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micarosu さんのレビュー一覧 登録

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     2017/06/11

    乙三.のボーカル大竹創作さんの1stソロアルバム。

    乙三.というと「火曜日」や「横浜ミックスナッツ」のような華やかでノリが良く、更に高い演奏力で聴く人を魅了するイメージが強い。

    でも今回の大竹さんのソロアルバムを聴くとその感じは全くなく、乙三.ではあまりやったこなかったもっと等身大で人の内面に訴えかけるような曲を聴かせてくれる。

    中でも印象的なのは言葉の選び方。

    例えば「♪色々あったでしょ 色々あるでしょう」(「色々」より)。

    言葉としては非常にシンプルなものだが、大竹さんの歌声を聴いているとこれまで歌ってきた中で感じた様々な想いがこの言葉に秘められているように感じられて、言葉以上にギュッと心を掴まれるような感覚になる。

    まさに大竹さんの魂の叫びを聴いているような感じだ。

    アルバム全体としては落ち着いた楽曲が多いのだが、上述の通り滲み出る魂の叫びを聴いていると常に熱い気持ちになってくる。

    今だから歌える歌。
    それをソロアルバムという形でリリースした意味を是非聴いて感じてみて欲しい。

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     2017/06/11

    ♪もう一度 もう一度 もう一度 光を探して

    「オレンジ色の夕焼け」のサビのこのフレーズを聴いたとき、すごい熱量を感じた。

    佐藤嘉風はこれまでも繊細で優しいメロディと歌声を紡いできていたが、今作は今までに無い何かがあるかもしれない。
    そう思いながら聴き進めてみたら、本当にその通りだった。

    いや、それ以上だったかもしれない。

    「オレンジ色の夕焼け」はその代表格で、繊細で優しい印象はそのままに、心地良い音の広がりを耳に馴染ませながら、想いの乗った歌声が心を揺さぶってくる。

    もちろんそういった楽曲だけでも十分すぎるほど良い。

    でも例えば、「CRAZY WORLD」のようにイントロのドラムの独特のテンポと巧みなサウンド構成で揺さぶりながら、サビの跳ねるような疾走感への流れで聴き手の心をギュッと掴むような楽曲があったり、「Listen To Me」のように軽やかな口笛が入るような軽快なカントリー調の楽曲があったり、単純な繊細さや優しさでは語りきれない様々な色を楽曲ごとに感じることが出来る。

    ソロでの活動10年の集大成とも言える充実した内容と言いたいところだが、ふと冒頭にも書いた「オレンジ色の夕焼け」のフレーズが浮かんだ。

    これはもしかたら集大成というより、また新たに一歩を進み始めようとしているような新鮮な気持ちが詰まっていると言ったほうが良いかもしれない。

    ソロ活動を始めた当初の「SUGAR」や「流々淡々」のような素朴さも垣間見えつつ、ポップスとして楽しく聴くことも出来る、新たな始まりを告げる一枚。

    佐藤嘉風さんが紡いだ音楽を楽しんでみてほしい。

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     2017/06/11

    良い歌だな。
    それが彼らの曲を最初に聴いたときの感想だ。

    当たり前の言葉に見えるかもしれないが、良い”曲”というより良い”歌”と表したくなる点に彼らの良さが詰まっているのではないかと思う。

    特にリード曲でもある「旅人」が素晴らしかった。

    どことなく陰を感じながら歩いて行くようなイントロから、静かに奏でられるギターと歌。
    歩んできた道に少しの寂しさと切なさを覚えながらも、歩みを進めながら現状を受け止め、決意を固めていく姿がとても印象に残る。

    詩の内容によるところでもあるが、そこで描かれた情景と心情を温かく美しく映し出す音色と歌の力があるからこそ、この曲にはこんなにも鮮やかな色を感じるのだろう。

    もちろんアルバムは「旅人」だけではない。

    疾走感溢れるメロディから真っ直ぐな光を感じさせてくれる「TRANCELL」に、怪しげな雰囲気を漂わせる「YELLOW」の妖美さに、「或る恋文」の誠実に聴かせる歌もあれば、「アンハッピーブレイカー」の攻撃的な展開で魅せる曲まである。

