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micarosu さんのレビュー一覧 登録

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/06

    透明感のある綺麗な歌声。

    アニメ『異世界食堂』のエンディングテーマである「ちいさなひとつぶ」を聴いたとき、それを感じた。

    さかいゆうさん作曲による流麗なメロディもこの歌声の良さを引き出すには申し分なく、一度でも聴けばその歌声に虜になってしまうことだろう。

    それと同時に、この歌声ならばバラードがとても良く合うのではないかとも感じさせてくれた。

    アルバムにはその期待通りの「I remember」や「涙。」、「ねぇ、話をしよう」のようなゆったりとした負楽曲が多数収めれており、その美しい歌声をじっくり堪能することが出来る。

    だが、それだけで終わらせないのがこのアルバム。

    浮遊感を漂わせながら疾走する「さよならソレイユ」では、星の光のようなキラキラとして芯のある歌声を披露しているし、「悲劇なんて大キライ」ではちょっと低めでクールな歌声まで聴かせてくれる。

    この2曲はどちらも存在感ある名曲。
    歌声としての魅力はもちろん、アルバムとしての彩りにおいても大きな役割を担っていて、楽曲の幅を広げつつ、ギュッと引き締めてくれている。

    バラードだけでなく、アップテンポでも違ったよさを感じさせるなど、一言では語りきれない魅力。
    それが詰まったミニアルバムだ。

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     2017/08/06

    張り詰めた空気の中に響く声。

    寂しげで切ない感情を奥に抱えつつも、どこか凛として芯のあるその声は、真っ直ぐに聴き手の心に響く。

    そしてその言葉が届いたとき、その想いの深さと強さがしみじみ伝わってくるだろう。
    ひとりで生きる世界の辛さと寂しさ、それでも光を信じようとする想いが。

    これは彼女の歌声が持つ大きな力。

    単純な歌の上手さではなく、歌に想いを乗せて届ける力。
    それがとてつもなく大きい。

    これからももちろん楽しみなのだが、まずはこの名曲「ひとりの世界」をじっくり堪能してみてほしい。

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     2017/08/06

    変わらない良さと変わり続ける音世界。

    「シンクロニシティ」のような幻想的で疾走感ある楽曲はナナカラットの十八番とも言えるものなのだが、更に深化した音を感じることができる。

    ナナカラットのアルバムは聴くたびに深化を感じさせてくれるのだが、今回は進化という点も少し注目したい。

    一つは「95%の可能性」。

    張り詰めた空気を演出するピアノ音色からストリングスの音が入るなど幻想的な雰囲気を感じさせる楽曲なのだが、それを支えるバンドサウンドに太さがあり、メロディの繊細さがより際立っている。

    メロディはどの曲も申し分ないのだが、こういう音の変化で印象を変えてくれることで、違った良さを聴かせてくれる。

    もう一つは「Rule」

    同じく幻想的な世界観は健在なのだが、打ち込みによって加わる近未来感が、葛藤を描いた世界観に深さと混沌さを与えている。
    この曲も音の作り方によって楽曲の聴かせ方を変えていることで、また違った良さを感じさせてくれるのが印象的。

    進化と深化。
    この2つでより広がった世界観を堪能できる一枚。

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     2017/08/06

    本当にSAKANAMONなのか。
    「テヲフル」を聴いてしまったら、そう思わずにはいられない。

    繊細な旋律を奏でながら、丁寧に歌い上げる言葉。
    徐々に想いとともに音が重なり、最後のサビで全ての想いを弾き出すように熱く歌い上げる姿は、今までの印象を大きく変えつつ、純粋にその熱量の高さにグッと来てしまうだろう。

    この名曲の中で特に印象に残っているフレーズがある。
    最後のサビの手前で歌われる「♪前に進む為に歌ってるよ」という言葉。

    これは、結成9周年の9と新たにスタートをする為のキューサインの合図のダブルミーニングを持たせたアルバムタイトルとも重なる。

    新たに前に進む。
    そんないつも以上に強い想いが詰め込まれているのだと思う。

    「CATCHY」の単純なキャッチーさを聴かせる楽曲と見せかけて実はトリッキーな軽快さや、「ヘソマガリアの地底人」のようなクセのあるメロディなどにもらしさが見え隠れするのだが、今までより聴かせることに特化している感じがあり、耳に届くと同時に楽曲の良さと深みが味わえるのが印象的。

