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おとちゃん さんのレビュー一覧 

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     2024/04/10

    小澤さんの最高の青春の記念碑。これ程清々しい巨人はない。シカゴ時代の尖った演奏には後にない若い意欲を感じる。そして、サンフランシスコを経て、ボストンの初期がこの盤である。幻想ではおとなし過ぎたと感じたが、このしなやかな青春譜のなんと心地よいことか。当時、ベルリンフィルでも大喝采を受けた演目である。後の巨人も素晴らしいが、ボストン響では私はDG盤が好きだ。取るならば斎藤記念の盤の方が最終結論というか小澤さんのシカゴを取り戻したようあ巨人の方を取る。いずれにせよ、小澤さんで何か一つと言われれば、一番に上げる好きな演奏がこの盤である。ここには青春がある。

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     2024/04/09

    数十年振りの邂逅である。昔、小学館の名曲全集の毎月の配本(盤)を楽しみにしていた。その特典盤としてベートーヴェン第九の一枚が付いていた。ところが、詰め込み過ぎのせいか音が悪く、ついぞ第九の良さを知らずに終わった。過日、演奏会で感動を体験したが、このボックスの音がまろやかで余裕があり、楽しめた。先のレビューの方のザ・グレイトを聴いたが同感である。レコード時代の感動がCD化で裏切られることもあれば、今回のように感動を新たにすることもある。いかんせん、安売り王のドン・キホーテで缶に入って売っていたので、長年買うのを躊躇っていた。あの売り方は、イメージも価値のうちなので、よくなかった。今回のボックスも私の趣味からすれば派手であるが、中身はしっかりしていた。ホッとしました。

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     2024/04/07

    間違いなく名演である。一方、感心したがさほど感動しなかった。皆さんのコメントからはそう伝わる。一撃必殺の如く感動した演奏に長々としたコメントは意外と少ない。短文で感動を示す一言、良いねの無類の多さが素直に感銘度を表わしている。そう思うが、いかがでしょうか。話は逸れるが、ハイティンクや小澤征爾さんもライブでなく盤に関しては、そんな指揮者だった。ペトレンコさんを温かく見守っていきたい。

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     2024/04/06

    人それぞれの評価ができる実に面白いアルバムです。一人の指揮者に注目すれば帯に短き襷に長し。一方、リマスタリングは創立75周年盤だけに、発売時点で最善と思われるものを使用したと想像できる。各盤は演奏者のモノクロの写真のなかなか味のある紙ジャケットに入っている。カラヤン指揮のベートーヴェン運命や7番はモノラルであることを忘れた。カンテッリ指揮のモーツアルトの音楽の冗談には涙した。この録音の五日前のメンデルスゾーン「イタリア」はモノラルだが、これはステレオ。モノラルとステレオ録音の境を生きたカンテッリ。翌年には亡くなられている。調べていないのでわからないが、音楽の冗談のホルンがブレインだったらと思ったら泣けてきた。違っているかもしれない。元々選りすぐりの演奏だろうが、一つ一つの演奏や録音の良し悪しとは別にオーケストラの歴史、技術の進展、指揮者の一生、世代交代などの視点で味わうことができれば、実に面白い。この記念盤を起点に新しい音楽視聴歴が始まることもあるだろう。そういう物語を物語ってくれるライナーノーツが吉田秀和さんなどで読めたらなお良かった。言っても詮無いことだが、ふとそう思った。

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     2024/04/02

    久しぶりにこれは良いなあと満足した名演でした。マーラーは苦手になっていました。バーンスタインの耽溺には付いて行けない。付いて行くと体がおかしくなる。テンシュテットのEMIは録音のもどかしさがある。小澤さんの斎藤記念は好きだけど純なマーラーの延長線上にある。メーターは入れ直す程に主張が見えなくなり、ウイーン盤も今聞くと直球勝負的。本盤を買ったのは中古で安かったから。サクサクと前のめりに進むヤルヴィ家の傾向と完全無欠感から息苦しさを感じるパーヴォに期待はなかった。ところが、どのフレーズにも意識が宿っており、何気なく弾いているところがない。強弱の弱のコントロール力。ここまでは想像できたが、呼吸の深さはこれまで感じなかったものでした。例えは不適切かもしれないけど、アシュケナージのピアノに似た演奏で、情だけに流されず、グリップが効いて情さえ絶妙に表現する。破天荒とは違う、考え感じぬいた演奏に感じた。プロ根性に脱帽する一枚でした。でも、完全無欠感と息苦しさを感じないと言えばうそになる。でも、それがパーヴォ。良いじゃないですか。この録音の取り方は好きだな。

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     2024/03/27

    この音源のことではないが、コシュラー指揮のスメタナ「我が祖国」がこのコンビであったはずである。どこを探しても見当たらない。洗練されないが荒々しさ、田舎風の良さがあった。ぜひ、ナクソスやこのレーベルで復刻してほしい。
    都響とは違う味がある。コシュラー降臨を期待します。

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     2024/03/27

    録音、演奏ともに日本人の枠を超えた名演である。デジタル録音初期であるが、ホールの響きを見事に取り込んでいる。欠点は、レコード発売当時のジャケットの美しい風景から、廉価盤の安っぽいジャケットになった点である。実に興ざめである。堤さんの一世一代の演奏なのだから、なんとかしてほしい。ジャケットやライナーノーツに趣向を凝らしてこそ、物として価値は数段上がる。これこそ、サブスクに代わり得ない価値である。所有する喜びがそこにある。