    形は違えど、どの曲からも歌として伝えたいことがわかり、聴いていることが心地良いだけでなく、どことなく安心感も与えてくれる。

    こういう風に聴かせる曲が今もあることが嬉しい。
    それを感じずにはいられない一枚。

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     2017/05/23

    キャッチーなメロディ。
    格好良く聴かせる演奏とアレンジ力。
    それでいて歌詞では遊び心溢れる言葉選びをしているので、なんだかクセになってしまう。

    「O.P.P.」はまさにその代表格で、こんな良いメロディにこんな歌詞を乗せてしまうなんてと思わず突っ込んでしまいそうになるが、そのセンスこそが彼らの魅力でもある。
    (ちなみに、「O.P.P.」とはお腹ピーピーのこと)

    そんな遊び心ある前半と打って変わって、後半は聴かせる楽曲が並ぶ。

    イントロから歌謡曲感漂う「鶯谷ラブロマンス」は、懐かしいメロディと感慨にふける詩の内容が絶妙に絡みあう名曲。
    今までのキャッチーさとは違い、哀愁漂う音色が見せるシチュエーションに心が揺さぶられる。

    続く「馬鹿げた話」の静かなテンポで聴かせる葛藤の姿がとにかく切ない。
    音楽としてだけでなく、一つの歌として良いなと思わせてくれる。

    最後の「バンドメン」はバンドとしての目標というより決意を込めた言葉が印象的。
    じわじわと感情を湧き上げるようなリズムと力強い音色が心地良く真っ直ぐに聞かせてくれる。

    クセになるキャッチーさから聴かせる楽曲まで。
    さしすせそズの可能性が詰まったミニアルバムだ。

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     2017/05/23

    踊りだしそうなリズム。
    気持ちを高揚させるサウンド。

    これだけでお洒落な音楽という言葉を使いたくなってしまう。
    でもこの曲の魅力はこれだけでは無い。

    なんと言ってもメロディの秀逸さだ。

    恐らく一度聴けば忘れないというくらい耳に馴染むメロディ。
    言い換えると、この流れならこの音が来て欲しいという聴き手の想いを汲み取ったかのように期待通りの流れるメロディが綴られていて、本当の意味で聴き心地が良い。

    そしてこのキラキラ感を表したかのような光を求めて旅をしようとする詩のハマリっぷりも文句なし。

    カップリングの2曲も含めて聴いていて心地の良い音楽。
    こういう良い音楽は色んな人に聴いてもらいたい。

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     2017/05/23

    鮮やかさという点においては「グローインググローイン」を挙げたい。

    ピロカルピンの曲は少し陰のあるものが多いが、この曲は成長しようと歩んで行く姿を爽やかな疾走感で楽しませてくれる。
    メロディの耳馴染みやすさはもちろんだが、なんといってもサビで歌われる「♪グローイング グローイング」の伸びやかさがたまらない。

    先行でMVが公開されていたものを聴いた時点から間違いなく名曲だと感じていたが、アルバムの中でも一際輝きを放っている。

    だがこの曲だけでアルバムは語れない。
    もう一点、音の深みについても注目してほしい。

    「ピノキオ」という曲は光を探すために葛藤をしている姿が描かれているのだが、闇雲に明るかったり暗かったりする音を奏でるのではなく、葛藤という名の陰を含んだ音色を一歩ずつ前へ踏み出すように奏でているのが印象的。
    それにより詩の内容と音色が融合されて、心に染み渡るように聴かせてくれる。

    「小人の世界」もアルバムでは独特の存在感を放っている。

    イントロを聴いたときからその怪しげで深みのある音色に酔いしれてしまうわけだが、詩の幻想的でありながら混沌とした世界観と合わせて聴くと、より深く混沌とした世界観を感じることが出来る。

