管弦楽のための協奏曲/展覧会の絵 クーセヴィツキー/ボストン交響楽団
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黒熊怪 | 神戸 | 不明 | 2006年04月22日
この指揮者のバルトークに対する理解がなかったら、この限りなく美しい音楽は存在しなかっただろう。これが突破口となり、最晩年の死を間際に控えたバルトークは、創造の炎が燃え上がり、彼岸の世界から響いてくるような一連の傑作を創り上げた。クーセヴッキイがバルトークの音楽を支持したことが何よりも作者を励ましたのであろう。このCDは、生前のバルトークが聞いた初演に最も近い貴重な歴史的演奏。初演の約一ヶ月後の演奏ではなかったかと思う。作者がボストン響を尊敬すべき練達の士からなる同僚と見なしていた事が解る素晴らしい演奏。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2006年04月18日
他社からも出ていましたが、オケコン世界初演時の記念碑的な録音です。今でも難曲ですが、初演から既になかなか堂に入った演奏振りです。指揮のテクニックがなく、変拍子などとても振れなかったと言われるクーゼヴィツキーですが、ピアノ演奏のアシスタントがクーゼヴィツキーの気の済むまで棒ふりの練習に付き合わされた成果は十分出たのでしょう。そういった当時のエピソードと併せて、色々楽しみのあるCDだと思います。尚、初演の演奏ですから、フィナーレのコーダは第一版の、短い方です。幾分唐突に終わっていますが、これが初演の形です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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