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高橋川流 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/08

    ジョージ・セルは来日の時以来のファンです。田舎暮らしの学生でしたから、演奏会には出向けず専らFMとNHKテレビで聞くだけでしたが、どちらもちゃちなテープレコーダーに録音して何回も何回も聞きました。そして遂に、LPレコードに手を伸ばすに及んでライブとの違いに愕然としたことを覚えています。そのような体験を再度味わったのでレビューします。何と韓国のソニー製作のセル・エディションが発売になって、なかなか手に入らないものを含まれているということで早速購入しました。私はそもそも全部を通して聞く趣味はなく、折に触れて聞いてきたのですが、実は単発発売のものと聞き比べるのが目的ではありませんが、ベト9を聞きました。すると、なんと韓国製(敢えて言います)の低弦が団子状に聞こえてくるのに驚き、米国製の法を聞き直しますとしっかり締まった音色になっています。CD化の段階でのポリシーや技術の違いを感じました。しかし、4楽章に関しては韓国製もさほど違和感を感じなかったのは何でしょう。それから、紙ジャケットの問題を。本で言うと背の部分に通し番号が記されていますが、小さすぎて読みづらい(老人にはなおさら)。耳や装置の問題を考慮して、音色に関してはマイナスなし。ジャケットに関してだけマイナス1。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/09/06

    2006年に発売になった当CDを数年前に購入したのですが、つよしくんが指摘したような音質に関する不満をもちました。音質と言っても音がひどいとか、聞くに耐えないというような類のことではなく、前ご指摘のようにオケと独奏とのバランスなのでしょう。あるいは、私見では音量レヴェルの問題なのではないかと思ったものです。この協奏曲の組み合わせは既に多くのヴァイオリニストが録音していますが、チャイコフスキーの出だしがこんなにピアニッシモなのは初めて(私には)でしたので、思わずアンプのヴォリュームを回したほどです。しかし、単に音量レヴェルの問題なら、再生側で調整はできるものの、全体にしっくりこないのです。ネットでみる庄司さんはもっと情熱的だったのにと思ったりもします。セッション録音で萎縮したのかとも思いました。さらに勘ぐれば、指揮者が妹のキョンファさんに肩入れして、程度を落としたのかなどと余計なことも考えたほどです。しかし、SHMになって格段に良くなりました。これほど違うものかと、つよしさんの意見に賛同します。ただ、つよしさんのレビューは2011年なのに、すでにSHMを手にしたような書き方をしているのはなぜでしょうか。ちょっと疑問です。(あるいはその時すでにSHMが発売されていて、今回は二度目なのでしょうか)

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/04

    ムローヴァの演奏は初めてです。古楽器の奏法にする前に関しては聞いたことがないので比較は出来ません。ただ、この度の録音は奏法だけでなく、バロック時代の「編曲」に積極的に挑んだ成果のようです。チェンバロと指揮を担当したダントーネ(この人も初めて)は、置かれた状況で演奏者や楽器に合わせて編曲するのは普通に行われていた事だとして、この録音に取り組んだようです。1曲目の冒頭の音から、とても生き生きとした演奏と受け止めました。録音場所は、イタリアのサラ・オリアーニとありますが、私はイタリアには不案内なのでよく分かりませんが、とてもよく響く場所のようです。ムローヴァの積極的取り組みがよく現れている演奏だと思います。予約してずっと待った甲斐がありました。

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     2013/01/26

    私がこの曲を初めて聴いたのは、だいぶ前になるがFM放送での実況録音の演奏だった。ウイーン・フィルやベルリン・フィルの主席奏者たちのセッションだったように覚えている。ピアノは日本人の花房さん。このピアノの響きがこびりついているのでフォルテ・ピアノはどうも壊れたピアノ(失礼)のようでしっくりこない。やはりこれは好みの問題か。小林秀雄か誰かのエピソードで、それこそ錚々たるメンバーが集まったときに、レコードをかける事になって、その中の一人が「名人で聴かせてくれ」と言ったとか。FMで聴いたのはまさに名人たちの集まり。同じメンバーのCDがあればきっとそちらを買っていたかも知れない。もちろん、インマゼールの演奏がまずいわけではないが。

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     2012/07/12

    第9をこんなにじっくりと聴いたのは久しぶりのこと。元々、LPで聴いていたので新しい経験ではないが、スクラッチノイズとか3楽章の途中で盤をひっくり返す手間から解放されただけでも嬉しいのに、この新たな感動はなんだろう。録音は新しくないが、バランスのとれた本当に素晴らしい演奏だと思う。その3楽章のアダージョの美しさ、ベルリンフィルの弦の奏でる曲想はたとえようもない。そもそもこの演奏は、フィッシャー=ディースカウを聴きたくて買ったが、説教臭いとか何とかいう人もいるが、とにかく歌はことばです。Freude(喜び)が伝わってくる。歌手陣、合唱とも秀逸。フリッチャイ、すばらしい。多くの人がレビューを書いているが、あえて蛇足を。

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     2012/02/24

    NHKのブックレビュー番組で、フルーティストの山形由美さんご推薦の本でした。是非読んでみたい。星4つは、未読のため慎みをもって。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/23