    上述の「グローインググローイン」とは真逆とも言える世界を持った楽曲で、この2曲がアルバムでは並んで入っていることで、それぞれの色合いがよりはっきり出てくるのもアルバムの一つの聴きどころだ。

    音の深みに関しては、初回版にDVD-ROMとして付属されているハイレゾ音源も是非聴いてもらいたい。
    CDとは違う広がりのある音を聴くことができるので、より音の深みを感じることができるだろう。

    もちろんCDで聴いても楽曲の良さが伝わる全8曲。
    ピロカルピンからまた新たな名盤が届きました。

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     2017/05/23

    1stシングルでもある「Lovely Lovely Strawberry」のポップさから始まるこのアルバム。

    「ジャーーーーンプ アッッッップ!!!!」のような遊び心たっぷりの楽しい楽曲から、2ndシングル「SUMMER CHANCE!!」のような軽快で疾走感溢れるナンバーに、しっとりとしたバラード「春風メロディ」まで、幅広い楽曲が収められている。

    ただそれだけでは少々バラバラな感じもありそうなのだが、この楽曲達を繋ぎ合わせているのがスムルースの存在である。

    今作の中で最も多くの楽曲を手がけているのがスムルース(作詞作曲は徳田憲治さん)で、作詞のみの「SUMMER CHANCE!!」を含めるとその数4曲。(通常盤は「愛のかたまり」を含めて5曲)

    聴いてくれている人に心からの”ありがとう”の言葉を響かせる「ありがとうの時間」や、過去の記憶の辿りながら今ここに居ることの意味を噛み締める「記憶コロコロ」など、楽曲としての素晴らしさだけでなく、久保ユリカさん本人の素の部分に近いところが垣間見えることで、自然と聴き入ってしまう。

    これらの楽曲がアルバムに散りばめられていることで、何度もアルバムに惹きこまれるような不思議な感覚が生まれているのが面白い。

    中でも意外だったのが「スーパーカラフル」。
    スムルースのカバー曲なのだが、原曲と違い明るさより優しさや温かさが強調されて聴こえるのが印象的。

    この楽曲は原曲を知っている人はその意外さと新鮮さに、知らない人はこの楽曲の持つ魅力に気づかされることになるだろう。

    そしてアルバムの最後には本人作詞の「そのままでいいんだよ」が収録されている。
    アルバムの集大成であり、タイトルにも繋がるメッセージが印象的で、アルバムを聴き終えたことを嬉しく感じさせてくれる。

    すべてが大切な出会い。
    その想いの結晶が詰まったアルバムだ。

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     2017/04/16

    透明感のありながら、その奥に秘めた感情が滲み出る歌声。
    この歌声だけでも非常に魅力的だ。

    中でもその歌声の良さが出ているのが、タイトル曲でもある「花一匁」だろう。

    和の雰囲気漂う怪しげな曲調の楽曲。
    花屋で売られている花の気持ちに強く生きるというメッセージを重ねた独特の深い世界観はそれだけでも十分存在感がある。

    その世界観を結花乃さんの歌声で響かせることで、元々楽曲が持つ世界に彩りと更なる深みを与えることで、とんでもない名曲に昇華させている。

    これを聴かされてしまうと、独特の深い世界観の曲で無いと活きてこないのかとも感じてしまうが、「黄色いヒヤシンス」のようなキャッチーなメロディであったり、「また明日〜タイムスリップ〜」のような繊細なバラードでもまた違った歌声の魅力を堪能できるのが興味深い。

