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     2015/09/20

    ’15年発表。つい顔がほころんでしまう瞬間が何度もある。もちろんハイレベルなポスト・ロックではあるのだが、そういう事実以前に、音として楽しくて豊かなのだ。音色は全体に朗らかで、曲によってはポップ、あるいはユーモラスですらある。
    アルバム単位では初めてボーカルを招かずに作られた全編インスト作。のびのびとした雰囲気が心地いい。童心とまで言うと違うかもだが、そのぐらい自由で開放的。才人たちが思い思いにキャンバスに色を塗っているような印象を受ける。明るいところで撮られた食べ物のイメージがアートワークに使用されているのもハマっている。
    バトルスが現れて10年以上。とくに最初期のEPの頃から1st作『ミラード』までの緊張感と複雑さはすさまじかった(2007年のフジロックでWHITE STAGEのトリを務めた時は賛否両論が飛び交ったほど)。今の彼らはあれとは違う場所にいて、そこは超絶ちして孤高の実験音楽に到達した元メンバーのタイヨンダイ・ブラクストンの立ち位置とも異なる。しかし聴き進むほどに音の光景が広がり、それが豊かな感情をもたらしてくれるバンドのコアの部分は変わっていない。この気持ち良さ、ぜひ多くの人に味わってほしい!

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     2015/09/18

    ’15年発表。ついにリバが帰ってきた!MVのすっかりオッサン風情になったカールとピートの姿にグッと(複雑な気持ちに)なってたところ、なんとそのAを筆頭に11年ぶりの本作は繊細かつメロウな曲の連続でビックリ。でもタイ録音で、曲中にバイクの音や波の音まで入っているなど過去になかった彼らがいて…このセンチなスローテンポも今の偽りない体温なんだろうな、としみじみ。おかげで今再びグッと来てる。

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     2015/09/15

    ’15年発表。Zachary Francis Condonによるソロユニットの4年振りの作品。先行で発表されたリードトラックのAを筆頭にどの楽曲も独自の世界観を持ったユニーク且つハイクオリティの無国籍サウンドに。レコーディングはNYで僅か2週間で行われたそうだけれど、非常に洗練されたものに仕上がっている。すごくハッキリしたビジョンや美意識を感じさせる。何かライフスタイルまでも提唱された気持ちになる素敵な作品だ。

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     2015/08/08

    ’15年発表。80年前後のキレキレのギター・サウンドで神格化されたイメージのあるギャング・オブ・フォーだが、90年に再結成以後は断続的ながらもコンスタントに活動してきた。その主の一人ボーカルのジョン・キングが抜けたためにいまやオリジナル・メンバーはギターのアンディ・ギルだけとなったが、彼のギター・サウンドのイメージが非常に強いグループだけにあまり問題はなし。プロデューサーとしてもレッド・ホット・チリ・ペッパーズのファーストを筆頭に数多く手がけているだけに、みごとにこの4年ぶり9枚目のアルバムもまとめあげている。
    ボーカルに新たにジョン・ガオラーを加えたが、良い感じに馴染んでいるし、さらに布袋寅泰やザ・キルズのアリソン・モシャートやザ・ビッグ・ピンクのロビー・ファーズといったゲストたちも巧みにアンサンブルの中に巻き込み、キャリアにふさわしいアルバムに仕上がった。ギャング・オブ・フォーと言われてかつてのファンがすぐに思い浮かべるような音ではないが、ベテランらしい多彩な要素を含んだ親しみやすいロック・アルバムとなっている。

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     2015/08/06

    ’06年発表。前作『ネバー・トラスト・ア・ヒッピー』は、ワールド・ミュージックが本来持っていた、さまざまな国の音楽が越境/異種混合していく面白さ、をエイドリアン流に追求したソロ・アルバムだった。3年ぶりとなった2ndソロでも、エイドリアンは得意の過激なダブ処理を施しながらそれを追求している。マーク・スチュワートの歌がフィーチャーされたIや、タックヘッドばりの硬質なビートが炸裂するKLなど、どの曲も凶暴さがみなぎっているのは、嬉しい限りだ。ジャマイカ・レゲエ至上主義者(DQN御用達レゲエ愛好家)が大嫌いな僕のような人間は、その手のピュアリストに対して牙をむいたような攻撃的ビートの応酬に、興奮を通り越して卒倒寸前である。

