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TASSY さんのレビュー一覧 

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/02/25

    この曲は多様な演奏効果をあげることがが可能ですが、やや聞き飽きた感があります。そこへ現れたのがコパチンスカヤ。思わぬところでの緩急・強弱。聞こえるか聞こえないかのピアニッシモから、目にも留まらぬ?超高速パッセージまで、曲のイメージを一新してしまう演奏です。オーケストラと合わせるのも容易ではないと思うのですが、クルレンツィス・ムジカエテルナとの呼吸もピタリで一聴一驚です。ヤン・ティエンワ(NAXOS DVD)の第3楽章にも感心しましたが、コパチンスカヤは全楽章とも、とても聞き流すわけにはまいりません。私にとっては驚異の演奏です。カンタータ結婚も素晴らしい。録音の良さにも助けられ、満足・満足。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/18

    ノルマを聴くたびに、カラスとの比較で失望してしまうことが多く、満足できるのはスリオティスくらいですが、チェドリンスの歌唱はカラスとの比較など不要で、まさにチェドリンスの世界に引き込まれます。更に映像に見るチェドリンスは、容姿・風貌・演技・表情ともに高貴で批判の余地がありません。ガナッシも万全なアダルジーザでもあり、チェドリンス・ガナッシには全曲を通じて魅了され続きました。文句なしの満点。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/01

    たしかに素晴らしい演奏であることは認めます。ただ 器楽演奏の愛好家としては、すべての演奏が単音であることに物足りなさを覚え、残念に思います。マイスキーがチェロ用に編曲したものも単音です。重音の美しさを交えてくれたら更に聴き応えがあったと私には思えます。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/09/01

    この盤でヤン・ティエンワのサラサーテの管弦楽伴奏のヴァイオリン曲集は終了でしょう。サラサーテ集全般についての感想を述べます。サラサーテといえばテクニックを振りかざしての演奏が多くありますが、ヤン・ティエンワは違います。美しく歌うのです。ピアニッシモの使い方も絶妙です。上品な名演です。CD8枚に及ぶサラサーテのヴァイオリン曲集を録音したからと言って。彼女をサラサーテ弾きというのは当たりません。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(DVD)でのテクニックの冴えと表現力には驚きです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/08/31

    十全のテクニックをもって、自信満々の演奏と聴きました。ヴァイオリン演奏はこうでなくてはと思われる方もおられるでしょう。ただ私には歌心の不足の故に心に沁みることは最後までありませんでした。これは彼女の個性・感性なのでしょう。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2015/08/28

    札幌交響楽団の第2ヴァイオリン首席奏者ということで、あまり期待はしていませんでしたが、最近演奏されることの少ない小品の演奏を聴いてみたく購入しました。技術的に優れている上に、豊かな表現力で、ツィガーヌは勿論パガニーニ・メンデルスゾーン・サラサーテ・シューベルト・クライスラー・・なんと素晴らしい演奏でしょう。高名な演奏家ではないヴァイオリニストにも、優れた演奏家がいるものです。音量を上げる程、大森潤子の冴え・美しさ・素晴らしさが浮かび上がってきます。感心し 堪能しました。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/07/30

    Blu-spec CD 2 はどれ程音質改善に貢献するのかと期待を込めて買ってみました。結果は惨憺たるもので、アヴェ・マリアや歌の翼になど、ヴァイオリンの高音がキンキン刺激的に鳴り響き、とても聴くに耐えません。リマスターの結果を聴いて確かめた上での発売とは思えません。CD Playerではなく、Blu-Ray Playerで聴いても結果は変わりません。米RCA VICTOR GOLD SEAL 09026-60928 の通常のCD盤のほうが、余程聴きやすいのです。BSCD2 は買うに値しないと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/07/05

    米RCA盤は音質が貧しく、聴くのがつらかった。24bitマスタリングで見違えるような音になったと聞いて購入。音の良化で演奏に没入でき大満足です。技巧の誇示とは無縁の、まことに厳しい真摯で孤高の演奏です。恣意の解釈は見られず、インテンポで、まさにバッハの無伴奏。ハイフェッツのヴィブラートは美しく、音楽表現のひとつの武器であるヴィブラートを使わない現今はやりの演奏からは聴くことができない超絶の演奏と、私は思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/24

    演奏については言い古されていますので、録音について一言。カラス・コレッリのCD化はなかなかされず、フィリッペスキとの盤だけ盛んにCD化されていました。ようやく東芝EMIのHS-2088リマスターCDが出たので買いましたが、音質が駄目で、次に英EMIのARTリマスターCDを買いましたが、いずれも音質に不満。原テープに異状でもあって、CD化しにくかったのかなどとと思いました。音質は靄がかかったようで、全く鮮明な音ではないのです。このSACDを買うには、期待と不安がありました。2014年オリジナル・マスターからのリマスターが期待。不安は録音後54年も経っているので、オリジナル・テープの劣化です。結果は見事でクリアーな音質となり、輝くばかりです。カラスは1958年以降下り坂と言われていますが、このSACDを聴く限り絶好調で、1955年のデル・モナコ シミオナートとのライヴや、1954年のフィリッペスキとのノルマよりも私は断然高く評価します。コレッリが聴けるのもその理由のひとつです。ハイブリッドですが、CDモードは聴いておりません。2014年のリマスターすべてがよいかというと、例えばカラス/ヴェルディのヒロイン達(第1集)のSACDとEMI時代のCDは、良くなったとはいえ、ノルマ 程の差はありませんでした。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/11/22

