陰。
    でも何故か耳に馴染んでしまうという不思議な魅力を持ったバンド、モノクロパンダ。

    その魅力が最も分かるのが「ツキノクニ」だろう。

    イントロの爽やかな印象から明るい曲を想像させておきながら、歌い出しから意味深な陰を感じさせる。
    その世界観だけでも酔いしれてしまうのだが、この陰を持ちながら最高に跳ねるサビへの展開がたまらない。

    でも、それだけでは終わらない。
    最後のサビ前に一度無音状態を作ったり、最後には鬱な感情をありったけぶつけるなど、耳に馴染む音色とメロディと鬱な感情の融合が、切なくも心地良く聴かせる不思議な力を持っている。

    MVを見たときからこれはアルバムも面白そうだと思ったら、本当にその通りだった。

    「ツキノクニ」よりももう少し攻撃的に攻める「光泥棒」や、切なさいっぱいなのに温かさを感じさせる「4月のエンドロール」などの不思議と心地良く聴ける楽曲に、「いろはにほへと」のような電子音が響く楽曲も楽しく聴くことが出来る。

    物語性を持ったという意味でも素晴らしい楽曲ばかりで、特に「金魚」で描かれる人を愛して人になろうとした金魚のお話は読んでいるだけでも悲しくなるのに、張り詰めた音色の中で歌声という形で響かせたら、それ以上に切なくなって仕方が無い。

    本当に素晴らしい楽曲ばかりなのだが、もう一つ素晴らしいのが価格。
    12曲入りでまさかの500円という破格の設定。

    楽曲は申し分ないので、もしお店で見つけたら是非手に入れて聴いてみて欲しい。

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     2017/02/26

    ミニアルバムの中で唯一MVが公開されている「アンブレラ」。
    この曲を聴いた瞬間から惹きこまれてしまった。

    優しいメロディと音色が印象的なのだが、最後のほうでは少し声を張って歌うなど、静かな情熱のようなものも感じられる楽曲。

    聴かせるバンド。
    この楽曲からそのイメージが強くあったのだが、ミニアルバムを聴いて良い意味で裏切られた。

    再生を始めていきなりイントロの迫力あるギターから始まる「心のありか」が流れてきて、彼らは詩やメロディの良さだけでなく演奏やアレンジの面なども含めて魅せるバンドなのだと。

    その予感を体現したような「Express」の陰のある雰囲気を醸しだす音色と、それを持って駆け抜けていく展開を聴かせたかと思えば、上で書いた「アンブレラ」のような優しい楽曲を聴かせたり。

    シンプルながらも詩の切なさをひしひしと感じさせる「RPG」に、独特なリズムと演奏で魅せる怪しげな雰囲気漂う「Dominant」があったりと、たった5曲という中にこれでもかというくらいの魅力を見せ付けてくる。

    初の全国流通盤となるミニアルバム。
    こんなのを聴かされて、今後が楽しみにならないわけがないというくらいの一枚。

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     2017/02/26

    音楽に心を動かされたことはあるだろうか?

    例えば圧倒的な熱さであったり、実体験の悲しさであったり、明確な説得力を持つものには出会ったことがあるのではないかと思う。

    この「灯火」というアルバムはそれらとはまた一味違い、じわじわと心を揺さぶることで、最終的に感情が高まっていくような熱さを秘めた一枚になっている。

    まず「ファンファーレが聴こえる」だ。

    爽やかな疾走感とともにわずかな陰を感じる楽曲。
    自分のあり方を問いながらも進みだそうとする歌詞の前向きさと流れるようなメロディ、そこに大濱さんの独特の歌声が融合されることで、希望という音楽の形が肌で感じられるような楽曲になっている。

    なんて良い歌なんだろうと思っていたら、続く「疾走」がまた違う形で揺さぶってくる。

    無骨な音色が魅せる格好良さと、陰のあるメロディ。
    こちらも自問自答するような詩が耳に残るのだが、それを抱えながらも必死に駆けていこうとする姿に色んな想いが垣間見える。

    誰もが悩みながら生きている。
    それでもそれを変えようとして生きていきたいという強い想いに、すっかり感情は高まってしまっていた。

    優しさと力強さを含んだ「コハク」、強い信念を綴った「狐火」の格好良さに更に酔いしれ、「昼間の三日月を見たか」、「フォーカスライト」と柔らかさと温かさを体現したような楽曲が全ての感情を優しく包み込む。