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     2015/08/05

    ’05年発表。「ただのロックあんちゃん」には達成不可能な2進法ハードコアを現代音楽級の純度で鳴らしていた皇帝アレックが次にめざしたのは、なんと「モノすごいロックあんちゃん」であった……という図式にまず感動!!ザラついたモノクロのPV映像が浮かぶ突き抜けた暴力性はそのままに、未来の3コード・ロックを全面展開の必聴盤!!これは燃えます!!

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     2015/08/01

    ’79年発表。“脈打つ男根”という名前を掲げたスロッビング・グリッスル。ピーター・クリストファーソンはあのヒプノシスのメンバーだった、と書くだけでプログレ者の関心を引きそうだけど、彼らは単なるロック・グループではない。ジェネシス・P・オリッジは元々メイル・アートやパフォーマンスをやっていたし、紅一点のコージーはヌード・モデルだった。つまり、メンバーに正式なミュージシャンはクリス・カーターしかいないのだ。手法的に導入されているのはエレクトロ・ポップだが、情報社会における戦略を重視していた彼らにとって、それは羊の皮のようなもの。工業化社会におけるBGMを目指したパロディ精神と毒に溢れたヤバい1枚。

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     2015/08/01

    ’79年発表。ディス・ヒートは人脈的にはカンタベリー・ミュージックに連なる。元クワイエット・サンのチャールズ・ヘイワードと実兄のチャールズ・バレン、ガレス・ウィリアムスの3人は78年頃から活動を始めたが、あらかじめテープに録音しておいた素材を基に、即興演奏を繰り広げるという手法自体、格別革新的なものじゃない。彼らが特異なのは西欧音楽に対する批評性を徹底して貫いた点と、演奏の“場”そのものを音響として設計してしまうというアプローチのユニークさ。本ファーストはトータル的な色合いもあり、全体がウロボロスの蛇のごとく循環していくような感覚に襲われる。制作はアンソニー・ムーアとデイヴィッド・カニンガム。

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     2015/08/01

    ’81年発表。前作発表後、脱退してしまったジャー・ウォーブル。しかし、PILはベーシスト不在という異常状態のまま新作の制作に突入する。が、結果的にはこれが功奏、レゲエやダブ、ディスコ、さらにクラウト・ロックといた『Metal Box』で展開したサウンド要素をすべて手放さざるを得ず、ロックのビートというくびきからも逃れることが可能になったのだ。中近東だがアジアだかわからない妖しいエキゾティシズム、トライバルに鳴らされるリズムなどが空間に解き放たれ、ジョン・ライドンの悲痛な歌声が切りさくように響き渡る。ピストルズを脱退し、みずからパンクに死亡宣告を突きつけたライドンの孤高の精神がヒリヒリと迫ってくる。

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     2015/08/01

    ’91年発表。ジーザス&メリー・チェインが切り開いた道ではあるけれど、当のジザメリが放り出したことにより、方法論はマイブラに引き継がれた。端的に言えば、ノイジー・ギターに甘美&ポップなメロディ、ということになるけど、マイブラはさらにそこにドラッギーといってもいいサイケデリックな要素を盛大に注入。結果として清濁あわせ飲んだヘビーな感覚に満ちた世界を現出させている。ノイズの彼方から立ちのぼる幻惑的な光景がどうしてこうも美しいのか。ポストロック〜シューゲイザーを経て、現在の北欧プログレ・シーンに与えた影響なども想像するのはたやすい。もちろん、現行シューゲイザーもこの磁場から逃れることはできない。

