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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

SACD 『英雄の生涯』 カール・ベーム&ウィーン・フィル、ゲルハルト・ヘッツェル(シングルレイヤー)

『英雄の生涯』 カール・ベーム&ウィーン・フィル、ゲルハルト・ヘッツェル(シングルレイヤー)

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    1stホルン  |  東京都  |  不明  |  2013年01月24日

    前からの愛聴盤です。今回のSACD化に期待しましたが期待通りの音で大変満足です。   深々とした響きで堂々たる進行、よく聞かれるこれみよがしの大げさな表現は無く、なんとなく聞いていると地味だし冷静すぎると思われる方もおられるでしょう。しかし、何度も聞くと実に素晴らしい。音楽の流れに自然に従っているように聞こえるのはまさに練達の演奏ぶり。派手になりすぎないところがベームのシュトラウス演奏の極意で、自己顕示欲の塊のようなこの曲のいやらしさが感じられないくらいで、だからこそこの演奏は古びないのだと思います。   更にこの時代のウィーンフィルの音がより一層魅力的!すべての楽器が素晴らしいのですが特にこのホルンの響きは今や聞くことのできないものでしょう。幸せな45分です。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年09月05日

    かつて私は、本盤の英雄の生涯を80年代に発売された初期西独プレスのCDで聴いたことがあるが、あまりのつまらなさに途中で聴くのをやめたのを思い出す。というのも、いかにも晩年のベームの欠点が露呈した硬直化したテンポによる鈍重な印象を受けたからであり、それ以降、私のCD棚に眠ったままであった。ベームの英雄の生涯については、本盤の3年前にバイエルン放響とライブ録音したオルフェオ盤があり、ライブならではの熱気もあって、私はそちらの方を愛聴してきた。しかし、今般SHM−CD化され、音質が向上した本盤を聴いて大変驚いた。そこには鈍重さなど微塵もなく、堂々たるインテンポによる巨匠の至芸を大いに感じたからである。全体にテンポは遅めであり、英雄の生涯を得意としたカラヤンの名演のように、ドラマティックとか華麗さとは全く無縁であるが、一聴すると何らの変哲もない曲想の中に、晩年のベームならではのスパイスの効いた至芸を垣間見ることができる。一例をあげると英雄の業績。ここは、R・シュトラウスの過去の楽曲のテーマが回想されるが、ベームはここで大きくテンポを落とし、主旋律を十分に歌わせながら、ティルや死と変容、ドン・ファンなどの名旋律を巧みに浮かび上がらせており、この老獪ささえ感じる巧みな至芸は、他のどの演奏よりも素晴らしいと言えるだろう。ベームが最も信頼した名コンサートマスターのヘッツェルのソロが聴けるのも、本盤の価値を大いに高めることに貢献している。併録のワーグナーの2曲も、ベームならではのドイツ正統派の重厚な名演だ。

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    ケルビーノ  |  浜松市  |  不明  |  2009年08月21日

    コレも買って良かったと思わせる。ベームの良さとは、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュと違い、緻密で神経が細やかである事である。だから繰り返し聞いても飽きないのである! この英雄の生涯もワーグナーの序曲も、ジャーマンポテトのようなドイツの家庭料理の味わいがある。家庭料理は一番飽きない料理なのだ。

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