    SAKANAMONの魅力を感じるには十分な一枚ではないだろうか。

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     2017/06/11

    乙三.のボーカル大竹創作さんの1stソロアルバム。

    乙三.というと「火曜日」や「横浜ミックスナッツ」のような華やかでノリが良く、更に高い演奏力で聴く人を魅了するイメージが強い。

    でも今回の大竹さんのソロアルバムを聴くとその感じは全くなく、乙三.ではあまりやったこなかったもっと等身大で人の内面に訴えかけるような曲を聴かせてくれる。

    中でも印象的なのは言葉の選び方。

    例えば「♪色々あったでしょ 色々あるでしょう」(「色々」より)。

    言葉としては非常にシンプルなものだが、大竹さんの歌声を聴いているとこれまで歌ってきた中で感じた様々な想いがこの言葉に秘められているように感じられて、言葉以上にギュッと心を掴まれるような感覚になる。

    まさに大竹さんの魂の叫びを聴いているような感じだ。

    アルバム全体としては落ち着いた楽曲が多いのだが、上述の通り滲み出る魂の叫びを聴いていると常に熱い気持ちになってくる。

    今だから歌える歌。
    それをソロアルバムという形でリリースした意味を是非聴いて感じてみて欲しい。

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     2017/06/11

    ♪もう一度 もう一度 もう一度 光を探して

    「オレンジ色の夕焼け」のサビのこのフレーズを聴いたとき、すごい熱量を感じた。

    佐藤嘉風はこれまでも繊細で優しいメロディと歌声を紡いできていたが、今作は今までに無い何かがあるかもしれない。
    そう思いながら聴き進めてみたら、本当にその通りだった。

    いや、それ以上だったかもしれない。

    「オレンジ色の夕焼け」はその代表格で、繊細で優しい印象はそのままに、心地良い音の広がりを耳に馴染ませながら、想いの乗った歌声が心を揺さぶってくる。

    もちろんそういった楽曲だけでも十分すぎるほど良い。

    でも例えば、「CRAZY WORLD」のようにイントロのドラムの独特のテンポと巧みなサウンド構成で揺さぶりながら、サビの跳ねるような疾走感への流れで聴き手の心をギュッと掴むような楽曲があったり、「Listen To Me」のように軽やかな口笛が入るような軽快なカントリー調の楽曲があったり、単純な繊細さや優しさでは語りきれない様々な色を楽曲ごとに感じることが出来る。

    ソロでの活動10年の集大成とも言える充実した内容と言いたいところだが、ふと冒頭にも書いた「オレンジ色の夕焼け」のフレーズが浮かんだ。

    これはもしかたら集大成というより、また新たに一歩を進み始めようとしているような新鮮な気持ちが詰まっていると言ったほうが良いかもしれない。

    ソロ活動を始めた当初の「SUGAR」や「流々淡々」のような素朴さも垣間見えつつ、ポップスとして楽しく聴くことも出来る、新たな始まりを告げる一枚。

    佐藤嘉風さんが紡いだ音楽を楽しんでみてほしい。

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     2017/06/11

    良い歌だな。
    それが彼らの曲を最初に聴いたときの感想だ。

    当たり前の言葉に見えるかもしれないが、良い”曲”というより良い”歌”と表したくなる点に彼らの良さが詰まっているのではないかと思う。

    特にリード曲でもある「旅人」が素晴らしかった。

    どことなく陰を感じながら歩いて行くようなイントロから、静かに奏でられるギターと歌。
    歩んできた道に少しの寂しさと切なさを覚えながらも、歩みを進めながら現状を受け止め、決意を固めていく姿がとても印象に残る。

    詩の内容によるところでもあるが、そこで描かれた情景と心情を温かく美しく映し出す音色と歌の力があるからこそ、この曲にはこんなにも鮮やかな色を感じるのだろう。

    もちろんアルバムは「旅人」だけではない。

    疾走感溢れるメロディから真っ直ぐな光を感じさせてくれる「TRANCELL」に、怪しげな雰囲気を漂わせる「YELLOW」の妖美さに、「或る恋文」の誠実に聴かせる歌もあれば、「アンハッピーブレイカー」の攻撃的な展開で魅せる曲まである。