    結花乃さんの歌声と楽曲、詩の世界観という魅力を詰め込めるだけ詰め込んだミニアルバム。
    これは良い。

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     2017/04/16

    前作「花一匁」の落ち着いた雰囲気とは違い、全体を通して色合いが感じられるようになったのが今回のミニアルバム。

    始まりの「恋占」はとても印象的で、華やかでキラキラしたキャッチーさは、聴いた瞬間から良いなと思わせてくれる。

    今作はまた一味違うなと感じたのも束の間、「cocoa」で描く真っ直ぐな想いとそれを紡ぐ繊細なメロディに酔いしれさせ、カバー曲「ハナミズキ」で魅せる透明感ある歌声ですっかり虜になってしまった。

    「ダーリンと日曜日」ではほんわかとした甘い雰囲気を聴かせてくれたかと思えば、「shippo」の絵本のような物語性のある詩の中に描く進みだそうとする想いを自然と聴き手の心に届けてくれる。

    最後の「marquerite」はシンプルだけど深いバラードナンバー。
    相手の想いを素直に聴けないもどかしさと一途な想いが交差する詩を、優しい歌声とピアノの音色が包み込む。

    この曲が残す余韻がとても心地良く、またミニアルバムを始めから聴いてみたいと思わせるのがまた面白い。

    一曲一曲変化する色。
    小説のページを捲るように、その色合いの変化を楽しんでみて欲しい一枚。

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     2017/04/16

    前作「ダウトの行進」がとんでもない名盤だった。
    これを超える作品にはなかなか出会わないと思ったのだが、まさかこんなにも早くそれをも超える名盤に出会えるとは。

    既出曲「私が雪を待つ理由」、「ビジョン」、「色恋狂詩曲」はもちろんどれも素晴らしかったのだが、今作では特にアルバム曲の秀逸さに注目して欲しい。

    中でも岡田さん作曲の「何者」、「恋とは贅沢品」、「通行人「R」」の素晴らしさだ。

    以前からキャッチーなメロディを作らせたら文句なしだったのが、更に磨きがかかり、一度聴いただけで忘れらないくらい耳に残る曲になっている。

    それだけでも十分良いのだが、三浦さんの歌う言葉の響きが綺麗にメロディに乗っていて、詩の内容までもが自然に伝わってくるのも良い。

    この3曲については本人が編曲までこなしていることもあり、何をどう伝えたいのかという楽曲のイメージが音から垣間見えることも、この楽曲を名曲に昇華させている要因の一つだろう。

    ここまで絶賛してしまうと他の曲はそうでもないの?と思われてしまいそうだが、まだまだアルバムの魅力がまだまだある。

    岡田さんがここまでキャッチーで優しい楽曲を聴かせてくれたが、その対となる格好良さを示してくれる佐々木さんの曲の存在を忘れてはいけない。

    「キラーチューンキラー」はイントロのギターリフから格好良いのだが、そこから重みのある音とメロディ展開で聴かせつつ、その中に心地良い疾走感を魅せるのが堪らない。

    唯一のインスト曲「Sign -instrumental-」のアコギをメインに据えた、インパクトある音には思わず聴き入ってしまう。

    「私が雪を待つ理由」という壮大で優しいバラードの後にあることで、それぞれの楽曲が引き立っているのも聴きどころである。

    そして忘れてはいけない三浦さんの楽曲の存在。

    アルバムの始まりを告げる「スタートシグナル」はイントロのカウントダウン的に響いてきて、スタートを後押しするような詩の内容とも相まって、感情が高ぶってくる。(アウトロのギターもすごく格好良い)

    「解の恋式」は恋に対する解の公式を求めている主人公の成長に、ちょっと癖のあるメロディの融合させるというまさに真骨頂。
    こういう曲があると安心するし、楽しくなってくる。

    「アイシテイルの破壊力」も近いところはあるのだが、言葉を届けることの難しさに向き合うもどかしさを示すような浮遊感ある音色でまた違う一面を見せてくれる。

    最後を飾る「罪と罰」は集大成であり、進化を見せる楽曲。
    歌声も含めて静かな始まりだったところから徐々に音が重なりあって、最後には壮大な世界を聴き手に魅せる。