    最後まで聴いて、こんな充実感を得られるアルバムも珍しい。
    だからまた何度も最初から聴いてしまう。

    楽曲一つ一つはもちろん素晴らしいが、ミニアルバムとしても申し分の無い一枚。
    素晴らしい。

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     2017/02/05

    変わった。
    彼らはメジャーに来てから変わったと思う。

    と書くといかにも悪いような感じにも見えるが、逆である。
    良い方向にだ。

    アルバムは始まりの「Impromptu」から驚かされっぱなしだ。
    本当にBrian the Sunなのかというほど、重く渋い空気を漂わせた一曲。

    もちろん違いに驚いたということもあるが、それ以上にこの楽曲の完成度の高さに驚いた。
    こんな楽曲もできたのかと。

    そこから激しく攻める「Physalia」に、陰のある疾走感で駆け抜けていく「パトスとエートス」。
    もうここまでの展開が凄すぎて凄すぎて、感情の高まりが収まらない。

    ここでやっとシングル「HEROES」が来て、少し落ち着くことになる。

    ここまで聴いて思った。
    確かにいつもと違う感じはあるのだが、これだけ真っ直ぐに音楽を届ける姿いつものはBrian the Sunではないかと。

    確実に変化を遂げている。
    でも決して奇をてらったり、新しいことを始めたわけではない。

    Brian the Sunがやりたい音楽、Brian the Sunだから出来る音楽を突き詰めただけなんだと。

    6曲目の「Maybe」もシングルで初めて聴いたときは同様にいつもと違うというイメージが先行してしまっていが、聴いているうちにこれもらしさなんだという想いが滲み出るように伝わってきた。
    アルバムはこの延長線上に存在しているというわけだ。

    アルバム後半も勢いは止まらず、ピアノとベースラインが心地良い「アイロニックロックスター」、流れるようなメロディに哀愁を乗せた「Hi-Lite」、「Cloudy #2」。
    最後はピアノ主体のバラードナンバー「月の子供」が優しく迎えてくれる。

    結成10年。
    メジャーでは初となるアルバムは一つの集大成であり、まだまだ変化をしていくであろう彼らの今を感じることができる最高の一枚。

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     2017/01/29

    幸せとはなんだろうか?
    その問いに答えを出すのは難しい。

    でも、この「美しい日」では一つの答えを導き出している。
    幸せは気づくものであると。

    その言葉にものすごい力を感じずにはいられない。

    ”僕は人に生かされて 人と生きている”という歌詞があるのだが、彼らはこれまで多くの人と出会いながら、歌う意味を真摯に見つめ続けてきたと思う。
    その日々が繋げた今を見て、これが幸せなのかもしれないというシンプルな答えに辿り着いていることが、言葉だけでなく、歌声とメロディから伝わってくる。

    それを「美しい日」と表現するところが何とも彼ららしい。

    両A面の「全部」も同じように人との繋がりを歌っているのだが、こちらはアプローチが少し違う。

    一緒にいたい人がいる。
    その人とわかちあいたいもは何か?

    楽しいこと。
    嬉しいこと。
    悔しいこと。
    悲しいこと。

    そのどれかではない、その全部をわかっていたい。
    そんな想いが詰まっている。

    懐が広いとも言えるし、欲張りとも言えてしまいそうだが、人との繋がりというのはこれを全て受け止めることも時には必要である。
    そういう確信に迫った言葉にはやはりドキっとしてしまう。

    エモーショナルな音色や歌声はいつもと変わらず、更に磨きがかかった伝えたい想いの姿。
    また熱い楽曲に出会ってしまった。

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     2017/01/26

    存在感を放つピアノの音色と歌声。
    それは始まりの「ログマロープ」から感じずにはいられない。

    独特なリズムとメロディが印象的な曲なのだが、そこに攻撃的で存在感の強いピアノの音色とそれに融和するように響く歌声が加わることで、力強くも心地良く聴かせる。

    強気で独特な視点から描かれる言葉がこの楽曲の存在感に拍車をかけているのも面白い。

    もちろんこういう攻撃的な楽曲ばかりというわけではない。
    「神様お願い抑えきれない衝動がいつまでも抑えきれないままでありますように」のような繊細で深い感情を表現した楽曲や「大停電」のような規律を重視するあまりに本当に大切なことを見失っているという言葉、「It seems like a frog」のようにどこか客観的に物事を見ている歌詞など、聴けば聴くほどに色んな感情と音楽に巡り合わせてくれる。

