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　2011/11/12

一度発売日が変更となり、予定通り11月2日に入手できた。
商品紹介の欄に9枚組とあるのは間違いで、最初のアナウンス通りの10枚組だ。事前に発表されていたとはいえ、皆がこのコンプリート・ボックスに期待したのは1973年のライブの完全収録だろう。
既発売の20枚組CD-BOXにはちゃんと音が収録されているのだから、映像がないわけではあるまい。
1973年の演奏が完全収録ならば、1991年のクインシー指揮によるギル・エバンスの再演など、VHS、LD、DVDと何度も発売されているのだから不要だったし、現状の1973年が不完全のこのBOXでも不要だと私は思う。
幽霊のようなマイルスの死の直前の映像など、見たくないからだ。
遠い昔にLDの映像を一度見て背筋がゾッとしたので、二度と観ていない。
モントルー後の、『マイルス・アンド・フレンズ』のコンサートは、余裕でかつての仲間との演奏を楽しんでいるようで、何度観ても感動するが・・。
それにしても、映像の美しさには驚かされる。
当時は、まだアナログの撮像管のカメラで、色ズレやレジ・ズレが当たり前の時代だったから、デジタル補正したとはいえ、輪郭も色も鮮明な映像は素晴らしい。

マイルス歿後20年も残すところあと一カ月強となり、まだ企画物は出るのだろうか？
このモントルーの映像BOXは不満が残りながらも、画期的な試みだ。
1980年代の映像はもっともっとある。
次々と世に出して欲しいものだ。

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　2011/07/23

ずっと昔、70年代の後半の事です。マイルスが一時引退していた時期でしたが、そんな時期にＬＰ13枚組の輸入盤が約３万円で発売されたんです。その後、国内盤はずっと安くなって２万円弱でした。普通は国内盤の方が安いのに？と思われるが、この時代は輸入盤は珍しいばかりか、かなり割高でした。今回のこのＢＯＸセットはＣＤになってから発売されたものの再発盤で、ゆっくりと年代ごとに聴くことの楽しみを味わわせてくれます。コレクターのため、またはたんなる記録としてしか意味を持たないことは明白で、アルバム単位で聴くことをお薦めします。オリジナル・アルバム（ＬＰ）を聴きこんで、なおＬＰのＢＯＸセット（輸入盤＆国内盤）、そして、ＣＤの輸入盤セットまで３種類も購入してしまった私が言うのだから、間違いありません。マニアやコレクターにはお薦めです。

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　2009/06/30

音楽の伝道師・マスターへとひたすら歩む孤高の殿下の姿に、ただただ感服しました。個人的には写真集『21 NIGHTS』のようなファンク丸出しの音楽の方が好きですが、３枚も殿下の音楽が聴けることの方が重要です。『MPLSOUND』にジミヘンばりのプレイを期待した私は、若干裏切られた感は否めません。MJが天に召され、1980〜1990年代にヒットチャートを賑わせ楽家として、息の長い活動を望みます。プリンス教万歳！

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　2009/06/30

2005年発売の『EVERLASTING LOVE』から、何と4年の時間が過ぎ去りました。最近は、TVドラマ『Ugry Betty』シリーズ（アメリカではシーズン３のDVD　BOXが今夏に発売予定）でユニークな演技を披露しており、女優業の方が忙しいようだったから、ファンとしては嬉しい新譜の発売です。PB誌にヌードが発表されて以来の元祖・ヴァネッサ・ファンとしては、1980年代後半の受け狙いのダンス音楽から脱皮して、本格的なR＆B・バラード歌手へと進化した1990年代半ば以降のアルバムに感銘を受けています。残念ながら、TV画面上ではお歳を隠せないのは致し方ないとしても、声はますます若々しく、繊細・甘美になってきています。前作に続いてのRob MathesとのコンビネーションもGood！　ワインを傾けながら、しっとりとした大切な人との時間を過ごすときのBGMにはうってつけです。でも、最後にウィルミナの顔が大写しで浮かんでくるのは、私だけでしょうか？　ヴァネッサ・ファンは、女優としての彼女を是非ご覧あれ。お奨めは、近作の『Ugry Betty』、映画なら『Soul Food』です。