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birdy さんのレビュー一覧 

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     2010/04/18

    ’82年の6作目、全米最高位7位とAPPの一番売れたアルバム。誰もが一度は聴いた事のあるM2のアルバム・タイトル曲が大ヒットしたおかげだが、80年代に入り、プログレ色を持つコンセプチュアルな内容にヒット狙いのポップ・ナンバーをプラスし、それが功を奏した一枚。全体的に当時台頭していた包み込む様なAORなフレーバーに仕上げています。APPのジャケのアートワークもほとんどヒプノシスが手掛けてますが、今回もそうで、このカヴァーの目が、その後のアラン・パーソンズ自身のシンボル・マークになったのは有名。ヒットしたM2.10は今聴いてもノスタルジックに胸を打ちます。

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     2010/04/17

    聴いてはみたものの、オリジナルの方が良いかなと正直な感想。少々散漫になった感が有り、出来れば曲順も発表年代順にコンパイルしてほしかったです。でもくるり入門には最高の一枚。5月にこれまでリリースしてきた22枚のシングル・カップリング曲を全曲収録したB面ベスト2枚組『僕の住んでいた街』が出るらしいです。初回定盤のみボートラとして「ノッチ5555」「Bacon&Egg」の2曲も特別収録らしいので、今作とそれを買えばだいたい網羅されるんですかね。で好きになったらオリジナルをどうぞ。

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     2010/04/17

    ’94年作。Banco後期の人気作で、タイトでシャープな尺の短い楽曲構成ですが、全曲通して統一感が有り、曲間の繋がりがうまく処理されていて、ロック・オペラ風緊張感のあるコンセプト・アルバムの様な仕上がりになってます。静と動を巧みに使い分け、伊バンドらしいドラマティックに美しいアレンジは聴きごたえ充分です。

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     2010/04/17

    ’79年Banco黄金期最後の傑作として人気の『春の歌』。伊代表にしてオペラでも見る様な張りのある繊細な歌唱と、芸術的に展開されるアレンジは相変わらず秀逸。プログレ好きにはたまらないシフォニックで荘厳さは胸を突くような美しさが有り、これぞBanco!だが、やはり好きなのは正直このアルバムまでです。この後は例にもれずエレクトリックなポップ寄りにな訳ですが、それならもっといいバンドが他にありますし・・・

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     2010/04/17

    ’97年1st。とかくR&B系などは昨今過剰なマーケティング指向で新人は皆同じに聞えて、この辺のジャンルは嫌いじゃないのに、どれかチョイスして聴くのが億劫になってました。プロモーションもつわものキダー・マッセンバーグで、またイッパヒトカラゲかと思いきや、違いました。作られた新人ではなく無垢な素のまま。R&Bにも基本が有り、その本物を踏襲しつつ流行に左右されず、彼女の持ってるオリジナリティを最大限に活かした仕上がりに、業界の彼女に対する期待の大きさがうかがい知れます。詞や曲全てに彼女が関われてアルバムを出せ、存在感を誇示出来る新人なんて、最近そうそうお目にかかれません。同業者は羨望の眼で見てるんでしょうね。そういう意味で個人的にはこの1stと2ndはずば抜けた作品で、業界に一石を投じた功績は大です。1stにして既にエリケ様です。

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     2010/04/16

    金繰り弾くギター音の中、癖になりそうなメロディー・ラインが綺麗で、ジャケもクールで音のイメージにはまり最高です。全アルバム聴かなきゃダメですか?これ一枚で得した感じなんですけど。

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     2010/04/16

    ただただ美しく感動を覚えます。日本のバンドに聞こえません。この時期世界でやれたね。今のSigur Ros以上になれてたかも?佐藤伸治の世界観はCDに収まりきれないオーラを放っています。名作です。

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     2010/04/16

    ほんといいアルバムです。内容は皆さん色々書いてますから、今更何も言う事ありません。彼らだけの独特の行間は広大な宇宙感があり、日本だけで聴いているのが勿体ないと思う数少ない一枚。天才は短命なんですかねェ?惜しいですね。傑作です。

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     2010/04/16

    ’08年2ndにしてサウンドは洗練され、完成度を上げアングラ脱皮と言ったところです。サウンドとヴォーカルのアンバランスのバランスの妙はそのままに、真部脩一のアレンジ・センス冴えてますよ。ボーカルのヤクシマルエツコも天然じゃなくマジだと思います(笑)。M2「地獄先生」の先生連呼に気が遠くなります(笑)。ほんと、最強のスルメ・バンド登場!