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     2024/03/24

    晩年の最高の名演の一つ。70年代までのヨッフムは、ライブで血管を浮き立たせるように興奮して振ることがあったと思う。それを知りたければ、ベルリンフィルのライブ盤である。一方、そこから力みをいかばかりか取り除いたのが本盤である。所詮好みであるが、80年代のヨッフムに会いたい時はこの盤を、70年代までの彼に会いたい時はベルリンフィルライブ盤を聴く。穏やかそうに見えて血の気を出すヨッフムがわたしは微笑ましくて好きです。ベルリン:ミュンヘンは7対3。それ位で聴きたくなる。、

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     2024/03/19

    ヨッフム一世一代の名演です。何せ相手がベルリンフィル。しかも、ライブと壮絶な名演が生まれる条件が揃っている。スタジオのベルリンフィル盤は確かに良い。ドレスデンは生ぬるい。スタジオだと穏やかになるヨッフム。コンセルトヘボウ管のベートーヴェンがその例。これは違います。ヨッフム史上最高のブルックナー9番と断言します。滅多にここまでは言いません。

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     2024/03/11

    試聴音源を聴く限りですが、buru-supeの方が、SACDより音が良い気がします。マスター音源、リマスタリングが違うのでしょうか。持っている方に教えを乞います。オケコンの終楽章の弦の刻みがよりはっきり聞こえる気がします。音場の豊かさはSACDかもしれません。一方、刻みや旋律の絡みや明確さを求めるならば、buru-supeが上のように思えます。両盤をお持ちの方がおられましたら、お教え願います。

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     2024/03/02

    10番を聴いただけだが、レビューがないので書くことにした。他を聞かれた方の感想をお願いします。一聴するに、丁寧な音作りが特長と感じた。響きは穏健という言い方が適当かはさておき、そんな感じで心地いい。旧ソ連にありがちだった爆演とは異なる。それを求めると拍子抜けする。尖った表現を求める向きには物足りないかもしれない。録音に不満はない。プラスチックケースに入り、日本語訳はないがリーフレットはしっかり入っている。

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     2024/02/17

    録音自体は直接音がはっきり聞こえる。ベールが掛かっていないので、年代相応の音ではあるが好印象。音の揺れは初め気になったが、聴き進むと差し障る程ではない。意外やウィーンフィルの耽美的な響きが聞こえて驚く。モノラルライブであることを考えれば、高得点はあげられないが合格点をあげて良いと思う。演奏自体は、伸縮緩急がある。最晩年のコロンビア響とは違う。穏健さはないが、そこがこの録音の貴重さだと思う。インテンポで押し通すタイプではなく、耽美的。晩年に突入する前のワルターはベートーヴェン、ブラームスでは意外な程直球だったが、ブルックナーは違うようだ。そういう意味で、ワルターの年代ごとの音楽作り、変容、作曲家による違いが伺い知れて興味深い。解説書は邦文4頁。演奏のワルターのブル9録音史上の位置づけ、楽曲解説などコンパクトだが国内盤としての良心を感じる。唯一無二の名盤を求める向きには勧めないが、ワルター録音史の探求をされている方には面白いかもしれない。CD製作が難しくなる時代によくぞ作ってくれたと感謝したい。

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     2024/02/07

    何んとキビキビとした小気味よい演奏だろうか。ゴージャスとは違う路線で成功している。はっきり言って、この頃のトーマスが好きだ。フィルハーモニー管弦楽団がまた上手い。とかくロンドンのオケは器用だが個性がないと言われる。しかし、ここまでテクニックが素晴らしく、適応力があるのは、立派な個性である。確か、シノーポリ時代の頃だ。録音も良い。バレエ音楽の全曲盤は得てしてどこかで眠くなるのだが、それがない。実にいいものを見つけた。

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     2024/01/23

    リラックスした演奏です。バーゼル響が肩ひじ張らぬ音で録音されているので、そう聞こえるのかもしれません。晩年のヴァントを知る身からすると拍子抜けしましたが、こんな演奏をすることもあったのかと思った。私はそれなりに楽しめたが、ヴァントの厳しさや矜持を求める方には勧めない。あくまで、ヴァントのある時代のスナップショットと言えましょうか。

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     2023/10/07

    これは元気なオーケストラである。献身的で一生懸命。技術も素晴らしい。香港フィル。噂には聞いていたが、アジアには素晴らしいオーケストラがたくさんあるものだ。中国本土のオーケストラの録音は不定期にしか、発売されないのが残念だが、きっと素晴らしいと思う。スヴェーデンが、中国(香港フィル)と米国(ニューヨークフィル、ダラス響)を兼務することにも興味を持った。架け橋のような気がした。香港フィルでショスタコーヴィチ。ソビエト社会主義に翻弄された彼の音楽が香港という地で奏でられる意義と幸いさを思う。シリーズをひっそりと応援したい。潤いある録音。音楽に国境はなく、音楽を通じて人は仲間になれる。いろんな思いが錯綜した。

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