    こういう楽曲はある種の自信と実力が無ければできないので、それが出来るところまで来たということを感じずにはいられなかった。

    ここまでモテない男の心情を描くことが多かったが、今作ではそれだけでない世界も描いていることで楽曲の幅は大きく広がった。

    それにより感じた今までの良さと新しい良さ。
    まさに集大成であり、進化が垣間見えるアルバムになっている。

    冒頭でも絶賛したが間違いなく名盤。
    聴いて絶対に損はない。

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     2017/04/11

    思わず踊りだしてしまいそうなリズムとグルーブ感。
    お洒落で軽快な音色。
    そして、素朴ながら芯のある歌声。

    それらが織り成す音楽が凝縮されたアルバムがこの「カーテン・ナイツ」だ。

    「Teleport City」や「Power」は最たるもので、特に聴き込んだりすること無く、聴いた瞬間からその音楽の持つ力に惚れこんでしまうだろう。
    言葉にすると単純なことだが、これを実際に音楽として成立させた才能は素晴らしいの一言だ。

    また、「タイムスリップ」や「I can’t stand the rain」のような落ち着いた楽曲では、深みのある音色と歌声を聴かせるなど、アルバム全体を通して一言では語りきれない多くの魅力、音楽の力を感じることができる点も興味深い。

    まずは何も考えずに一度聴いてみて欲しい。
    きっとその良さに気づくはずだから。

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     2017/04/11

    「火曜日のサスペンス」のとんでもない存在感。

    サスペンス的な怪しさを醸し出すイントロだけでも虜にならざるを得ないわけだが、意味深な言葉を繰り出すメロから短い1番のサビへの展開、アコギの心地良い存在感、最後のサビ前のミステリーな雰囲気から、最後のサビで更に畳み掛ける展開など、楽曲構成そのものに何が繰り出されるかわからないサスペンス的要素があって、終始ハラハラドキドキしながら一気に楽しめてしまう楽曲になっている。

    歌詞のセンスは相変わらずすごすぎて語りきれないのだが、水曜日と木曜日をミステリーと表現している点は、楽曲のタイトルから考えるとニヤッとしてしまう。

    ミニアルバム全体でも変わらないセンスを発揮していて、「ちょうちん」のような朗読と歌が織り交ざった楽曲や「ろくでなスイング」で魅せる耳なじみの良いメロディなどは変わらず素晴らしい。

    その中でちょっと違う意味で存在感を放っている「心臓」に注目してみてほしい。

    こんな真っ直ぐな歌も歌えるのかと驚くほど真っ直ぐな歌で、悲しみでもう終わろうとしているあなたの心臓に向けて、何も無い一日だけど一所懸命生きている姿を見せる姿に、自然と涙腺が緩んでしまう。

    クセのある楽曲が多いから目立つということも無くはないが、やはりこういうシンプルな楽曲を聴かせるメロディとサウンド、歌声の力が無ければ成り立たない。
    それが彼らには間違いなくあるんだということを改めて感じることができた一曲だ。

    変わらないセンスと深みと表現力を増したサウンドと歌声。
    こんなのもう素晴らしいとしか言えない名盤だ。

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     2017/03/05

    全体を通して漂う陰。
    でも何故か耳に馴染んでしまうという不思議な魅力を持ったバンド、モノクロパンダ。

    その魅力が最も分かるのが「ツキノクニ」だろう。

    イントロの爽やかな印象から明るい曲を想像させておきながら、歌い出しから意味深な陰を感じさせる。
    その世界観だけでも酔いしれてしまうのだが、この陰を持ちながら最高に跳ねるサビへの展開がたまらない。

    でも、それだけでは終わらない。
    最後のサビ前に一度無音状態を作ったり、最後には鬱な感情をありったけぶつけるなど、耳に馴染む音色とメロディと鬱な感情の融合が、切なくも心地良く聴かせる不思議な力を持っている。

