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opkectp さんのレビュー一覧 

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     2010/08/16

    以前、アルテ・ノヴァのロシア未来派CDをマイナス評価しましたが、
    このCDは「こんな内容だったらな」という要望を満たしてくれるものでした。

    1枚目は、アブラーモフが当時行ったサイレンコンサートの再現、クルチョーニフの「太陽の制服」からの抜粋などを中心に、未来派詩人の詩やマニュフェストの朗唱が収められています。

    2枚目は、当時の歴史的録音が入っています。有名なモゾロフの「鉄工場」のほか、音楽辞典にしか載っていないメイトゥスの「ドニエプル発電所」を聴くことができます。


    ロシア・アヴァンギャルドの貴重な音の記録です。値段は結構しますが、
    騒音好き、アヴァンギャルド芸術好きなら必携でしょう。

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     2009/10/18

    モゾロフ、ロースラヴェッツ以外の選曲が不味すぎます。
    グネシンやゲディケの曲は明らかに19世紀的なアカデミズムなので、これを未来派の括りにしてしまうのには抵抗があります。作品としても面白くありません。
    ルリエ、ヴィシネグラツキ―などの作曲家や、「太陽の征服」みたいな未来派オペラなど、他に取り上げるべく題材はたくさんあると思うのですが…。
    ロシア未来派の偶像破壊的なところに魅力を感じる人には満足できない内容です。

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     2009/10/13

    往年のハリウッド映画の甘美な旋律に、怪しげな音色のテルミンの絡みが面白い、傑作映画音楽です。
    演奏も豪華で聴き応えあるものになっています。唯一の難点は、少々お値段がはることです。よほどのテルミン好きか、ローザあるいはヒッチコック好きでなければおいそれとは手が出せない値段です。

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     2009/10/13

    わりあい高名な作曲家によるプレイヤー・ピアノのためのオリジナル作品を集めたCDです。
    このCDの登場によって、ストラヴィンスキーやヒンデミットの作品カタログで欠けていた自動ピアノのための曲が充足されます。
    どれも面白いですが、中でもハースという作曲家がこの楽器に通じていたようで、人体では再現不可能な高速打鍵を効果的に使って作曲しています。
    曲目リストには載っていませんが、ラストにアンタイルの「バレエ・メカニック」が収録されています。この曲だけ2台のプレイヤー・ピアノを同期させて演奏しています。

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     2009/10/13

    ブラッハーの主要曲が3曲入っています。
    特に1曲目の「コンツェルタンテ・ムジーク」は20世紀の傑作だと思います。この曲を聴いてから、一気にブラッハーに魅了されてしまいました。オケの演奏会のオープニング・レパートリーに最適だと思います。
    この曲は他にもたくさんCDが出ており、演奏だけだとアシュケナージ指揮のONDINE盤がより爽快で好みなのですが、このCDは他の2曲(パガニーニの主題による変奏曲、ピアノ協奏曲第2番)も彼の代表曲なので、ファーストチョイスとしてお薦めします。
    他の現代音楽ではあまり味わえない、音楽本来の楽しさが感じられる作品集です。強く推します。

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     2009/10/11

    ディーペンブロックは近代オランダを代表する作曲家だそうです。
    生年はドビュッシーと同年ですが、作風はワーグナーやマーラーに印象主義を加味したような感じで、ほぼリアルタイムでドビュッシーを消化したところはやはり同年生まれのディーリアスと同じく敬服させられます。
    本CDは、もともとchandosから発売されていた2枚を1セットにしたものらしく、この値段で知られざる佳作を聴けるのはありがたいです。

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     2009/10/03

    曲目が全く違っているので、書いておきます。
    1.花火と世俗的なワルツ(3曲)、2.黄金の鳥、3.ソナタ第2番「エアプレーン」、4.ソナタ第4番「ジャズソナタ」、5.メカニズム、6.ソナタ第3番「機械の死」、7.(小さな)シミ―、8.野蛮なソナタ、9.ソナタ第5番、10.ラジオのためのソナティナ、11.ソナティナ1932年 

    アンタイルの機械主義時代のピアノ作品が網羅されています。当時ストラヴィンスキーの次に頭角をあらわすと言われていたアンタイルの急進的な作風をこのCDでうかがい知ることができます。
    余談ですが、彼の代表作「バレエ・メカニック」のDVDが出ているらしいので、HMVさんでも扱って欲しいです。