    形は違えど、どの曲からも歌として伝えたいことがわかり、聴いていることが心地良いだけでなく、どことなく安心感も与えてくれる。

    こういう風に聴かせる曲が今もあることが嬉しい。
    それを感じずにはいられない一枚。

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     2017/05/23

    キャッチーなメロディ。
    格好良く聴かせる演奏とアレンジ力。
    それでいて歌詞では遊び心溢れる言葉選びをしているので、なんだかクセになってしまう。

    「O.P.P.」はまさにその代表格で、こんな良いメロディにこんな歌詞を乗せてしまうなんてと思わず突っ込んでしまいそうになるが、そのセンスこそが彼らの魅力でもある。
    (ちなみに、「O.P.P.」とはお腹ピーピーのこと)

    そんな遊び心ある前半と打って変わって、後半は聴かせる楽曲が並ぶ。

    イントロから歌謡曲感漂う「鶯谷ラブロマンス」は、懐かしいメロディと感慨にふける詩の内容が絶妙に絡みあう名曲。
    今までのキャッチーさとは違い、哀愁漂う音色が見せるシチュエーションに心が揺さぶられる。

    続く「馬鹿げた話」の静かなテンポで聴かせる葛藤の姿がとにかく切ない。
    音楽としてだけでなく、一つの歌として良いなと思わせてくれる。

    最後の「バンドメン」はバンドとしての目標というより決意を込めた言葉が印象的。
    じわじわと感情を湧き上げるようなリズムと力強い音色が心地良く真っ直ぐに聞かせてくれる。

    クセになるキャッチーさから聴かせる楽曲まで。
    さしすせそズの可能性が詰まったミニアルバムだ。

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     2017/05/23

    踊りだしそうなリズム。
    気持ちを高揚させるサウンド。

    これだけでお洒落な音楽という言葉を使いたくなってしまう。
    でもこの曲の魅力はこれだけでは無い。

    なんと言ってもメロディの秀逸さだ。

    恐らく一度聴けば忘れないというくらい耳に馴染むメロディ。
    言い換えると、この流れならこの音が来て欲しいという聴き手の想いを汲み取ったかのように期待通りの流れるメロディが綴られていて、本当の意味で聴き心地が良い。

    そしてこのキラキラ感を表したかのような光を求めて旅をしようとする詩のハマリっぷりも文句なし。

    カップリングの2曲も含めて聴いていて心地の良い音楽。
    こういう良い音楽は色んな人に聴いてもらいたい。

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     2017/05/23

    鮮やかさという点においては「グローインググローイン」を挙げたい。

    ピロカルピンの曲は少し陰のあるものが多いが、この曲は成長しようと歩んで行く姿を爽やかな疾走感で楽しませてくれる。
    メロディの耳馴染みやすさはもちろんだが、なんといってもサビで歌われる「♪グローイング グローイング」の伸びやかさがたまらない。

    先行でMVが公開されていたものを聴いた時点から間違いなく名曲だと感じていたが、アルバムの中でも一際輝きを放っている。

    だがこの曲だけでアルバムは語れない。
    もう一点、音の深みについても注目してほしい。

    「ピノキオ」という曲は光を探すために葛藤をしている姿が描かれているのだが、闇雲に明るかったり暗かったりする音を奏でるのではなく、葛藤という名の陰を含んだ音色を一歩ずつ前へ踏み出すように奏でているのが印象的。
    それにより詩の内容と音色が融合されて、心に染み渡るように聴かせてくれる。

    「小人の世界」もアルバムでは独特の存在感を放っている。

    イントロを聴いたときからその怪しげで深みのある音色に酔いしれてしまうわけだが、詩の幻想的でありながら混沌とした世界観と合わせて聴くと、より深く混沌とした世界観を感じることが出来る。

    上述の「グローインググローイン」とは真逆とも言える世界を持った楽曲で、この2曲がアルバムでは並んで入っていることで、それぞれの色合いがよりはっきり出てくるのもアルバムの一つの聴きどころだ。

    音の深みに関しては、初回版にDVD-ROMとして付属されているハイレゾ音源も是非聴いてもらいたい。
    CDとは違う広がりのある音を聴くことができるので、より音の深みを感じることができるだろう。

