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yass さんのレビュー一覧 

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     2019/02/21

    改めてチェリビダッケの素晴らしい実力を思い知らされる凄いセットである。特にドビュッシーの「海」、チャイコフスキーの「第5番」「悲愴」、プロコフィエフの「第5番」、そしてクライマックスで凄まじい難破シーンで戦慄させられる「シェヘラザード」は圧倒的だ!そしてその一方で彼の緻密で繊細な音響設定の素晴らしさも、思う存分堪能できる。ただ、一つ残念なのは、あの超名演チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」が未収録な事だ。「くるみ割り人形」の余白にも十分収録可能だったはずなのに何故?従って残念ながら星一つマイナスです。

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     2018/04/20

    若き日のバーンスタインによるエネルギッシュで豪快なベートーベン!第1番冒頭からヤル気満々で痛快な演奏が思う存分楽しめる。当時のバーンスタインの「やったるぜ!ベートーベン、かかって来いや!」という雄叫びが聞こえてくるようだ。有名な「運命」などより、「第1、2、4、8番」等の曲の方が充実している。ところで、VPOとの新全集に比べて当全集の世間の評価が不当に低いと感じているのは私だけだろうか。確かに新全集の巨匠風名演奏も素晴らしいが、だからといって、本全集の価値が減じることはない。これに限らず、当時のバーンスタインはもっと評価されて然るべきだ。それにしても、「第9番」での独唱陣(特にテノール)がクセがすごい!(笑)

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/26

    ガリー・ベルティーニという不世出の指揮者のすばらしい実力をいやと言うほど思い知らされる名全集だ。バーンスタインやテンシュテットのように、マーラーの情念や狂気をふんだんに撒き散らすのではなく、透明で美しい流れのなかで、マーラーの本質や狂気をジワジワとあぶりだすやり方で、これは前二者よりずっと難しい方法ではないだろうか。素晴らしいのは「第3番」「第4番」といった明るめの曲や、「第9番」「大地の歌」。ただ残念なのは、ほかの方々のご指摘どうり収録が雑なこと。特に、休みなく演奏されるべき「第3番」の第4楽章と第5楽章が次の盤にまたがっているのは、無神経と言われても仕方ない。これだけでも何とか改善できなかったのだろうか。

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     2015/10/26

    許氏の本は、「クラシックとは、本当はこうなんだ、こんな一面もあるんだ」という本質を存分に教えてくれる。本書もその一つだ。確かに音楽は平等だと信じきっている人からすれば、特に最初の項目は腹立たしいだろうが、「なるほど。確かにそうかもしれない」と、私は思わず納得させられた。やはり、クラシックという我々とは別世界の音楽を理解しようと思えば、ある程度贅沢しよう(或いは贅沢したいと心がけよう)とする気持ちは必要ではないだろうか。今すぐは無理だとしても。そして、国ごとに「最高に贅沢なクラシック」を堪能できる術も伝授されているから、これから海外でクラシックを楽しみたいという人には、絶好のガイドブックとも言える。なんて言ったら、許氏は怒るかな(笑)。

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     2015/10/26

    レビューが遅れて大変すんません(笑)。スナイパーの最終巻がまさかこんなすごい内容だったとは。確かにクラシック・ファンという生き物は自虐的な一面があるのは否定できない。それを物の見事に指摘してみせた本書はすばらしいと思う。これで終わってしまったのは残念だが執筆陣の皆さん方にはお疲れ様でしたと、心から労をねぎらいたい。

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     2013/04/22

    この作曲者や作品内容に於いては、許先生をはじめ既に多くのユーザーさんによって語られているので(私もほぼ同感)、私は演奏内容について書かせていただきます。これほどの曲ならば、もっと凄まじい緊張感に溢れた演奏が可能ではないだろうか。それこそ、聴き手が思わずゾッとするような容赦ない地獄絵図を描いてほしかった。セッションゆえの事情もあったとは思うが…。しかし、この不世出の作曲家の作品に光を当てるべく務めてくれた大友氏をはじめ、東響のメンバーや関係者の仕事には敬意を表したい。私も、他の指揮者の演奏で是非聴いてみたい。ケーゲルやテンシュテットが指揮していれば、凄かっただろうなあ…。現役指揮者なら、ラトル&ベルリン・フィルあたりどうかな?