    そんな中でも強く存在感を放つ楽曲がもう一曲ある。
    「あのデパート」だ。

    昨年閉店した岩手県花巻市のマルカン百貨店の想いを綴った楽曲。
    名物であった最上階の大食堂のソフトクリームの話など、訪れたことがある人なら思わず目に涙を浮かべてしまう言葉の数々。

    あえてシンプルな言い回しを選んでいることもあって、綴られた思いが真っ直ぐに響いてくる。
    それと同時にアルバムに心地良い余韻を残してくれる。

    それがあまりにもきれいなので、またアルバムを始めから聴いてその余韻を味わいたいと思わせてくれるのもこのアルバムの素晴らしい点だと思う。

    まずは何も考えずに一度聴いてみて欲しい。
    そうしたらきっともう何度も聴いてしまっていることだろう。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/08

    ”ありがとう”という言葉の優しさと温かさ。
    それを自然と感じさせてくれる。

    1st、2ndシングルはどちらかと言えば明るい印象を与えるものであったが、今回の3rdシングルはそれらと一線を画す楽曲となっている。

    作詞作曲を担当しているのはスムルースの徳田憲司さん。
    編曲もスムルースが担当していることもあり、イントロからスムルースらしい優しい世界観を聴かせてくれている。

    でも決してそのままというわけではなく、久保ユリカさんが歌うからこそ活きる楽曲として成立していることが一つの聴きどころである。

    特に楽曲の中で何度も繰り返される”ありがとう”のフレーズからは、言葉だけでは言い表せない奥に秘めた想いまでもが聴き手に届いてくる。

    それは、彼女の飾りのない自然な歌声で響かせるからこそできたもの。

    楽曲そのものの良さはもちろんのこと、歌声との相性がとにかく素晴らしい一曲。
    この楽曲で”ありがとう”の大切さを感じてみて欲しい。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/25

    「エミリー」という素晴らしい楽曲の存在。

    シンプルなメロディと進行。
    軽快な音色が演出する爽やかさ。

    でも歌詞には、大切な人を失って気づいた悲しみと後悔が描かれている。

    綴られた言葉だけを見ると悲しくなってしまうのだが、音色の優しさと温かさがその悲しみを受け止めつつ、前へ前へと押し出してくれるような楽曲になっている。

    このバランスが非常に心地良く、聴くたびに静かに心が揺さぶられてしまう。

    これだけの楽曲が1曲目にあると、他の曲が負けてしまうのではないかとも懸念したが、全くそんなことは無かった。

    イントロから気になって仕方がないくらいインパクトがある「インスタントグルーヴ」のような皮肉をエネルギーに変えるような格好良い楽曲、「shine」のような少しふわっとした雰囲気を味わえる楽曲の心地良さ、「言葉」というタイトルの通り、言葉で伝えることがなかなかできない想いを染み入るように聴かせる楽曲もまた良い。

    このアルバムは色んな人に聴いてもらいたい。

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     2016/12/21

    「12月のひまわり」のシングルを聴いたとき、いつもと違う感じがした。

    Aqua Timezの集大成とも言える様なバラードナンバーだったのだが、それと同時にいつも以上に音色と言葉が響いてくることに気づいたのだ。

    Aqua Timezが大きく進化しようとしている。
    そう感じた思いがそのまま表れたのが今作「アスナロウ」だ。

    一曲目の「アスナロウ」からもう既に飛びぬけている。

    大地に響くような骨太の音色。
    抑揚を持たせることでそれぞれの音色を引き立てるアレンジ。
    現状を冷静に分析しつつ、これからへ向けて自らを鼓舞するようなメッセージ。
    そして、サビの圧倒的な破壊力。

    これまで19枚のシングル、6枚のアルバム、2枚のミニアルバムをリリースしているわけだが、その今までに無いまた新しい一面をここで聴けるとは思わなかった。

    同時にこのアルバムが名盤だと確信した。

    シングル曲のクオリティはもちろんだが、全編語りで歌われる「冬空」、民族音楽が印象に残る軽快な「ソリに乗って」、言葉の使い方響き方が頭から離れない「Dub Duddy〜ライブ前日に見た夢〜」、ほぼアコギ一本で歌う静かな「Pascal」など、次々から次へと違う表情見せつつ、それぞれの楽曲に明確な意思を感じさせるているのが素晴らしい。

