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武満 徹(1930-1996)

本 武満徹全集5 舞台tv ラジオ 作品, 補遺

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    テリーヌ  |  Hyogo  |  不明  |  2018年02月06日

    燃える秋、ヴォーカリズムA・I、水の曲、組曲「乱」、波の盆、が素晴らしいです。映画音楽とテープ音楽に素晴らしい作品が散見されます。合唱曲もきれいなのですが、武満さんはあまり合唱曲の作曲をあまり得意としていなかったのではと思います。ヴォーカリズムA・Iは「あい」という言葉を多様な表現で発声するだけなのですが、なぜか惹き込まれます。懐かしい岸田今日子さんの声が魅力的です。最後はユーモラスです。水の曲は鼓や能も関連するのですが、水の音の神秘性が引き立っています。これらテープ音楽が1955年〜1960年という時代に日本で作られていたことが驚異的です。まだ貧しい日本で、こういう前衛的な作品を創っていた武満さんの人生は驚異的です。冒険的な人生のきっかけは戦争体験や健康上の理由も大きいでしょうが、やはり音楽あるいは音のアートがなによりも好きであったのでしょう。その好きな気持ちが作品にあらわれています。20代30代の若さですでに老成していた武満さんを実感できました。これらの作品以外でも、音色や和声の感性が天才的だと思います。タケミツトーンは今後も歴史に残っていくと思います。関係ないですが武満さんを伴侶と決めた浅香さんの人生も驚異です。なおこの全集にはないのですが、映画監督ジム・ジャームッシュの映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』で使われるはずであった音楽「L.A., New York, Paris, Rome, Helsinki (1991)」も素晴らしいです。これを新録音してほしい気持ちが強いです。

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    聖オーガスティン  |  IRELAND  |  不明  |  2013年07月23日

    テープ音楽を聴きたくて買ったが、うたを聴くとほっとする。こういうのを作っていたんだな。

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    FROM THE BASSMENT  |  不明  |  2008年11月08日

    '04年発表。02年から刊行されている全5巻の全集の最終刊。3の映画音楽編に収録の「怪談」など映画音楽を除く、残されたテープ作品のほとんどをディスク2に収録。55年の第1作「ルリエフ・スタティック」に始まり、ヴォーカリズム3部作、NHK電子音楽スタジオ制作による「空、馬、そして死」(58年)、個展のために制作した、様々な水の音をコラージュした「水の曲」(60年)など、緻密な構成には今聴いても驚かされる。こうしたテープ作品の大半は、草月アートセンターの奥山重之助の尽力によるもの。日本の技術者の緻密な仕事ぶりに驚嘆する。

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