【中古:盤質A】 ルドルフ・ケンペの芸術(10CD)
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jin | 長野県 | 不明 | 2021年08月21日
堅実、地味、素朴、誠実など、様々な評価がなされるケンペの演奏。しかし、ここに含まれているチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とのブルックナーの交響曲第8番は壮絶な演奏です。きっとあなたのケンペ観を一変させてくれることでしょう。これはスゴイ!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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murr | 東京都 | 不明 | 2021年03月20日
古き善き時代の素晴らしい演奏ですね。今は失われた音楽がここにはあります。地味ですが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まんず あつぽん | 東京都 | 不明 | 2018年02月28日
およそ数ある名音楽家のボックスものとしては、この世で最も大切で素敵なものも。 これ以上のものは、きっと見つかるマイ・・・7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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雲谷斎 | 埼玉県 | 不明 | 2016年01月30日
これは評価のむずかしいセット。SKDとのR.シュトラウス全集で実力指揮者の名を得たケンペのSKD後の主要作品を集めた企画力には大いに拍手するのだが、デジタル復刻の音質には必ずしも賛意を表せないからだ。とりわけブラームスのリマスタリングには疑問が残る。もともとミュンヘン・フィルの音響はドイツの北方のオーケストラに比し腰高なところがあり、加えて若干低めだったこのLPの録音レベルがリマスタリングでは高めに設定されているため腰高な音色がいちだんと強調される結果になり、もう聴くのもつらいぐらいのいっぱいいっぱいの音。これではとてもブラームスの音楽を堪能できない。ブラームスをはじめブルックナー他の録音も70年代半ばから後半のアナログ技術全盛期の頃のことを考えれば、VENIASから出たケンペのセットのようにアナログ録音のままCD化した方がよほどいい結果をもたらしたのではないかと考えるとマコトに残念。何でもかんでもデジタル化すればいいものでないという典型。結局、面倒でもまたLPのお世話になるわけです。これじゃ何のためのCD復刻?18人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かんたあびれ | 神奈川県 | 不明 | 2015年10月07日
ケンペの音楽が大好きで迷わず手に入れた。嬉しかったのはブルックナーの8番がSOMMレーベルのものに比べ音質が良い事。あらためてこの演奏の素晴らしさに惚れ惚れとして聴いた。ケンペのブルックナーは男性的で直裁、人間味溢れる音楽だ。他の指揮者が金管を柔らかく鳴らすところを堂々と雄弁に鳴らす事も厭わない。弦楽器も大きくうねる様に歌うが、ブルックナーの本質を鷲掴みにした指揮者に見事に統率された音楽は深い感動をもたらしてくれる。8番の第三楽章は本当に素晴らしい。5番は四半世紀前に買ったテイチク盤の方がアナログ的音色で好みなので捨てられない。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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タケセン | 千葉県 | 不明 | 2015年06月12日
以下は、わたしのblog「思索の日記」からです。 ルドルフ・ケンペの音楽は、十分にエネルギッシュだが、激するというところがない。 強奏しても美しさを失わない。 グラマラスではなく、筋肉質であり、響きは引き締まり適度な緊張感をもつ。 落ち着きと悦びが一つで、健全な精神を現わす。 内側から内発的に湧き出てくる音楽で、外面的効果を狙うのとは対照的。機械的なものや競争主義とはまったく無縁。愛とよろこびと自然。 言葉の最良の意味でクラシック。 生前は大変な人気だったが、現代の刺激に満ちた社会では少し忘れられがち。 慢性肝炎悪化のため、1976年5月にわずか65才11か月で亡くなってしまったが、彼の晩年の録音を集めた10枚組のボックスが出た。名演と讃えられた有名な録音だが、入手が難しかった。 グルダとのモーツァルトピアノ協奏曲もある。白鳥の歌の27番で大変な名演だ。 ラストレコーディングの一枚となったブルックナー4番と5番は、鬼気迫るような力に圧倒される。8番も同曲屈指の名演で、ピュアなエネルギーに溢れた名演。痺れ、震える。 得意のドボルザーク8番9番は、もうこれ以上はないほどの感動。新世界は別テイクの60年代のものもある。 代表作のブラームス交響曲全集も。 とにかく一等賞、一番、とか、突き詰めて精緻の限り、とか、現代のどこかヒステリックな精神とは無縁。ほんとうの強さ=自然性をもつ健康な音楽だ。 そう言えば、彼は、英国女王にもタクシードライバーにも態度を変えないナイスガイとしても有名で、その点は、巨人クレンペラーと同じ。クレンペラーも二階のボックス席(特別席)に娼婦たちを招待し、新聞等で非難轟々!で、彼は「なに?どこが問題なのか?同じ人間だ!」とやり返し、平然。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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