    もちろんCDで聴いても楽曲の良さが伝わる全8曲。
    ピロカルピンからまた新たな名盤が届きました。

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     2017/05/23

    1stシングルでもある「Lovely Lovely Strawberry」のポップさから始まるこのアルバム。

    「ジャーーーーンプ アッッッップ!!!!」のような遊び心たっぷりの楽しい楽曲から、2ndシングル「SUMMER CHANCE!!」のような軽快で疾走感溢れるナンバーに、しっとりとしたバラード「春風メロディ」まで、幅広い楽曲が収められている。

    ただそれだけでは少々バラバラな感じもありそうなのだが、この楽曲達を繋ぎ合わせているのがスムルースの存在である。

    今作の中で最も多くの楽曲を手がけているのがスムルース(作詞作曲は徳田憲治さん)で、作詞のみの「SUMMER CHANCE!!」を含めるとその数4曲。(通常盤は「愛のかたまり」を含めて5曲)

    聴いてくれている人に心からの”ありがとう”の言葉を響かせる「ありがとうの時間」や、過去の記憶の辿りながら今ここに居ることの意味を噛み締める「記憶コロコロ」など、楽曲としての素晴らしさだけでなく、久保ユリカさん本人の素の部分に近いところが垣間見えることで、自然と聴き入ってしまう。

    これらの楽曲がアルバムに散りばめられていることで、何度もアルバムに惹きこまれるような不思議な感覚が生まれているのが面白い。

    中でも意外だったのが「スーパーカラフル」。
    スムルースのカバー曲なのだが、原曲と違い明るさより優しさや温かさが強調されて聴こえるのが印象的。

    この楽曲は原曲を知っている人はその意外さと新鮮さに、知らない人はこの楽曲の持つ魅力に気づかされることになるだろう。

    そしてアルバムの最後には本人作詞の「そのままでいいんだよ」が収録されている。
    アルバムの集大成であり、タイトルにも繋がるメッセージが印象的で、アルバムを聴き終えたことを嬉しく感じさせてくれる。

    すべてが大切な出会い。
    その想いの結晶が詰まったアルバムだ。

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     2017/04/16

    透明感のありながら、その奥に秘めた感情が滲み出る歌声。
    この歌声だけでも非常に魅力的だ。

    中でもその歌声の良さが出ているのが、タイトル曲でもある「花一匁」だろう。

    和の雰囲気漂う怪しげな曲調の楽曲。
    花屋で売られている花の気持ちに強く生きるというメッセージを重ねた独特の深い世界観はそれだけでも十分存在感がある。

    その世界観を結花乃さんの歌声で響かせることで、元々楽曲が持つ世界に彩りと更なる深みを与えることで、とんでもない名曲に昇華させている。

    これを聴かされてしまうと、独特の深い世界観の曲で無いと活きてこないのかとも感じてしまうが、「黄色いヒヤシンス」のようなキャッチーなメロディであったり、「また明日〜タイムスリップ〜」のような繊細なバラードでもまた違った歌声の魅力を堪能できるのが興味深い。

    結花乃さんの歌声と楽曲、詩の世界観という魅力を詰め込めるだけ詰め込んだミニアルバム。
    これは良い。

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     2017/04/16

    前作「花一匁」の落ち着いた雰囲気とは違い、全体を通して色合いが感じられるようになったのが今回のミニアルバム。

    始まりの「恋占」はとても印象的で、華やかでキラキラしたキャッチーさは、聴いた瞬間から良いなと思わせてくれる。

    今作はまた一味違うなと感じたのも束の間、「cocoa」で描く真っ直ぐな想いとそれを紡ぐ繊細なメロディに酔いしれさせ、カバー曲「ハナミズキ」で魅せる透明感ある歌声ですっかり虜になってしまった。

    「ダーリンと日曜日」ではほんわかとした甘い雰囲気を聴かせてくれたかと思えば、「shippo」の絵本のような物語性のある詩の中に描く進みだそうとする想いを自然と聴き手の心に届けてくれる。

    最後の「marquerite」はシンプルだけど深いバラードナンバー。
    相手の想いを素直に聴けないもどかしさと一途な想いが交差する詩を、優しい歌声とピアノの音色が包み込む。

