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6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/09/15
聴き始めてからまだ2カ月足らず。はまりにはまって、このLPも購入。本も3冊読んだ。『スマイル』のLPも買った。 いま思うことは、「もっと早く出会いたかった」の一言に尽きる。 ビーチボーイズなんて深みがないと思い込んでいた。おまけに、この表紙(笑)。コミックバンドにしか見えないじゃないか! でも、ポールとマーティンの絶賛コメントに興味を持って購入。 心の底から感謝、感激。 やはり天才の真価は天才でこそわかるのだろう。 恩をあだで返すようだが、こればかり聴いているため、ビートルズのリマスターボックスを購入したもののほとん手が伸びない。 しょうがないじゃないか、こっちがすごすぎるんだから。 マーティンが、サージェントはこのアルバムに比肩しようとする「試み(attempt)」であり、このアルバムなくしては、サージェントは生まれなかったと言ったことに納得。「試み」という言葉は、結局超えることができなかったということの表れだろう。 もしそうであれば、超えることのできない壁とはないか? 思うに、それは内容。ここには圧倒的なハートに訴えてくる感動がある。 ペパーは、音楽的に感動することはあっても、内容に深く感動した経験はないような気がする。そりゃそうだろう。道路の穴ぼこがどうのこうのってさー、よくそんな内容にあんないい曲をつけられたものだよ。こっちのほうが感動的じゃないか。←「素敵じゃないか」の影響をもろに受けている。 もちろん、ビートルズは大好きで、ポールのソロもほとんど全部もってはいるのだけれどもね。 まるで、パスカルの『パンセ』の論理みたいだけど、買って後悔するリスクと、買わずに後悔するリスクはどっちが大きい可能性があるか? このアルバムに関するかぎり、断然後者だと言いたい。 これを聴かずに死ななくてほんとによかった。 ちなみに、CDは、『40th ANNIVERSARY』を買ったのだけれど、収録されているモノもステレオもそれぞれ固有の味がある。 それぞれいいが、自分はモノを推す。迫力や音のエネルギーにおいて優ると思うから。
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