    神尾の演奏は、激しい表現力が活きていて、とても良いと思います。静かな曲にも山場を作りますし、技巧的な曲を弾いても、素晴らしいテクニシャンです。音も良いのですが、このCDはヴァイオリン小品集であって、ピアノとヴァイオリンのためのソナタではないのです。ヴァイオリンが弱音で奏でているとき、あるいは難技巧の聞かせどころで、ピアノの音にヴァイオリンがかき消されてしまうのが残念です。昔のハイフェッツの小品では、このような瑕疵はなく、ヴァイオリン演奏の全てが聞き取れたものです。神尾の全てが聴きたかった。ところで バッジーニの妖精の踊り 神尾もハンスリップも聞きものですが・・プシホダのヴァイオリンの技巧のすごさは驚愕です。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/22

    爽快・快速・快演 まさに快の字があてはまる演奏です。私は音楽史や楽器の進歩の歴史への関心よりも、感動を求める者ですが、ストラヴィンスキーの時代から現在までの楽器の進歩の大きさを強く感じました。管楽器・打楽器が今の楽器であったらどんなに素晴らしい演奏になったことだろうと思う次第です。とは言え それではロト&レ・シエクルではなくなってしまいますね。これはこれで立派な演奏です。

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     2014/09/22

    オーケストラ演奏の立派さに耳をそばだてました。Violin演奏は、強弱による表情付けはあるものの、テンポは終始殆ど変わりません。即興性は感じられず器楽演奏の楽しさも少ない。Violinの王道を行くのでしょうが、王道で聴く者を感動させるのは極く稀で、フェルシュトマンには無理でしょう。第1楽章のカデンツァも魅力ありません。ロマンスも同様で、チョン・キョンファのようには惹かれません。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/07/14

    期待していました。ネトレプコは期待通りで強靭な声と歌唱は見事です。バリトン役のドミンゴはバリトンの声域をカバーできるので起用されたのでしょうが、声が軽く、バリトン然とした歌手を選ぶべきだったでしょう。カリニャーニの指揮は歌唱のバックになると極端に音量を落とし、歌唱を引き立てたつもりでしょうが、カバリエ・ドミンゴ(テノール)・ミルンズを起用した若かりしレヴァイン〈1972年録音・EMI)の活気に満ちたオーケストラに比し、なんとも見劣りがします。またアリアやデュエットの後の拍手がいちいち何十回も録音されているのは、映像ならともかくCDでの演奏会形式の最大の弱点でしょう。これらが期待に応えてくれなかったので残念です。ネトレプコの椿姫以外のヴェルディ・オペラへの期待、大です。

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     2014/06/09

    サラサーテの作品集で知ることとなったヤン・ティエンワの演奏する姿でも見てみるか といった軽い気持ちでDVDを購入しました。そして天を仰ぎました。
    チャイコフスキー・ブラームス・イザイ・バッハ。すべてが素晴らしい演奏です。
    中でもヴァイオリンの演奏効果の高いチャイコフスキーを例にとりますと、緩急・強弱の表情のつけかた 美しいヴァイオリンの音色 そして並外れたテクニック。彼女に備わった他の誰にもない何か特別の才能といえばよいのでしょうか。飽きる程聴いたこの曲の演奏の中で、これほど惹き付けられたことはありません。この曲は技巧一筋の演奏でも聴かせるし、ロシア的な?演奏もありますが、全てを超越したヤン・ティエンワの魅力。
    第1楽章終了での拍手も頷けますし第2楽章の抒情の表現力・驚くべき第3楽章。サラサーテの演奏では聴けなかった彼女がここに居ます。この盤に出会えて幸せです。これからの彼女の録音には目が離せなくなりました。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/03/13

    2004年から始まったヤン・ティエンワ(楊天堝)のサラサーテ作品集は、2012年の本盤で完了ではないかと思います。ピアノ伴奏曲4CD(49曲)・オーケストラ伴奏曲4CD(31曲)の8CD(80曲)。まとめて一言。
    始めの頃こそ、サラサーテを演奏するなら、速い運弓が不足で残念と思う部分・やゝ たどたどしい部分もありましたが、回を重ねる毎にその不満は小さくなり、美しいヴァイオリンの音色と上品なサラサーテとして仕上がったのです。サラサーテと言えば、技巧の勝った演奏と決め付けられないと知りました。初見の曲も数多くあり、珍しい偉業と言ってよいでしょう。

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