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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第8番 カール・ベーム&ウィーン・フィル(シングルレイヤー)

交響曲第8番 カール・ベーム&ウィーン・フィル(シングルレイヤー)

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  • ★★★★★ 

    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  2020年03月15日

    名演奏・名録音でした。廉価版で放置されているのが気の毒です。 ベーム・ウイーンのブルックナーでは、ロマンティックの時ほどには騒がれませんでしたが、私は、学生時代のアルバイト代をためて、同時発売の7番と合わせてLP3枚組を購入したのを覚えています。 特に目立った演奏をしよう、という意図など皆無でしたが、雄大な音の流れで、幸福な時間を過ごさせてくれるCDです。 ブルックナーの7&8番では、全てウイーン・フィル演奏版でのカラヤン、ベーム、ジュリーニをお勧めします。一時期、騒がれたヴァント盤よりずっと良いと確信します。

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  • ★★★★★ 

    ねこばす  |  福島県  |  不明  |  2019年02月03日

    「第4楽章のコサックダンスが崩壊そのもの」などと言っている無知な人が下にいたので敢えて一言。弦の刻みは前打音+四分音符。で、前打音をオン・ザ・ビートで処理し、アウフタクト風に流さないことを徹底した解釈であり、音楽に何の破綻もなければオケのアンサンブルにも難はない。むしろどれだけねちっこく、この名門楽団に稽古を付けたんだと失笑するぐらい。8番だからと殊更に構えることなく、大見得も切らず、ベームらしい芸風ではある。こういうの、生で聴いてみたかったなあ。

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  • ★★★☆☆ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2018年12月04日

    60年代DGではヨッフムのブルックナー全集録音が進んでおり、またVPOもDECCA専属のためか、ブルックナーも得意なはずのベームの正規のスタジオ・ステレオ録音は、70年代になってからのVPOとの3番と4番(DECCA)、7番、8番(DG)だけです。60年代までの緊張感が高く引き締まっていると同時に堂々たる演奏から、70年代には、VPOを信頼しその自主性に委ね、ゆったりとした美しい音楽を志向していたようで、4曲のブルックナーの評価は「番号が若いほど好い(後ろほど緩い?)」というものでした。ブル8の演奏時間は80分超です。カラヤンやジュリーニ、ヴァントと比べて「時間かかり過ぎ」ではないのですが、聴かせどころを巧み設計したりしないベームの場合はどうしても“間延び”した印象が残ります。70年代に行われたブル8のライブ録音が何種か発売されていますが、いずれも演奏時間75分以下。いったい何が起こったのかしら? なお、ベームのブル8のサイトは投稿時点で2種あるようなので、両方に投稿します。悪しからず。

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  • ★★☆☆☆ 

    くまたろ  |  東京都  |  不明  |  2016年11月22日

    所有していたCDを貸したら返ってこないため購入した。久しぶりに聴いてすこし落胆した。ベームの同曲の演奏ならベルリン・フィルやトーンハレとのライヴのほうが格段に生き生きとしていて魅力的だと感じた。

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  • ★★★★★ 

    ブルノのおっさん  |  北海道  |  不明  |  2013年11月08日

    ブルックナーにはそれほど興味のなかった頃、安かったので聴いてみようと思い、購入したのがこのベームのブルックナーでした。ブルックナーというと、大編成で規模の大きい曲だというイメージが強く、ロマン派特有の長大交響曲にやや苦手意識があったのですが、それは全くの聴かず嫌いであったのだと思いました。確かにブルックナーの交響曲は各楽章が密度の大きい大規模なものですが、ベームの演奏はクセがなく、息の長い旋律をべたべたと引きずったりしない、すっきりとしたものだと思いました。しかし、情味に欠けているわけでもありません。ノヴァーク版では第3楽章のハープと弦の絡みは絶品!第8番の代表盤として推薦します。

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  • ★★★☆☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2013年11月01日