    デビューから10年を過ぎ、いよいよAqua Timezが新たなステージへと進もうとしている。
    その意思と意味を感じずにいられない名盤。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/21

    メロディと言葉がとにかく耳に残る。

    キャッチーという言葉がしっくりくるのだが、彼らの魅力をその言葉だけで語ってしまうのはちょっともったいない。

    例えば「終電ノーサンキュー」。
    イントロのギターの音色が格好良いのだが、それ以上に印象的なのは言葉の響き方。

    聴いているとこのメロディにはこの言葉響きが欲しいという思いが湧いてくるのだが、その思いを見事に汲んだ様な音と言葉が繰り出させれて来る。
    これはセンスと一言で言ってしまっても良いかもしれないが、非常に巧みだと思う。

    巧みという点においては、演奏力とアレンジ力という点も注目したい。

    キャッチーさは少し間違えるとと安っぽくなる可能性もあるのだが、彼らおいては全くそういったことはない。
    イントロや間奏で見せるギターソロやキャッチーさを引き立てるようなアレンジが見事で、ただの聴きやすさではなく一つの音楽として完成度の高いものに仕上がっている。

    またライブ感があるのもこのアルバムの一つの魅力。

    特に「どす恋物語〜あなたの笑顔にごっつぁんです〜」から「チリ〜南アメリカの細長い国〜」への流れは、どこで曲が変わったのかわからないくらい間髪いれずに次へ移っていく。
    こういうのを聴いてしまうとライブでも聴いてみたいと思わせてくれるから面白い。

    そして最後には「クリスマスイヴが終わる頃に」というメロディがきれいなバラード曲が待っているという、最後の最後まで飽きが来ないどころか充実すぎる一枚になっている。

    さしすせそズ。
    その名を知らしめるには申し分ないミニアルバムだ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/21

    これは良い。
    すごく良い。

    ポップさであったりキャッチーなメロディであったり、彼らの良さはたくさんあるのだが、あえて一言で表すとしたら、綴られた言葉を自然なメロディと歌声で紡いでいることだろう。

    特に「記憶旅行」には驚かされた。

    爽やかな風を感じるような流れるメロディの心地よさに酔いしれていると、感じる少し懐かしい気持ちと新しい気持ち。
    歌詞にはまさにそんな想いが綴られているのだが、意識して聴かずとも自然とそれを感じさせるのは大きな魅力。

    この魅力は「one」や「シンプル」にも通じるものがある。

    でも彼らの魅力をこれだけで語ることはできない。

    これらの楽曲が陽の部分だとしたら、陰の部分を歌った「desire」と「この夜が明けるまで」の存在がとにかく大きい。

    欲望や葛藤といった心の奥底にある感情を綴った歌詞ももちろん興味深いのだが、「desire」の1番の短いサビであったり、「この夜が明けるまで」の2番のサビ後の展開など、メロディのちょっとしたフックが楽曲の深みを増しているのが何より面白い。

    そしてこの2曲に関しては力強さと格好良さを感じられる演奏も注目である。

    最後にはバラードナンバー「君の声のする方へ」は上記の陰と陽の部分が合わさったような楽曲。
    基本はシンプルな楽曲なのだが、その中で魅せる壮大さと包み込むような優しさには惹きこまれてしまう。

    ミニアルバムなので全6曲と短い内容だが、全ての楽曲が素晴らしく、ミニアルバムとは思えないほど充実した内容になっている。

    この一枚は本当に聴いてもらいたい。
    とにかく素晴らしく良い。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/21

    アルバム「First STORY」で魅せた繊細でありながらドラマチックな楽曲たち。
    そのどれもが素晴らしいものだったのだが、そこから更に進化を遂げたのが今回の「約束をしよう」である。

    イントロの民族音楽調の音色から一気に惹きこまれてしまうのだが、それと同時に聴き手の心に幻想的な世界が自然と広がっていくのを感じることになる。

    始まりはどことなく陰のあるメロディと歌声が耳に残る。
    これは今という現状の憂いをどことなく感じさせ、少し切ない気持ちにさせてくるが、その憂いをサビの風が通り抜けて行くような展開がスーッと晴れさせてくれる。