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     2009/10/03

    演奏云々ではなく、ノイズが多いので正直聞き苦しいです。
    「失われた週末」は交響組曲と銘打ってありますが、映画の各シーンから音楽を切り取ってきたような雑な編集で(曲頭が強引にフェイド・インで始まったり、曲終りが唐突に切れたり)、聴いてて興がそがれます。
    併録の「blood on the sun」の方が音は聴きやすいです。
    「失われた週末」目当ての方は、鑑賞用というより、テルミンが使われた映画音楽の資料的なCDと思った方がいいかもしれません。

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     2009/10/02

    ヒンデミットの「行きと帰り」目当てで購入しました。
    ヒンデミットの他のオペラを全て出しているwergoでも何故か扱われていないので、唯一のCD音源かもしれません。
    途中で劇の進行がフィードバックしていくという、ナンセンスな内容で、音楽もなかなか諧謔的で楽しめます。
    歌詞はドイツ語ではなく英語です。別に原典至上主義ではないですが、少し残念に感じました。
    メノッテイ、ダグラス・ムーアというカップリングも良いと思います。

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     2009/10/02

    収録曲は、「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」序曲、「リア王」序曲、交響曲ハ長調 です。
    2つの序曲は今まで見たことがなかったので、CDでは初ではないでしょうか。両曲とも若書きの作品なのでそれほど面白くはないですが、資料的価値は非常に高いかと思われます。

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     2009/10/01

    まず1曲目は飛ばして、2曲目から聴くことをお薦めします。
    ケージの偶然性の音楽は、実際に演奏を見るならともかく、CDで音だけ聴くのは辛く、非常に不毛なものを購入した気になります。
    実は1曲目だけ聴き、はずれと思って捨ておいていたのですが、久々に聴いてみたら2曲目以降はリズミカルで面白かったです。
    それにしても、ケージの打楽器作品全集を目指す当レーベルと、コシチュ、アマディンダの面々には頭が下がります。ぜひコンプリートを達成してほしい!

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     2009/08/06

    クシェネックの出世作であり、代表作とされる歌劇「ジョニーは演奏する」の全曲盤です。作曲者自作のシナリオが相当荒唐無稽で、当時は大当たりしたそうですがすぐに廃れたそうです。
    音楽的には、ジャズのイディオムを取り入れた「時事オペラ」というジャンルにカテゴライズされますが、有名なガーシュウインの「ポーギーとべス」に比べると、ジャズ的な要素の生硬な感じは否めません。
    しかし、カーチェイスがあったり、男女の諍いに汽車が突っ込んできたりと話の展開が面白く、音楽もそれをよく表現しています。
    特にCDの2枚目の後半の盛り上がりはスリリングで面白いです。
    ワイルの「三文オペラ」や1920年代の文化風俗に興味がある方にはお薦めです。

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     2009/07/20

    15年くらい前に、ブーレーズ盤を購入しました。その当時は「イオニザシオン」が目当てで他の曲は汚い音にしか感じませんでした。
    最近になって、その下品な管楽器の音色が無性に聴きたくなることがあります。慣れですかね?アルカナが特に聴きたくなります。
    個人的にはシャイー盤の方が肉感的で好みです。これだけの作品を網羅してくれているのも嬉しいですね。

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     2009/06/30

    手ごろな値段でシュトックハウゼンの「少年の歌」が入手でき、うれしい限りです。
    この曲はシュトックハウゼン・レーベルのCDに収録されていますが、異常に高くて手が出せませんでした。
    50年以上も前のテクノロジーで作曲されたとは思えない、今聞いても全くチープに感じさせないのは驚きです。最初期の電子音楽というだけではなく、純粋に音楽として鑑賞に耐え得る傑作だと思います。
    併録もシェフェール、アンリ、ヴァレーズ、クセナキスと充実しています。電子音楽やミュージック・コンクレートを知るための入門として最適です。

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     2009/06/29

    ストラヴィンスキーの三大バレエが好きな方にお薦めしたいのがこのバレエカンタータ「結婚」です。
    声楽に、4台のピアノとパーカッション・アンサンブルが伴奏するというユニークな編成で、初期の原始的な作風で描かれています。
    特にこのCDでは、上記の編成による1923年版とともに管楽アンサンブルが伴奏する珍しい1917年版の2つのバージョンが併録されていて、音色の違いを聴き比べることもできます。
    演奏面でも、ピアノでゾルターン・コシチュが参加していたりとかなり豪華で信頼できるものです。
    因みにブックレットにきちんとキリル文字でロシア語のテキストが載っています。

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