    ベーム&VPOといえば、VPOの長い歴史の中でも蜜月時代と呼んでいい最高の組み合わせとして世評が高い。確かに、モーツァルトの協奏曲や来日公演での《田園》など、屈指の名演だと思う。だが、このブル8はいただけない。VPOは縦の線を若干ずらすことでふくよかな音響を作り出すことで知られているが、それを斟酌してもアンサンブルが雑である。特に第4楽章のコサックの部分の弦の刻みとその他の楽器とのズレ具合が、「えっ?これが世界最高峰のオケ!?」というくらい雑。破綻寸前、いや、破綻そのものだ。黄金期のVPOとあろうものが、録り直し可能なセッションでこんな状態では情けない。ベーム&VPOのブルックナーは、編集痕が露骨な第4番や、やはりアンサンブルが雑な第7番とともに、凡演と呼ぶに吝かではないといえる。ただし、「極めてオーソドックスな解釈による極めて普通の演奏」という意味において、ファーストチョイスだろうから、その点を勘案してOKということにしよう。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2013年09月05日

    ベーム/VPOのブルックナー交響曲盤はHMVカタログでチェックしますと1940年代からの第7番数種がありますが私にとっては1970年ステレオ収録の第3番「ワーグナー」で接したのが最初でありました。その頃のベームはブルックナーにそんなに注力している様には思っていなかったのですが大曲第8番に関して確認しますと結構回数を重ねての録音がされております。即ち1971年バイエルンRSO(タイム@13’40A13’06B26’37C22’28・・・HMVではB24’29C20’37とメモされており何れが正しいのか未確認です)、1974年ケルンRSO(同@13’43A13’24B25’34C20’44)、本盤1976年VPO(同@14’51A14’23B27’47C23’00)、1978年チューリッヒ・トーンハレO(ライブ、同@13’54A13’20B24’41C20’09)の四種類のステレオ盤が載っております。その中で本盤は1976年VPO分でベーム82歳の頃のノヴァーク版によるもので四種類の第8番の内ではタイム的には約80分と一番長く時間をかけての演奏です・・・それでも他の所謂ブルックナー指揮者の諸演奏分と比べますとショート目に私は受け取りこの大曲との「付き合い」のし易さを先ず感じました。第1楽章からキビキビとして輪郭のはっきりした演奏が曲筋書きを追い易くしてくれています。それとVPOの管楽器の音色のふくよかさというか温もりと潤いが上手くブレンドしてベームの無骨なタッチとバランス取れた感じになっています。この楽章後段ピークへの持って行き方は極めて正攻法で説得力があります。第2楽章トリオ真ん中部はやや早く進め凝縮力を高めています。第3楽章ではVPOの本来の弦の美しさが一層活き時折挟まれるハープも更にこの楽章の美しさに花を添えます。低音部サポートも特筆ものでしょう。最終楽章は揺ぎ無いテンポと緊張感を維持しつつ「思い切りの良さ」を見せて〆へのアプローチはしっかりした骨格を示して雄渾なスケールで曲を閉じます。結果として引き締まった演奏仕上がりと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2012年10月25日

    ブルックナーの8番と言えば、よくシューリヒト盤がほめられますが、このたび聞き比べてみて、このベーム盤がそれに勝っていることが分かりました。どちらもウィーンフィルらしい美しく柔らかな響きが収録されていますが、シューリヒト盤が情に流され、テンポ設定が流動的であるのに対し、ベーム盤はむやみにテンポをかえず、がっちりと曲作りがなされています。また、いつものベームらしくブラスを適度にしっかりと鳴らし、その完成度については一分の隙も見せません。また、このたびのSACDシングルレイヤーSMH仕様では、響きが団子状になることがなく、音離れがいいと言うか、音が空間にしなやかに広がっていく様子が感じられるのです。ベームによる自然体の曲作りと、ウィーンフィルの実力と演奏の完成度の高さ、そして録音の良さと盤質の高さが一緒になって、大変感銘深いひとときを過ごすことが出来ます。今、ブル8ではこれが最高かもしれない。でも値段が少し高いですね。これを聴くと、ベームの他の録音もSACDシングルレイヤーSMHで聴きたいと思う人が多いんじゃないかと思います。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月23日

