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ot さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/02/03

    昭和から平成に移りかわる頃の話。TVのチャンネルを回していた時、偶然映ったNHKの単発ドラマの終末部で使われていた音楽を聴いて、その原初的な力強さに衝撃を受けた。ドラマには田中裕子が出演していたと記憶している。樹木の映像をバックに流れたテロップを見て、急いで曲名と作曲家名をメモした。秋葉原の石丸電気に出向いて輸入LPコーナーを漁り、見覚えのあったジャケットのアルバムを購入した。それがこの「ARBOS」だ。まさに歴史に残る作曲家とアルバム。名盤だ。
    それにしても、このレーベルの企画力はいつも素晴らしい。ジャケットデザインもシンプルかつノーブルで、購入者の想像力をかき立て、曲や演奏者の格すら高めている。手に触れると紙質も良い。敏腕プロデューサーと凄腕デザイナー、上質の演奏家たちの贅沢な饗宴の数々。いい仕事とはこういう仕事のことだ。

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     2016/11/29

    メンデルスゾーンについては他の皆さん方のレビューに熱く共感いたします。しかし私が特筆したいのはクープラン/ミヨー編「序奏とアレグロ(サルタンの妃)」です。余白埋めのオマケ演奏…などとナメてかかったら、さぁ大変。クープラン&ミヨーが、マーラーと肩を並べた!いや、超えた!?でもこれはきっと、ミトロプーロス&マーラー連合が、クープラン&ミヨーのスコアに憑依した奇跡の名演なのだ。比較のために購入したモントゥー盤では奇跡は起きていなかった。(同編曲の録音は他にあるのかな?)サルタン妃がミトロプーロスの放つ劫火に焼かれ、懊悩する!!隠れた超悶絶名盤!

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     2014/02/06

    「どうせ、ルグランの演奏なんて…」とバカにしながらも、物珍しさで購入した。このデュリュフレは、フルオーケストラによる「壮大な音のドラマ」といった趣で秀逸だ。ともすれば室内的で繊細な演奏となりがちなこの曲から、このようなドラマを引き出すルグランの演奏には脱帽した。「主イエズス・キリスト」は何度聞いても背筋がゾクゾクする。すっかり愛聴盤になってしまった。ぜひ、再発売してください。多くの人に聴いて欲しい演奏です。

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     2012/04/06

    このCDボックスで、初めてルース・ギップスという作曲家を知りました。
    女流作曲家で、ヴォーン=ウィリアムズの影響下にあった人なのですね。
    (しかも、1999年と近年までご存命だったとは!)
    交響曲第2番は、悠揚たる自信に溢れた名作です。
    英国音楽が好きで数多くの作品を聞いてきたつもりですが、まだまだこのようなすばらしい作品があるのですね。
    この作品の存在を知ることができたというだけで、大満足です。
    もっとギップスの作品を聞いてみたい!!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/06

    ホヴァネスの交響曲第3番は、紛れもなく埋もれていた偉大な名曲です!
    ストコフスキーの珍しい曲目のライブ演奏だったので購入しました。
    そしたら心底驚きました!
    35年あまりの鑑賞歴の中で、ホヴァネスの3番なんて聞いたこともありませんでした。彼については、単なる多作でやや通俗的な作曲家という認識でしたし。
    このような情熱的で胸に迫る名曲が、ほとんど世に知られていないというのは、本当に意外で不可解です。
    他に探したら、SoundsetからJordania指揮による盤のみでした。
    そちらも購入して比較してみましたが、さすがにストコフスキー盤のような興奮は皆無です。
    これは、凡作が「ストコフスキー・マジック」によって名曲に聞こえているだけか…と疑いましたが、名曲だからこそ名演になり得ると確信します。
    抑えがたい気持ちの高ぶりをさらけ出した、そんな作品です。(これ以上だと気恥ずかしいレベル?)
    言葉を尽くしてなかなか伝わるものではないので、ぜひご自分の耳で確認することをオススメします。
    ヒストリカルCDを購入していると、時々こうした出会いがあります。
    人生で稀に起こる、知られざる名曲との出会いでした。

    ただし、パッケージに難点があります。
    日本語帯の曲順が、CD1と2でかなり入れ替わっています。
    なぜこのような単純で杜撰なミスが起きるのか?
    歴史的名盤なだけに、エムプラスさんには早急な改善を求めます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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