    この曲が残す余韻がとても心地良く、またミニアルバムを始めから聴いてみたいと思わせるのがまた面白い。

    一曲一曲変化する色。
    小説のページを捲るように、その色合いの変化を楽しんでみて欲しい一枚。

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     2017/04/16

    前作「ダウトの行進」がとんでもない名盤だった。
    これを超える作品にはなかなか出会わないと思ったのだが、まさかこんなにも早くそれをも超える名盤に出会えるとは。

    既出曲「私が雪を待つ理由」、「ビジョン」、「色恋狂詩曲」はもちろんどれも素晴らしかったのだが、今作では特にアルバム曲の秀逸さに注目して欲しい。

    中でも岡田さん作曲の「何者」、「恋とは贅沢品」、「通行人「R」」の素晴らしさだ。

    以前からキャッチーなメロディを作らせたら文句なしだったのが、更に磨きがかかり、一度聴いただけで忘れらないくらい耳に残る曲になっている。

    それだけでも十分良いのだが、三浦さんの歌う言葉の響きが綺麗にメロディに乗っていて、詩の内容までもが自然に伝わってくるのも良い。

    この3曲については本人が編曲までこなしていることもあり、何をどう伝えたいのかという楽曲のイメージが音から垣間見えることも、この楽曲を名曲に昇華させている要因の一つだろう。

    ここまで絶賛してしまうと他の曲はそうでもないの?と思われてしまいそうだが、まだまだアルバムの魅力がまだまだある。

    岡田さんがここまでキャッチーで優しい楽曲を聴かせてくれたが、その対となる格好良さを示してくれる佐々木さんの曲の存在を忘れてはいけない。

    「キラーチューンキラー」はイントロのギターリフから格好良いのだが、そこから重みのある音とメロディ展開で聴かせつつ、その中に心地良い疾走感を魅せるのが堪らない。

    唯一のインスト曲「Sign -instrumental-」のアコギをメインに据えた、インパクトある音には思わず聴き入ってしまう。

    「私が雪を待つ理由」という壮大で優しいバラードの後にあることで、それぞれの楽曲が引き立っているのも聴きどころである。

    そして忘れてはいけない三浦さんの楽曲の存在。

    アルバムの始まりを告げる「スタートシグナル」はイントロのカウントダウン的に響いてきて、スタートを後押しするような詩の内容とも相まって、感情が高ぶってくる。(アウトロのギターもすごく格好良い)

    「解の恋式」は恋に対する解の公式を求めている主人公の成長に、ちょっと癖のあるメロディの融合させるというまさに真骨頂。
    こういう曲があると安心するし、楽しくなってくる。

    「アイシテイルの破壊力」も近いところはあるのだが、言葉を届けることの難しさに向き合うもどかしさを示すような浮遊感ある音色でまた違う一面を見せてくれる。

    最後を飾る「罪と罰」は集大成であり、進化を見せる楽曲。
    歌声も含めて静かな始まりだったところから徐々に音が重なりあって、最後には壮大な世界を聴き手に魅せる。

    こういう楽曲はある種の自信と実力が無ければできないので、それが出来るところまで来たということを感じずにはいられなかった。

    ここまでモテない男の心情を描くことが多かったが、今作ではそれだけでない世界も描いていることで楽曲の幅は大きく広がった。

    それにより感じた今までの良さと新しい良さ。
    まさに集大成であり、進化が垣間見えるアルバムになっている。

    冒頭でも絶賛したが間違いなく名盤。
    聴いて絶対に損はない。

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     2017/04/11

    思わず踊りだしてしまいそうなリズムとグルーブ感。
    お洒落で軽快な音色。
    そして、素朴ながら芯のある歌声。

    それらが織り成す音楽が凝縮されたアルバムがこの「カーテン・ナイツ」だ。

    「Teleport City」や「Power」は最たるもので、特に聴き込んだりすること無く、聴いた瞬間からその音楽の持つ力に惚れこんでしまうだろう。
    言葉にすると単純なことだが、これを実際に音楽として成立させた才能は素晴らしいの一言だ。

    また、「タイムスリップ」や「I can’t stand the rain」のような落ち着いた楽曲では、深みのある音色と歌声を聴かせるなど、アルバム全体を通して一言では語りきれない多くの魅力、音楽の力を感じることができる点も興味深い。

    まずは何も考えずに一度聴いてみて欲しい。
    きっとその良さに気づくはずだから。

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