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     2018/04/18

    カナディアン・ブラスのトロンボーン奏者リアルマコプーロスが吹くピアソラ トロンボーン好きは言うに及ばずピアソラ・ファンを越えて凡ての音楽愛好家に知らせ奨めたい 協奏者はギター, マリンバ, バンドネオン・トリオ, ピアノそして弦楽と様々に楽曲の色合いを変えていく ”孤独”でトロンボーンがレガートに歌うメロディーは哀しく切ない また”グラン・タンゴ”ではトロンボーンがマルカートで吹き切るメロディーは太陽のように尽きることのない力を感じさせる 雄々しく勇気をくれる ”忘却”のつぶやき ”鮫”の絶唱 孰れも人の声を連想させる愛しさと温かさに満ちている ピアソラは楽器を取り替えてもピアソラだ 最後に”天使の組曲”は導入部を省いて”ミロンガ”と ”死”を入れ替えて演奏している ”タンゴの歴史”も1曲目と4曲目も聴きたかった と欲張ったところで あなたも如何   
     

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     2018/04/17

    18歳でトロイロ楽団に加わったピアソラは19歳からヒナステラに楽理を習い始める 23歳でヒナステラから離れ 同時に自分のバンドを組織するも続かず作編曲に専念する N.ブーランジェに師事するするため33歳でフランスへ渡る その前年に書かれたのが”シンフォニア・ブエノスアイレス”だ バンドネオンを加えたフル・オーケストラの堂々たる音楽は南米のリズムとメロディーが縦横に駆け回って爽快 34歳で帰国してブエノスアイレス八重奏団結成するが 37歳でニューヨークへ移住する 父の死後39歳で再帰国して 遂にピアソラの五重奏団を結成する 40代で新たな八重奏団を組んでいた後半に相次いで書かれたのが”ブエノスアイレスの四季” ここではVn独奏と弦楽オーケストラで秋から夏へ奏で継がれる 71歳で生涯を閉じたピアソラは62歳の時に”バンドネオン協奏曲”を書いている タンゴ楽団と弦楽オーケストラによる合奏協奏曲だ 孰れも優れた音楽であり ゲレーロ&ナッシュヴィルsoとビネッリそしてヤン・ティアンワの熱演が聴かれる これは見つけ物 あなたも如何 

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     2018/04/17

    これはモラレッタの歌を聴く一枚だ ”バチンの少年””ロコへのバラード”そしてタンゴ・オペリータ”ブエノスアイレスのマリア”の”カリエーゴのミロンガ” 三曲だが堪能した 踊るタンゴが聴くタンゴへと変貌する時 自ずと心を吐露する”歌”がタンゴに加わる 情熱と哀感の狭間を歌は流れ出す ”ブエノスアイレスのマリア”の全曲を聴きたいものだ

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     2018/04/17

    フレーズのディテールが明確に描き出されている それによって楽想が明晰に見渡せる これまで複雑晦渋で掴みきれなかった第4・第8・第12番などの大曲が明快な姿を現した 逆に耳通りの良い人気曲からはこれまで聴き落としていた楽句の一端が聴こえてきた
    情緒感情的表現は払拭され音そのものに語らせる極めてリアルな演奏がここにある 曖昧な幻想性は消え 音楽の表情と性格と内包する作者の意思が克明に語り出された 伝記や資料を必要としない 音楽はショスタコーヴィチに体得感得した世界と向き合った時に沸き起こった心の声を確実に伝えている 音楽は今も生きて歌い語りかけ叫んでいる そこから何を聴き取るか それはショスタコーヴィチとわたしが語り合えるかを問われていることでもある 何を求めて生きるかと言うことでもある 音楽は恐ろしい 自分が何者であるかを見せつけられる せめて自己を見つめる目を失いたくはないものだ 今を生きるあなたは如何
     

