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カルロス光一 さんのレビュー一覧 

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     2018/05/22

    残念ながら、表現に意外性が乏しい!メンデルスゾーンが細かく指示しているスタカートなどの指示を無視しているのも、理解しがたい。また、若き作曲家の大胆なフーガに対しても、およそ共感とは程遠い扱い方で演奏され、奥行きの無い印象を与えている。優れた表現能力を持つであろうハノーヴァー・バンドの長所を観ることは出来ず、全編聴きとおすのに苦労した。隠れた名曲であるだけに、この演奏のように中身薄く、軽々しく演奏されると曲の評価にも影響が出るのが怖い。

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     2018/04/26

    あの日の東京文化は異常な興奮に包まれていた。ベームは天のシュトラウスに「聴いているかい!」と語りかけ、舞台裏は「ウィーンでもザルツでも、こうはいかない」と熱狂していた。グルベローヴァのアリアが終わると、舞台裏から大変な歓声が上がり、客席も至福に涙した!(ヤノヴィッツはあの日より、この録音のほうが好調だ!)

    「よく知られていない曲にしては高すぎる」理由で録音しなかったNHKには、多くの人から落胆の声を聞いた。はたして、音楽は水物。NHKが録音したフィガロを上回る名舞台となり、接することが出来た2100人(何と、満席にならなかった!)は、まさにこの世の儚い夢を観た。幕が静かに降りる…あまりの美しさに誰も拍手が出来なかった。ベームが振り返った時、誰もが隣りの見知らぬ人と抱き合いたくなった筈だ!
    さて、あの日の熱気は無いものの、この整然と美しいアンサンブルは、他で聞けるものではない。歌手はもちろん、ヘッツェルやシャイワインの「懐かしいウィーンの癖」に時の経つのを忘れる。

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     2018/04/15

    ヤルヴィはN響でもショスタコーヴィチを見事に披露してくれたが、テーマの扱いに甘さがあり、ここでもその浅い表現が随所に表れている。楽譜の読みに頭の良さを感じるところも多いだけに、非常に残念だ。特にシンフォニエッタの表面的な解釈には、誰もが醒めるのではないだろうか!ティンパニーの有無は別にして、4楽章28小節からの芯の無い歌いまわし、133小節からの有名なマクベス夫人のアリアの軽さなど、この曲の本質とそぐわない表現に違和感を感じる。また、ティンパニーが入ることによりダイナミックレンジが広くなり、4楽章のバイオリンソロのソノリティーが著しく失われているのも疑問。
    才能豊かな指揮者なので、音楽の見直しを期待!!

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     2015/10/30

    演奏とは一過性のもの。宇野功芳先生の演奏はいつも一過性の儚さを纏っています。これは、実演に接しないと解らないかも知れません。しかしながら、この7番は本番の様子をかなり忠実に捉えているように思えます。7番の壮絶な響きは、改めてベートーヴェンの懐の深さを感じさせてくれます。4楽章でオケに疲れが見え始め響きが硬くなってきますが、それを補って余りある情熱の塊に圧倒されない人は居ないでしょう!

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