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     2010/04/16

    ん?なんだなんだと言ってる間に聴いってしまいます。よくある学祭バンドと思いきや、3Pの激しく複雑なサウンド、リズム隊良いですよ。それにエツコなるヴォーカルが乗っかるとあら摩訶不思議な世界へ。歌詞も出始めのPlasticsの様な言葉遊びで、それでいてしっかり韻を踏んでそれだけ読むとラップです(笑)。これ車のHD入れます。ドライブに最高そうです。「LOVEずっきゅん」が耳から離れません。

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     2010/04/16

    プロデュースにレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの1st、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『母乳』のガース・リチャードソン。ミックスを手掛けたのはニルヴァーナ『ネヴァー・マインド』のアンディー・ウォレス。を迎えて行われた。ジャケット・アート・ワークはピンク・フロイド作品で有名なストーム・トーガソン(ex ヒプノシス)。これだけで聴くのに充分な情報でしょ(笑)。その期待を裏切らない充実度と完成度でした。轟音ソリッドな中に小気味よいカッティングと、垣間見せる胸を打つ様なエモ・メロ、それらが結構複雑に絡みながら一気に聴かせます。型にはまらない青臭さがまたしみます。最近聴いたアルバムの中で一番スッキリさせてくれた一枚。『Only Revolutions』も聴いてみます。

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     2010/04/16

    Steely Dan の後期を飾る第一弾’76年の5th。今作も割と人気があり支持する人が多い一枚。当時台頭してたクロス・オーバー・フュージョン系サウンド、とりわけラリー・カールトンの占めるフューチャリングが多く聴きやすいでしょう。今作がSteely Danらしいと言う意見が多いのは事実ですが、個人的には彼らの中ではギター色が強くロック・テイストの濃い異色作です。しかし、今までの中では完成度は非常に高い、良い意味で分かりやすい、Steely Dan入門には最適な一枚の印象があります。これを聴いて次作の『Aja』『Gaucho』を聴けばSteely Danの魅力が堪能できます。

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     2010/04/14

    ’89年のVangelisのベスト盤。これはいいですよ。ジャケット・ワークは少々手を抜いてますが(笑)、映画のオリジナル・サウンドトラックのテーマ・タイトルを収録してるだけあって、聴いてると脳裏にあの懐かしい名場面が浮かび、観てるのか聴いてるのか?とてもいい気分になります。まず楽曲がいい!映画を観てる時は気が付かなかったその楽曲の深い広がりに、やはりあの映画はこの曲ありきで流行ったのか、とさへ思えてきます。

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     2010/04/12

    フェイゲン、ベッカーとプロデューサーのゲイリー・カッツのオリジナル3人を核に、他ミュージシャンを全てつわ者スタジオ・ミュージシャンで作った’75年の4th。このアルバムからフェイゲンとベッカーはその都度その曲に最適な演奏者を選択し、ユニット形態の完全無欠のスタジオ・グループに定着。この後の鉄壁なスタジオ・ユニット時代に向け、本作を彼らの前期と後期の分岐点としての重要作。歴史上画期的で前衛的な試みは周知の事実として、アーティストでもなくミュージシャンでもなく、クリエイター・バンドとしての地位を確立。志の高い人はやる事も凄いです。一流のスタジオ・ミュージシャンも快く引き受けるあたり、彼らの音楽に対する真摯な向上心に賛同するんだろうね。おのずと楽曲は言う事なし、完璧です!

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     2010/04/11

    知的で洗練さが増し、ご存じの彼らのR&Bやモダン・ジャズをベースに置いた独自のオリジナル性を確立した74年の3rd。歌詞もより文学的で、彼らのシャープでクールな作風と相まって哲学的ですらあり、この辺りから次元の違う存在感を発揮してます。その後のカリスマ度を高めていったのは言うまでもなく、ただツアー続きで思うような作曲が出来なかったらしく、昔の掘起こしアレンジ物やデューク・エリントンのカヴァーなど入れ、やっと仕上がり全34分(笑)。フェイゲン、ベッカーライナーノーツと日本語訳付で日本盤がお勧めです。

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