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     2018/04/17

    Brass SeptetというからQuintetにもう一本TrpとTrbかEuphを加えたのだと思い込んで聞きはじめた ラヴェルの”パヴァーヌ”になってもHrnが出てこないので編成を確認してみれば 3Trp+3Trb+Tubaの七重奏だった だからか”マ・メール・ロワ”で感じた意外さ 思いの外色彩感が出ていない まるでピアノで聞いているイメージなのに驚いた 謂わば単色のグラデーションで描かれた挿絵のようだ しかしこれがかえって楽曲の骨格を透視したようで面白い フォーレの六曲はその歌謡性を前面に出して趣を変えた 好いアルバムの間奏曲でありアクセントになった ドビュッシーの前奏曲集からの六曲こそセプトゥーラが最も力を示せた傑作編曲だろう 7つの楽器が生かされまた見事に調和して楽曲の性格を表出し得ている ドビュッシーそのものを愉しめる こんな粋なブラス・アンサンブルを朋と聴くのは嬉しいだろうな あなたも如何 

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     2018/04/15

    凄い ギターのための”5つの小品”に唖然とする ガイド弾く一挺のギターがこれほど歌い雄弁であろうとは だがピアソラは超絶技巧を求めるような書き方はしていない メロディーを綴って紡いでゆくだけなのに愛おしい世界が豊かに語られていく それでもギターはオーケストラに准えられるから不思議ではない しかし 一本のフルートによる”タンゴ・エチュード”には驚嘆した 基本単旋律楽器である木管楽器一本でタンゴとは 語らい歌い踊るフルートに魅入られる トッパーの音は高音域から低音域まで艶とエネルギーを失わない 特に中低音が多く情念とドラマを語り出す そして”タンゴの歴史”はDuoで これは様々な楽器の組み合わせで演奏されるが Fl&Guiが原曲 1900年売春宿は囃し踊る音楽 1930年カフェはメランコリーの要素が加わって聴く音楽 1960年ナイトクラブはピアソラがいた世界 タンゴに革命を起こした 最後は現代のコンサート即ち未来のタンゴ 全身に電気が走る タンゴに止まらずこれは音楽の歴史なのだ 音楽とは何か
    創造と表現の意味は そして人間とは 様々な想念が脳内を駆け回る 皆 お聴きを

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     2018/04/15

    栴檀は双葉より芳しはモーツァルトをはじめ天才に付いて回る形容詞だ プロコフィエフが12〜19歳で書いた手稿譜の一端が紹介されている 5歳で作曲を始め13歳で音楽学校へ入っているのだから今更驚くに当たらない 目を見張るのは併録された30代40代の作品と続けて聴いて遜色がない事だ 芸術は教わってできるものでないことを証明している 才能はやはり生まれ持っているものだ ドッシンのピアノは明晰で美しい 構えて聴くのでなく 生活の中に鳴っていてほしい音楽だ それにしてもこの洒脱軽妙な音楽は智の窓を開き 情の漣を打ち寄せ 行動の意思を支えてくれる プロコフィエフとは何者だったのか 汲めども尽きぬ泉の滸で考えている また朋と耳傾けよう あなたも如何 

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     2018/04/13

    三大歌曲集を録音したプレガルディエンが向かった先は幻の歌曲集だった ”エルンスト・シュルツェの詩による九つの歌”は『野の小道にて』と呼ばれるべき歌曲集になるはずだった という説がある シュルツェの詩集「詩的日記」から構想されたという さらに書き加える計画だったか否かは分からない 1825〜26年にかけて作曲されたが歌曲集としての出版に至っていない ”白鳥の歌”は題名は違うが13曲で28年に出版予定だったから やはり未完で放置されたのだろう 27年には”冬の旅”が発表されている ”春に”はD.882として単独で有名だ ドレイクのピアノがそうであるように総じて雄弁で雄々しい音楽に聞こえる それは後半の”好きな詩による八つの歌”にも通じている ほとんどが歌曲集を編んだ円熟期から晩年にかけての作品であり 曲想の自然さと的確な表出力が支えとなって直截に主題が伝わってくる プレガルディエンの骨太な歌唱が楽曲の個性を見事に描き分けて飽きさせない 朋と共に聞きたい あなたも如何   

