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ブリス さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/12

    カラヤン&ベルリンフィルのシベリスEMI盤は、最初のLP発売時期から、CD、そしてこのSACDとほぼリアルタイムでフォローしてきたことになります。
    演奏に関しては、60年代に一部の曲ではDGにも録音があり、それと比べてもEMI盤の演奏ではずっとダイナミズムを意識させるものになったことに当時は驚いた記憶があります。一般に好まれる自然体の演奏とは正反対の、ギリシャ彫刻の造形美を追求するかのような演奏は、私には違和感はなく好印象を持ちましたが、今回もその印象は変わらずむしろ強化されたというのが正直なところです。
    メディアの変遷に関しては、LPでは音の粗さに不満を持ち、CDでは音がさらにざらついたように聞こえ失望したのですが、今回は格段に滑らかに(原音に近く?)になりました。強奏部分も音割れがなくクリアなのですが、特に弱奏部分は素晴らしく、奏者の息遣いが聞こえてくるようで全く別録音という感じさえします。2番他についてはEsotericのSACD盤とも比べてみたのですが、一言でいうと、Esotericでは色々な音が聞こえてくるのに対して、EMI-SACDの方はマスとして力が感じられる印象を持ちました。もっとも、若干の好みの差程度ということで、明確な差があるとはとても言えないですね(私の耳では限界です)。どちらも素晴らしい!。
    こうなると、DG盤もEMIのフィルハーモニアとの録音もSACD化を期待したいのですが、カラヤンのシベリウス関連はもう打ち止めなんでしょうか…。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/30

    ハルサイを好んで収集しているが、う〜ん、困った。収録演奏を見るとほとんど持っているのに、ドラティ旧録音は聞いたことがなく、デイヴィス/ロン響はLPしか持っていない。この2曲のために買ってしまうのだろうか…。単発で出ていないものかなぁ。それにしても、30年以上に渡り少しずつ買ってきた収集家にとっては、ちょっとショックの大きな売られ方である。何か少しずつ積み上げる行為を否定されているような…。いやいやハルサイの色々な演奏が簡単に聞けることは素晴らしいこと!年寄りの愚痴としてご容赦のほど。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/02

    昔からよく聞いている録音が多く、懐かしい演奏も多かった。でも、古臭い演奏だと感じることはないし(もちろん、録音の新旧の意味ではない)、豪華ではあるけれども、どなたかが言われていたバカでかいアメリカ(大雑把でケバケバしい?)の印象は私にはない。むしろ、パワー一辺倒でない、ある種、繊細さや聞かせどころを押えた巧さを感じることが結構多い。録音の傾向はRCAの録音よりもSONY(CBS)の方が好みで、RCA録音は音が(場合によっては無神経に)ベッタリ上塗りされたようなトーンに聞こえて、重く感じることが多い。そのせいか、私には本当に音楽としてカラフルに聞こえるのはCBSの演奏である。このCBSの音がオーマンディ・サウンドというところか。いずれにしても、この演奏にこの値段、音楽を楽しむのに何の不満があろうか?!

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/07

     以前出たCDセットも持っている。今でも何の問題もなく聞けるし、今回新たにリマスターされた訳ではなさそうだが、この値段、何かトラブルがあったときのためにもう1セットとなった次第。
     演奏は悪かろうはずはないが、本人が振ったものとクラフトが振ったものでは曲へのアプローチが違うように思う。もっとも、よく言われるように、ストラヴィンスキーは主観重視、それに対してクラフトは客観(スコア)重視という図式を再確認したにすぎない。まぁ、表現者が違えば演奏が違うのは当然だし、セリエル以降の曲についてクラフトが担当したものが多いので特にそう感じるのかもしれない。でも、ここで天邪鬼。クラフトの演奏は彼の徹底したスコア分析だけでなく、ストラヴィンスキーとの綿密な打ち合わせの結果の所産である。案外、ストラヴィンスキーはクラフト流の演奏をしたかったのかも…。いやいや、本当はスコアに書けない主観溢れる演奏がしたかったけど歳のせいで自分で振れなかっただけなんでしょう。それに、後年のクラフトが振った三大バレエを聞いたら本人が振ってくれていてよかったと思う次第(クラフトの演奏もおもしろいには違いないが)。
     それにしても、この値段は安すぎる。旧セットは10倍以上したはず。あっ、これは20年近く聞いた分、原価償却しているということか??

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/05/22

    曲によっては、シモノフの覇気が先走りしてオケが今一歩乗り切れてないようにも感じられるが、オケは結構健闘している。テンポは相対的に早めで、しかもかなり自在である。けれども、それを先の評にあるような「粗さ」とは感じなかった。それは解釈なのだと思う(もっとダサいといわれるくらいやってもよい)。それでも、シモノフが煽ったわりにはオケは紳士的できっちりしてるというところか?個人的にはこの微妙な節度も嫌いではない。
     音が悪いとの評もあったが、私が聴く限りでは、自然なプレゼンスを生かした標準的な録音である。ただ、色々なシステムで聞いてみたが、音量を絞ったり、シスコン、ラジカセで聞くと、もやっとした音に聞こえるのも事実。ゆったりと、大音量で音の塊を感じるように聞くと結構いける。これでこの値段なら、私は満足である。

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