    MVを見たときからこれはアルバムも面白そうだと思ったら、本当にその通りだった。

    「ツキノクニ」よりももう少し攻撃的に攻める「光泥棒」や、切なさいっぱいなのに温かさを感じさせる「4月のエンドロール」などの不思議と心地良く聴ける楽曲に、「いろはにほへと」のような電子音が響く楽曲も楽しく聴くことが出来る。

    物語性を持ったという意味でも素晴らしい楽曲ばかりで、特に「金魚」で描かれる人を愛して人になろうとした金魚のお話は読んでいるだけでも悲しくなるのに、張り詰めた音色の中で歌声という形で響かせたら、それ以上に切なくなって仕方が無い。

    本当に素晴らしい楽曲ばかりなのだが、もう一つ素晴らしいのが価格。
    12曲入りでまさかの500円という破格の設定。

    楽曲は申し分ないので、もしお店で見つけたら是非手に入れて聴いてみて欲しい。

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     2017/02/26

    ミニアルバムの中で唯一MVが公開されている「アンブレラ」。
    この曲を聴いた瞬間から惹きこまれてしまった。

    優しいメロディと音色が印象的なのだが、最後のほうでは少し声を張って歌うなど、静かな情熱のようなものも感じられる楽曲。

    聴かせるバンド。
    この楽曲からそのイメージが強くあったのだが、ミニアルバムを聴いて良い意味で裏切られた。

    再生を始めていきなりイントロの迫力あるギターから始まる「心のありか」が流れてきて、彼らは詩やメロディの良さだけでなく演奏やアレンジの面なども含めて魅せるバンドなのだと。

    その予感を体現したような「Express」の陰のある雰囲気を醸しだす音色と、それを持って駆け抜けていく展開を聴かせたかと思えば、上で書いた「アンブレラ」のような優しい楽曲を聴かせたり。

    シンプルながらも詩の切なさをひしひしと感じさせる「RPG」に、独特なリズムと演奏で魅せる怪しげな雰囲気漂う「Dominant」があったりと、たった5曲という中にこれでもかというくらいの魅力を見せ付けてくる。

    初の全国流通盤となるミニアルバム。
    こんなのを聴かされて、今後が楽しみにならないわけがないというくらいの一枚。

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     2017/02/26

    音楽に心を動かされたことはあるだろうか?

    例えば圧倒的な熱さであったり、実体験の悲しさであったり、明確な説得力を持つものには出会ったことがあるのではないかと思う。

    この「灯火」というアルバムはそれらとはまた一味違い、じわじわと心を揺さぶることで、最終的に感情が高まっていくような熱さを秘めた一枚になっている。

    まず「ファンファーレが聴こえる」だ。

    爽やかな疾走感とともにわずかな陰を感じる楽曲。
    自分のあり方を問いながらも進みだそうとする歌詞の前向きさと流れるようなメロディ、そこに大濱さんの独特の歌声が融合されることで、希望という音楽の形が肌で感じられるような楽曲になっている。

    なんて良い歌なんだろうと思っていたら、続く「疾走」がまた違う形で揺さぶってくる。

    無骨な音色が魅せる格好良さと、陰のあるメロディ。
    こちらも自問自答するような詩が耳に残るのだが、それを抱えながらも必死に駆けていこうとする姿に色んな想いが垣間見える。

    誰もが悩みながら生きている。
    それでもそれを変えようとして生きていきたいという強い想いに、すっかり感情は高まってしまっていた。

    優しさと力強さを含んだ「コハク」、強い信念を綴った「狐火」の格好良さに更に酔いしれ、「昼間の三日月を見たか」、「フォーカスライト」と柔らかさと温かさを体現したような楽曲が全ての感情を優しく包み込む。

    最後まで聴いて、こんな充実感を得られるアルバムも珍しい。
    だからまた何度も最初から聴いてしまう。

    楽曲一つ一つはもちろん素晴らしいが、ミニアルバムとしても申し分の無い一枚。
    素晴らしい。

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