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     2018/04/12

    美しい音楽そして演奏 神の子であろうと人の子であろうと 否 生きとし生けるものが誕生する喜びに勝るものがこの世にあるだろうか 全曲に漲る優しさは抱えきれないほどの幸福感をもたらす ノリントン&シュトゥットガルトRSOが奏でる透明感あるソノリティが最良の成果を生んでいる ベルリオーズの繊細な音楽が精緻に具現されている 声楽を支える管弦楽に耳を奪われる 歌のない第二部の”序曲”や第三部の”FlとHarpの三重奏”も聴きものだ ”キリストの幼時”が光彩を放つところはやはり合唱が歌う箇所だろう 管弦楽と合唱共々にノン・ヴィブラートが徹底されたことで音楽の響きに清浄さと高潔さが加わった しかし音楽が堅くなったり抹香臭くなっていないのは やはりノリントンに備わった気風がどこまでも自然で自由な魂を追い求めているからだと思う 暖かくて柔らかい風が吹くこんな音楽聞いた事がない 絶え間ない刺激にさらされている朋に聞かせたい あなたも如何   

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     2018/04/11

    室内楽に見るドビュッシーの現し身は百年の孤独を越えて悠久の光彩を放つ 先ずはカプソン演奏するところの”Vnソナタ”が秀逸だ 小品ながら汲めども尽きぬ魅力に溢れる 単純で雄弁なテーマと透過性ある構造が親しみ易く聴く者に語りかけてくる 春の目覚めから雄々しく旅立つ蝶の化身のようだ このDuoにモローのチェロを加えた”ピアノ・トリオ”はひとときの語らいの場となる 牧歌的な佇まいが美しい 光差す草原に寝て揺れる草陰に視線を這わせながらおしゃべりはいつまでも続く 聴くより奏でたいと思わせる モローの”Vcソナタ”に帯びたしどけなさは緑の木陰にある情緒 知性の憂愁は微笑みを忘れない 続くパユの”シランクス”は女心の諸相を垣間見せる コセとラングラメを加えた”三重奏”が最もドビュッシーらしさを感じさせる 目眩く管弦楽の魔術の一端がここに零れ落ちたようだ  

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     2018/04/10

    わたしの好みだが さて同好の士はどの程度いることやら テノールとホルンを好む人にはお勧めか 6人の作品が並んだが 室内楽で知るラッハナーとクロイツァーは兎も角 こういう言い方は悪いが 結局シューベルトとブリテンを歌うための企画だろう しかもブリテンなら”セレナード”を取り上げて欲しかった ホルンのダルベレイは十分に力を発揮したし ブルガルディエンの歌唱も情感豊かで聞き応えがあった だが目玉のブリテンとシューベルトはほんの一曲聞いたという印象を出ない その一曲が好かっただけに食い足りないと感じるのは誰しもだろう 面白い企画で期待した 期待を超えた愉しさと喜びをもたらして欲しかった それにしてもシューベルトの”流れの上で”はいい曲だ 

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     2018/04/10

    驚いた 宗教音楽っ気の欠けらもない 面白い音楽だと初めて思った ベートーヴェンを如何に心の糧としていても 第九以外の声楽曲には触手が動かない オペラもバレエもそして宗教曲もベートーヴェンの柄じゃない 痒いところに手が届かないフラストレーションがどうしても残った 気の迷いで手にしてしまったが長く積読状態だった いよいよ未聴ディスクが底をつき始めたので聞いた次第 えっ こんな音楽だったっけ これは正直な感想だ すぐに感興が湧き起こり聴き入った 全5章と認識していたからおっとり構えていたら 目まぐるしく変化するのだ 章を組み立てている各部の特徴が鮮明に伝わってくる 5章からなる長大な辛気臭い物語が十数個の星を飛び渡るスペクタクルに変貌したのだ これこそベートーヴェンが思い描いていた音楽だと確信する こうなったら わたしの苦手なベートーヴェン作品を鈴木雅明&BCJに是非演奏してほしい 早速朋に知らせよう あなたも如何

