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日光仮面 さんのレビュー一覧 

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     2016/05/08

    リヒターやリリングなどで聴きなじんだバッハの教会カンタータだが、BCJによる、まるで曲が今そこで生み出されたばかりのような生気あふれる演奏は、別の意味で魅力的だ。 全巻のSACD/Hybridセットが10万円で発売された時に、ほとんど注文しようと思ったのだが、置き場所を取るので我慢した。今回購入したコンパクトな輸入盤は、財布にもスペースにも優しいし、付属の2冊の英独仏のパンフレットも必要十分だ。なお、パンフレットに記されたデータによると、1995年から2013年の19年間に録音されたもので、2003年までは16-20bit/44.1kHzのステレオ録音で、それ以降は24bit/44.1-88.2kHz(55枚目だけは24bit/96kHz)のサラウンド録音となっており、DSD録音はなされていない。今回、初期の録音もSACDでリマスターしてあり、SACD層で初期(16/44.1)と最後の録音(24/96)を聴き比べてみたが音質に違いはなく、いずれも高水準にある。SACD層とCD層では前者のほうが音は自然で柔らかだが、普通の意味ではCDでも充分に良い音だと思う。

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     2015/07/07

    様々なピアニスト・指揮者・オーケストラの組み合わせのベートーヴェン・ピアノ協奏曲第4番の中で、アラウのこの演奏は、私にとって原点であり、これを超える演奏を聴いたことがない。
    1〜5番のセット(PHILIPS輸入盤)で聴いているが、4番は、その中でも深さと柔らかさにおいて突出している。録音も演奏の特質を良く捉えている。

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     2015/07/02

    ピレスのモーツァルト・ピアノソナタ全集(グラモフォン録音)が余りに素晴らしかったので、このCDも期待して購入しました。

    K. 595もK.466のどちらも充分に水準以上の演奏で、楽しめていますが、ピアノソナタ全集で内田光子を凌駕したのに比べると、こちらでは内田と同程度か、それには少し及ばないという感じです。しなやかさよりも力強さがまさった演奏と思います。ライブでの聴衆雑音を嫌ってのオンマイクなのが影響しているのかもしれません。
    また、ピアノの音の録り方としてはフィリップスの内田光子・テイトのほうが自然な響きで好ましいです。

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     2014/07/22

    武満徹ファンのつもりでいたのだが、このアルバムの存在を発売後約6年間知らずにいたのは不覚だった。2014.7.19の鹿児島・霧島神宮での霧島国際音楽祭・かがり火コンサートで、林美智子・大萩康司の演奏で聴いて感動して、すぐにCDを買い求めた。石川セリの1995年の「翼」と同じく、気合が入った多彩なアレンジが素晴らしく、飽きない。ポップソングなのだからポップシンガーのほうが良いと思っていたが(晋友会合唱団は別)、この林美智子のアルバムはオペラ歌手っぽくなくて、武満の音楽が本当に好きな(そしてちょっと歌の上手い)女性が楽しんで歌っているというところが好きだ。丁寧に作られたジャケットも含めて、作り手の想いが伝わってくる作品だ。
    ★★★★★にしなかったのは、ちょっとハスキーっぽい声と、微妙な音程感がわずかに気になるため。

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     2012/11/06

    寺神戸亮は録音でしか聴いたことがないが、現代の日本のヴァイオリン演奏者の中では独特の位置を占める奏者で、非常に強い意志で演奏をする、しかしエキセントリックではなく、何度でも聴きたくなるアーティストだ。
    ビーバーのヴァイオリン・ソナタ集でこの人に魅了されていたが、「シャコンヌへの道」は聞き逃していた。
    バッハのBMW1004(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番)のシャコンヌ(チャッコーナとドイツ語読みで書いているところも、こだわりか?)が、幾多の先人たちの業績の上に立つ作品であることを、実際の演奏で解説している。それだけならば、単なるオタク的演奏ということになるのだろうが、ヴェストホフやビゼンデルなどの初めて聞く作曲家の隠れた名作を活き活きと演奏することで、バッハがその延長上にあることを納得させてくれる。
    寺神戸ファンは元より、バッハ好きにとってもお薦めの1枚だ。

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     2012/02/05

    マウエルスベルガーとドレスデン十字架教会合唱団のシュッツといえば、LP時代に独ARCHIVから出ていた「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」が思い出される。今でも時々LPで聴くこともあるが、最近は(このセットには入っていないが)同じBERLIN Classicsから出ているCDで聴くことが多くなった。LPとCDの微妙な音の違いはあるものの、どちらも充分に音楽として楽しめるレベルに達している。もっとも、シュッツの深く哀しい音楽に「楽しめる」という表現は相応しくないかもしれない。

    このセットを購入して数回聴き終えたのでレビューすることにしたが、まず、これだけの内容・水準の演奏を録音に残したマウエルスベルガーとドイツ・シャルプラッテン、それを安価で高音質のCDセットとして発売してくれたBERLIN Classics (edel CLASSICS)に敬意を表する。

    高い水準の合唱団が、自分たちのレパートリーとして歌い込んでおり、どの曲も引き込まれてしまう演奏だ。

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     2011/03/03

    個人的には、11-12枚目に入っているシュッツ/ダヴィデ詩篇 ベルニウス&シュツットガルト室内合唱団が聴きたくて買いましたが、この演奏・録音は期待通りのものでした。
    まだ20枚ほどしか聴いていませんが、どれも録音の水準は非常に高いです。演奏については好みと一致するかどうかで評価が分かれるのでしょうが(たとえば1-2枚目のキルヒホーフのバッハ・リュート作品はもうちょっとア・テンポで弾いて欲しいとか)、客観的にみれば演奏水準も非常に高い、粒ぞろいのCDだと思います。
    最後(60枚目)のヘンデル/水上の音楽 ジーン・ラモン&ターフェルムジーク・バロック管弦楽団も、とても活き活きとした名演です。
    30枚程度ならば一気に聴い通す気力がありますが、60枚はちょっと多すぎるというのが、贅沢な悩み。

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     2011/02/25

    イイノホールでのDENON録音全集は愛聴盤ですが、1枚だけ持っているDG録音(Mozart 3D Collection)のKV310, 311, 475, 457が演奏・録音共に素晴らしいので、DG録音の廉価BOXセットが出たのを契機に購入しました。
    若き日のDENON録音は透明・フレッシュでありながらもモーツァルトの本質に迫る好演でしたが、この全集のほうは、同じ人の演奏であるのは間違いなくて、前回と非常に類似した表現の曲もあるのですが、特に後期の作品については本当に深く思索された進化かつ深化した演奏で、録音もそれに呼応して低域の深みや適度の響きがあって、引きこまれます。飽きのこない演奏で、お薦めです。

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