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     2011/07/14

    クラッシック・ファンでよかった、と思える瞬間の一つは、すでに耳タコで聴き飽きたと思える曲でも「ああ、この曲はこんなに素晴らしかったのか!」と改めて気付かされた演奏に出会った時ではないだろうか。その意味ではまさにこのCDはピッタリで、40数分間圧倒されっぱなしだった。解釈そのものは流行のピリオドではなく正攻法だが、それでもこれだけの素晴らしい演奏ができるのだ!という当たり前すぎることを改めて教えられた。聞くところによると、チョンは一度録音完了した音源をすべて没にして、改めて録り直したという。それだけでも、音楽に対する彼女の真摯で真面目な姿勢を窺えるし、まさに敬服に値する。なんでもサッサと妥協し、手抜きをして恥じない愚かな音楽家と関係者は絶対に見習うべきである。

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     2011/05/09

    これまでの「スナイパー」のなかで最も充実した一冊。吉田秀和という一評論家について、ここまで書かれたことはなかっただろう。それだけに、いかにこれまで吉田秀和がタブー視されていたのかが、よくわかる。執筆陣の勇気と努力に敬意を表したい。そして、出来ることなら、是非吉田秀和本人の感想を聞いてみたい。いや、許氏との対談を実現できないものだろうか...。

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     2011/03/03

    これまた何とも屈託もない、アメリカ訛り丸出しのシューマンである。「こんなに明るく、無邪気にやってしまうなんて...間違ってる!」とシューマンの崇拝者からダメ出し連発間違いなしだろう。まあ確かにBGMとしては悪くはないが、シューマンの本質を聴きたいひとは聴かないほうが無難である。

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     2010/12/08

    こういうベスト・アルバムには必ずと言ってもいいほど、「なんであの曲がないんだ」「その曲はいらないから、こっちの曲を入れるべきだったんじゃないのか?」...など、熱心なファンからのコメントは多い。私だってその気持ちはよく理解できる。「俺に選曲させろ!」って思いますもの(笑)。私も鈴木作品はもっと入れるべきだったと思う。DVDも、初期の秘蔵映像
    (当時のライヴやCMソングを歌ったフィルム)を入れるなど、もっと工夫をしてほしかった。私だったら、初心者には、「オフコースを知るのにベスト・アルバムでお茶をにごすなんて甘い!ファーストから全部聴きなさい!」と言ってしまうかも(笑)。音質がクリアになっている点は評価したい。

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     2010/10/22

    私は指揮者アシュケナージは全く評価していないが、ピアニストとしてなら一定の評価をしたい。初めて聴いた20年前は音色の美しさに参った記憶があるが、今改めて聴いてみると、少しお行儀が良すぎるかも...。しかし、卓越したテクニックはやはり大したものだし、初めてプロコの協奏曲にふれる人には絶好のセットと言える。プレヴィンのサポートもすばらしい。ただ、有名な3番はアルゲリッチの方がすばらしい。プロコの「狂気」にふれたいひとには物足りないかも。アシュケナージもこれ位の演奏ができるのだから、オケの指揮などという馬鹿な真似はやめて、ピアノに専念してほしい。当盤や、同じコンビとのラフマニノフ全集を聴くたびに、そう思えてならない。

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     2010/10/22

    確かにグルダは本当に素晴らしい。一つ一つの音符を慈しむかのように弾いており、モーツァルトの協奏曲の醍醐味を思う存分に味わえる。ただ、問題なのはアバドの指揮だ。当時まだ指揮者としては若手だったとは言え、オケを全く統率できていない。ウィーン・フィルも勝手に音を出しているという感じだ。グルダにはアーノンクールと再録音してほしかったと、つくづく思えてならない。残念!

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     2010/10/04

    みなさん、このCDを聴いていると、アーノンクールのこんな声が聞こえてきませんか?....「モーツァルトで癒されたいだと?お前ら、何か勘違いしてるんじゃねえのか?クラシックってのぁなあ、そんな甘っちょろい音楽じゃあねぇんだ!この俺が本質ってもんを教えてやっからよぉ、耳ん穴かっぽじって、よーく聴きやがれ!」...なんて(笑)。それはともかく、ここには文献や歴史資料のみを単純に鵜呑みにし、指揮者の使命ともいうべき「解釈」を放棄してしまったほかのピリオド系指揮者とは一線を画した独自の、そして素晴らしい解釈による音楽が聴ける。ACOとの旧盤も素晴らしかったが、なお一層成熟しており、アーノンクールの絶好調ぶりが堪能できる。やはり私には、冒頭に書いた「アーノンクールの声」が聞こえて来てならない。「音楽は癒しばかりじゃない。とてつもない狂気をも含んでいるのだ!モーツァルトだって例外じゃないのだ!」...という声も聞こえてきた。

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     2010/09/16

    この録音をした方へ一言いいたい...。「あなた、よくぞやってくれました!!あなたは我々音楽ファンの誇りだ!心から感謝します!」

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     2010/08/28

    発売当時、ラジオで流れたのを聴いて、なんとも言えない絶望感を感じたのを今でも覚えている。「なんで英語なんだ?アレンジもほとんどそのままじゃん!もっと『秋の気配』とか、『僕の贈りもの』とか初期のナンバーを入れるとか、アップ・テンポの曲をバラードにするとか、やり方はいくらでもあるだろう!ひょっとしてオリジナルを作るのに煮詰まってこんな企画アルバムに逃げたんじゃないのか?どうしてこんなアルバムを出したんだ?!わからないよ...!」この想いは二十年以上たった今でもまったく変わらない。そして、わずか2,3年後に解散の報せを聞いたとき、「やっぱり...」と思った。私にとってオフコースの最低作品だ。好きな人には申し訳ないんだけど...。

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