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     2018/04/09

    デニス・ブレインを始め多くの名プレーヤーで”モツホル”を聴いてきたが バウマンがバルブのない狩のホルンでこれを吹いた時から世界は一変した 現代ホルンによる演奏を聴く気持ちが日に日に失せていった 以後様々なナチュラルホルンで演奏する奏者に出会ってきた 孰れも現代のホルンでの演奏を凌駕して モーツァルトの閃きと工夫の跡を見せて愉しませてくれた 自然倍音以外の音はベルに差し込んだ右掌で音程をとるから パウマンでも音程の不安定さは隠しようがなかった おまけに音色・音力の違いも現代楽器に慣れている耳には奇異に感じられたものだ だが それだからこそ音楽が生きている その楽器特性を生かしてモーツァルトは書いた事が見えてくると俄然面白くなった 解放音とストップ音の継ぎ目が見えない演奏まで現れた 瞬間瞠目したがそれではつまらない事にも気づいてしまった ならばピリオド楽器を演奏する意味がない モンゴメリーが仲間のオーケストラと記録した演奏はモーツァルト音楽のほぼ理想に達している ホルン好きを越えて多くの朋に聞かせたい あなたも如何 

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     2018/04/08

    20世紀の音楽として世界に広くファンを得ていくのはビートルズとピアソラかもしれない 所謂ジャンルの壁を透過して演奏されるからだ この一枚もオリジナルではない ヴァイオリンとピアノのための編曲で 一部ベースやパーカッションなどが沿うほどに加わりはするがDuoと言っていい 有名曲を含む13曲が並ぶけれど 先ず耳が行くのは真ん中の20分余り ”プエノスアイレスの四季”だ ほぼヴァイオリン一挺が歌い継ぐ音楽は凄みすら感じられる ”鮫””天使のミロンガ””アディオス・ノニーノ”も熱演なのだが”四季”を繰り返し聴きたくなる 季節の描写を越えた一つの情念の軌跡を見るようだ コーティクとタオのコンビによるピアソラはわたしの胸の奥を刺激してやまない エピローグと言っていいだろう終いに置かれたレチタティーボ”ロコへのバラード”がいい そこから一気呵成に”レヴィラード””フラカナーパ”と駆け下っていく 孤独の夜に長く会わない朋を想い聴こうか あなたも如何 

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     2018/04/07

    出会いは思い図る事ができない 出会う運命だったと言えるまでには互いが思い合う長い時間が要る 音楽との出会いも同じ 瞬間あるいはいっ時ときめいても再び耳傾ける事がなければ真に出会ったとは言えない 面影は残ってもわたしが「音楽」の中に入ってはいないし「音楽」もわたしの中に入ってきていない 暮らしてみて一緒に生きてみてこそ 出会うべくして出会ったと言える ほとんどの音楽が一過性のすれ違った思い出の中に記憶されて終わる 世迷い言から始めてしまった ハースのハープ・ソロ集を愉しんだ 耳元で弾いているように鮮明な録音だ ほとんどがハースの編曲した名曲を弾いている よく見知った貌の表情が微笑むもの 見知らぬ貌が現れてまごつかせられるもの よそよそしい貌に戸惑っていると懐かしい表情がすっと浮き上がってくるもの 様々だがわたしとその「音楽」との出会いと付き合いの深度が見えてドキッとした 二曲のオリジナル曲は文句なく愉しめた 北へ向かう「こまち」の中で聴き 山形へ向かう仙山線の黄昏ていく車窓を見ながら記す 朋と語らいながら聴きたい あなたも如何

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