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     2015/07/26

    ’15年発表。静か。音のある時がむしろ静寂のよう。そこに引き込まれてみれば、青い炎が揺れて虹色の雨が降ってくる。派手なシーンなんてないのに余韻の深さがいつまでも消えない、そんな映画を見た気分だ。不条理に心を痛めるベンジーの姿は変わらないが、ただの理想主義ではない。ここにあるのは世界が確実に悪化している実感ありきの言葉だろう。声高に叫ばない詩人が問う。中盤のFは絶品。

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     2015/07/19

    ’15年発表。タイムリーすぎだろ!とツッコむしかないタイトルなのだが(DのMVなんかまさにドローン視点を使用)、中身はこれぞミューズ!な爆音&重低音のギター・ロックに回帰していて、コテコテのリフ、ド派手なフレージングはさらに強化。それでいながらポップなメロディも、メタルからクラシックまで何でも取り入れる貪欲さも追求されている。まるでここまでの彼らの粋を極めたかのように。最高で、至高だ。
    コンセプトは、機械が猛威を振るう洗脳社会で人間性が損なわれ、しかし人間がその恐怖に向かいながら個を取り戻す…というもの。このテーマには、このバンドの表現の一貫性とともに、『ザ・ウォール』の頃のピンク・フロイドと通じるところも感じる。そしてミューズは当初はレディオヘッドのフォロワー的な立ち位置だったことを思い返すと、現代社会の病理を描きながら世界を制覇したUKロックの系譜が見えてくるというものだ。言うまでもなく本作も完全にワールドワイド・レベルのロックで、つまりそのぐらいミューズの存在は正統的なようで異端でもある、ということか。とにかく強烈作。

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     2015/07/13

    ’15年発表。まったく停滞していたと思ったら、突然全速で疾駆し始めた。クリムゾン周辺の最近の動向を表すとしたらそんな印象だろうか。とにかく矢継ぎ早に繰り出される新しいプロジェクト、そしてその成果であるライブや音源リリース・ペースには驚かされることばかりだ。
    今度はロバート・フリップとスティック・メン公演にもゲスト参加し、クリムゾン・ナンバーを披露してくれた70年代クリムゾンの立役者デヴィッド・クロスとのコラボ・アルバムの登場だ。内容の方もかなり異色で、フリップ自身によるトリビュートともとれるもの。名曲「スターレス」のメイン・テーマを主題にした一種のアンビエント・アルバムとなっている。言ってみれば“スターレス・バリエーション”といったところで、その繊細な音響はまさにこの名曲の永久性をとどめようとした試みと形容できそう。クロスのバイオリンは哀愁をおびた旋律を追いながらも、まったく新しいニュアンスを曲に与え、フリップの催眠的ギターと融合して、不思議なトリップ感を誘発していく。浸るべし。

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     2015/07/11

    ’15年発表。The XXのブレインの初ソロ作。今まで自分が取り組んできた音楽、そのキャリアを集大成し、深化するような作品に。まず驚かされるのはその音圧の凄まじさ。スピーカーが吹っ飛びそうに低音効いてます。The XXよりレゲエやラガ、ON-Uサウンド的な要素も強く、つまりは踊れて、切なくて、覚醒感のある最強のクラブ・ミュージックです。The XXもそうですが、哀しみと歓びが同時に鳴っているような絶妙の音。静かに激しい。どうしようもなく美しく絶望的に悲しいのに希望を感じさせる部分に作り手の品格を感じます。

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     2015/07/09

    ’15年発表。サンプリングを元にしたコンセプチュアルな実験音楽で知られる鬼才マシュー・ハーバートが全曲にボーカリストを招き、久々にポップな歌モノ・ハウスに回帰。「ミドル」、「ストロング」、「ストップ」、「ピーク」など、曲の機能をそのまま表している曲名は、PCで大量の音楽を消費し、曲名を覚える習慣も失われた時代に対する彼からの返答か?耳に心地好いサウンドはもちろんだが、B・イーノを思わせる、英国人らしい小粋なメロディーがイイ。

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