    これはすてきなCDです。とくに「角笛」は、これまでシュバルツコップ、セルの組み合わせのLPを愛聴してきました。最近では、ボニーとゲルネにシャイーが指揮をしたCDを聴きましたが、前者には届きません。僕にとって「角笛」のスタンダードはセル盤です。そこへこのバレンボイム盤、いやディースカウの全曲盤と言いたい、を聴いてこれを待っていたという気持ちになりました。セルの指揮では楷書体といった感じの歌唱(44歳)でしたが、こちらはディースカウが64歳の時の録音になるが、遊びも見られ、自在に歌っている様子が聞き取れます。晩年、失礼、引退間近の無理しているような発声はなく、実に楽しく聴ける演奏です。「さすらう」の方は、フルトベングラー指揮(26歳の時の歌唱)、クーベリック指揮(43歳)と聴き比べることが出来ます。それにしても、演奏家として長い間第一線で活躍してきたことに驚きを感じます。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/07

    2枚組でこの価格。思わず注文してしまいました。もちろんそれだけでなく、メータとイスラエル・フィルの組み合わせを一度聴いてみようと思ったのも動機です。さて、針を置いてみて(LP時代の名残)、まずこの音量(レベル)と推進力驚きました。しかし、決して速いというわけでもなさそうで、手許にあるものだけで調べてみると、最晩年のジョージ・セルは49分57秒、サイモン・ラトルが57分43秒でしたので、メータの52分10秒はその中間ということになります。シューマンの言う「天国的な長さ」の「天国的」とは何だったのかと考えさせられます。全曲聴き終えて、さてメータ盤をどう評価すべきか。どうも、シューベルトをどう思っていたかという、自分のうちにある前提と引き比べなければならないのかなと逡巡します。改めてセルを聴きながらそんなことを思った次第です。そして、やっぱりセルが良いと再認識しました。評価は、迷った分減点してあります。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/03

    チャイコフスキーの方は、録音のレベルのせいでしょう、おとなしめの再生音でしかないのが残念。それに、ミルシテインの美音にはメンデルスゾーンの方が合っているような気がします。小生の興味は、アバドとウイーンフィルにもあって購入した次第です。良かったと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/09

    天国で奏でられるのはバッハよりもモーツアルトだといったのは、スイスの高名は神学者バルトだった。その中でも、私はこの二人の組み合わせが真っ先に鳴り渡るような気がする。美音と言われるグリュミオーと、これまた惜しくもこれからという時期に天国に行ってしまったクリーン。もっと、注目されてもいいのにと思うが、誰もレビューを書いていないので名乗りを上げました。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/12

    この演奏、LP時代から聴いてきた者ですが、歳を重ねるにつれてますます集中して聴けるようになりました。特に、15番はいいですね。3楽章を聴くだけでもその価値はあります。「病が癒された後の神への感謝・リディア調で」と書かれているこの楽章は、モルト・アダージョ、アンダンテと繰り返し奏されますが、スメタナ四重奏団はじつにしみじみと歌います。コラールふうの主題がまさに、神への感謝を表しているかのようです。何度聞いても素晴らしい。これだけ聞き込むと、楽譜は見ていませんが、アルバンベルク四重奏団を聴くとなんとなく違和感を感じるな。どちらが楽譜に忠実なのかは分かりませんが、僕は1分間もゆったり演奏するスメタナを採ります。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/08

    これはマイベスト。初めて聴いたマーラーなので、他と比べてどうのと言うのではない。とにかく、楽しめる演奏だ。指揮者がいい。ソプラノもバリトンも最高。これは、僕の中ではスタンダードになってしまった。シャイー指揮のコンセトヘボーでボニー、ゲルネの演奏を聴いても、常に前者の印象がつきまとう。ボニーもどことなくシュヴァルツコップを思わせるところがある。バリトンは変幻自在のF=ディースカウ(この時期の声はとてもいい)を聴いてしまうと、ゲルネはちょっと気張りすぎと感じてしまう。シャイー版ではテナーで歌われる曲もあるが、これはちょっと面白いかも。ともあれ、セル版はいい。僕はこれをLPで大切にして聴いている。リマスターしたらしいので、まずはウイッシュリストに入れることにしよう。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/02

    買って良かったCDです。最初にタイトルのコラールが演奏されますが、清潔な演奏だと感じました。ドイツの教会音楽らしく子音をはっきりと発音して、ことばを大切にしているのがよく分かります。指揮者もオルガニストも教会音楽を専門に学んだ人たちのようです。
    バッハのオルガン曲も、シュバイツァーの提唱するようにコラールの合唱とそのコラールにつけた変奏をオルガンでという演奏方法(H・リリンクも踏襲)がありますが、これを一部取り入れているのも好感が持てます。
    録音も秀逸。とにかく、価値ある買い物でした。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/10

    ビオンディ&エウローパ・ガランテの名前と演奏は、早朝のNHK・FMでときどき磯山雅さんが紹介していたので、ちいさなラジオで聴いてはいた。このたび予約注文したCDがやっと届いたので、「四季」から聴いてみた。期待以上だった。録音はすでに10年は経過したものだが、すぐれたものだと思う。演奏は聞き慣れた「四季」とはひと味違うが、違和感なく聴くことができた。4枚組でこの価格ならお買い得と言える。また、今更ながら古楽器演奏の楽しさを知ることもできた。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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