    このメロとサビの展開はとても心地が良い。

    もちろんそれは楽曲の展開だけでなく、詩に込めれられた感情を乗せる歌声に、今まで以上の深みが加わっていることも大きい。

    その歌声の魅力を感じるという点においては、カップリングの「時の旅人」も外せないだろう。

    今を生きる中で感じる理不尽や憂鬱といったことに悩む姿。
    全ての本質へと問いかけるような言葉は深く、重みがある。

    それでも全体を通して希望を感じさせてくれるのは、詩の最後に見せる希望へと導いていく、歌声の表現力によるものだろう。

    希望を歌うことは簡単ではない。
    でもこの2曲は、本当に伝えたい言葉とそれを届けようとする歌声があるからこそ活きた希望を描いた楽曲になっているのだと思う。

    こういう曲は多くの人に聴いてもらいたい。
    そう思える楽曲だと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/11/20

    これからの高橋優の姿。
    今までの高橋優さんらしさを活かしつつ、また新たな一歩を踏み出そうとしている様子をアルバム全体から感じることになるだろう。

    シングルでもその変化に気づいている人がいると思うが、「明日はきっといい日になる」の思いっきりポジティブな楽曲であったり、「さくらのうた」のような繊細な美しさであったり、「産まれた理由」のようなしみじみと聴かせるウェデイングソングに、「光の破片」のような甘酸っぱい青春を描いた疾走感のある展開の楽曲。

    リリース毎にまだ新しい一面を見せてくれるのかというほど見せ付けてくれた。
    そして、そのどれもが揺ぎ無い高橋優という存在、感情そのものであった。

    だからこのアルバムも間違いないと思っていたが、まさにその通りであった。

    「Mr.Complex Man」こそ今まで通りの高橋優さんらしさ全開であるが、「君の背景」、「悲しみのない場所」のような優しいバラードを繊細に聴かせたり、「拒む君の手を握る」のように少し曖昧な感情を描き出すのは珍しい。

    強めな言葉が並ぶ楽曲も確かにあるのだが、「アイアンハート」や「Cockroach」のように想いをぶつけつつも決め付けるのではなく、受け止めることで進んで行こうとする姿は、じわじわと感情を揺さぶってくる。

    そして最後には、これらの感情を全て受け止めてくれるような「BEAUTIFUL」という壮大な楽曲を待ち構える。
    この楽曲はこれまでを経た今の高橋優さんが歌うことで、ここまで活きた楽曲になっているのだろう。

    冒頭の言葉に戻るが、これからの高橋優。
    それを聴いて感じる最高のアルバム。

    これからを歩み始めた高橋優さんはもちろん楽しみだが、まずは今ここにある最高の一枚を楽しんでみてほしい。

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     2016/11/13

    息を呑むという表現が一番近いかもしれない。

    ♪あいたい

    言葉にすればたった4文字ではあるが、その短い言葉に込められた溢れる感情。
    この言葉が歌声として響いた瞬間から、そこには張り詰めた空間が広がる。

    それが感じたら、もう耳を傾けるしかない。
    いや、耳が自然と傾いてしまうと言っていいだろう。

    繊細で深みのある音色とメロディもこの歌声を優しく支えて、歌声の響きと余韻を活かしているのも素晴らしい。

    一度聴けばその良さが伝わると思う。
    だが、何度も聴くことで、この楽曲が持つ深みをしみじみと感じると、より良さがわかるのではなかと思う。

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     2016/11/13

    心に語りかける歌声。
    古澤さんの歌声にはそんな力がある。

    この「Color」という曲を初めて聴いたときは驚いた。

    芯のある歌声が良いなと思って聴き始めていたら、綴られた言葉が真っ直ぐに心に飛び込んでくるのだから。

    あなたが居たからこそ見えた色。
    あなたが居たからこそ知ることができた色。

    この色という言葉の中に詰めた色んな景色や感情。
    それが素朴なメロディと歌声に乗って響き渡ったとき、その奥に秘めた想いまで伝わってくる。

    それを感じてからは聴き終えるまでは本当に早い。
    それくらい歌としての中身が濃くて、時が経つのを忘れてしまうのだ。

    唯一無二の歌声。
    この歌声から響き渡る感情を味わうには、素晴らしい一曲だ。

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