    ベームは、ブルックナーの交響曲をすべて演奏しているわけではなく、遺された録音などを勘案すると、演奏を行ったのは第3番、第4番、第5番、第7番及び第8番の5曲に限られているものと思われる。この中でも、文句なしに素晴らしい名演は1970年代前半にウィーン・フィルを指揮して英デッカにスタジオ録音を行った第3番(1970年)及び第4番(1973年)であると言える。これに対して本盤におさめられた第8番については、少なくとも従来盤やその後に発売されたSHM−CD盤を聴く限りにおいては、私としてはこれまでのところ感銘を受けたことは一度もないところだ。というのも、最大の欠点は、金管楽器がいささか無機的に響くということであろう。ベームは、例によって、本演奏においても各金管楽器を最強奏させているのであるが、いずれも耳に突き刺さるようなきついサウンドであり、聴いていてとても疲れるというのが正直なところなのだ。また、ベームの全盛時代の代名詞でもあった躍動感溢れるリズムが、本演奏ではいささか硬直化してきているところであり、音楽の自然な流れにおいても若干の淀みが生じていると言わざるを得ない。したがって、ベームによる遺された同曲のライヴ録音に鑑みれば、本演奏はベームのベストフォームとは到底言い難いものであると言えるところであり、演奏自体としては凡演とまでは言わないが、佳演との評価すらなかなかに厳しいものがあったと言える。しかしながら、今般のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤を聴いて驚いた。これまでの従来盤やSHM−CD盤とはそもそも次元が異なる圧倒的な超高音質に生まれ変わったところであり、これによって、これまでは無機的できついと思っていたブラスセクションの音色に温もりと潤いが付加され、これまでよりも格段に聴きやすい音色に改善されたと言えるところである。加えて、音場が幅広くなったことにもよると思うが、音楽の流れも、万全とは言えないもののかなり自然体で流れるように聴こえるように生まれ変わったとも言える。したがって、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化によって本演奏の欠点がほぼ解消されたとも言えるところであり、私としても本シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤ではじめて本演奏に深い感銘を受けたところだ。いずれにしても、本シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤に限っては、本演奏を名演と高く評価したいと考える。なお、ユニバーサルに対して一言。今般のベームによる一連の歴史的な名演のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化は極めて高く評価すべき快挙であると言えるが、その対象とすべき演奏の選定に際して、ベルリン・フィルとのブラームスの交響曲第1番やモーツァルトの交響曲第40番及び第41番を選定したことについては、いずれも歴史的超名演であることから何ら問題はないと言える。しかしながら、ウィーン・フィルとの演奏を選定するに際して、本盤のブルックナーの交響曲第8番ではなく、何故にベートーヴェンの交響曲第6番及びシューベルトの交響曲第5番をおさめた一枚を選定しなかったのであろうか。当該演奏は、前述のブラームスの交響曲第1番やモーツァルトの交響曲第40番及び第41番と並ぶベームが成し遂げた歴史的な超名演の一つであり、今回のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化の対象から漏れたのはきわめて残念と言わざるを得ない。当該盤の今後のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化をこの場を借りて大いに望んでおきたい。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城  |  不明  |  2008年09月08日

    SHM-CDで初めて聴いた。ベームの真剣な音楽作りに圧倒される。ホルンの強奏の凄さ(ベルガー氏か?)、弦楽器の艶、木管の…など褒めるときりがないほど、70年代のウィーンフィルの合奏力に唖然とした。録音で聴く限り、速過ぎも遅過ぎもしないテンポも良い。ベームがウィーンフィルで第5番を演奏してくれていたら、さぞかし素晴らしかっただろう、と無い物ねだりをしたくなる。

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