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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

LPレコード R.シュトラウス『英雄の生涯』、ドビュッシー『牧神』、シューマン:ピアノ協奏曲 ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン(1974 ステレオ)(2枚組アナログレコード)

R.シュトラウス『英雄の生涯』、ドビュッシー『牧神』、シューマン:ピアノ協奏曲 ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン(1974 ステレオ)(2枚組アナログレコード)

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2012年10月01日

    みなさま絶賛の通り、これは実にすばらしいアルバムだなあ。なんたってメインの「英雄の生涯」がすばらしい。力強く覇気に満ち、指揮者がまさに英雄そのもの。ただそれでいて作為的なところとか無理やりなところとかが全くないのがいいんです。オーケストラも充実の限りで、みんな揃ってこの音楽(難曲ですがね)を余裕を持って楽しんでいるかのよう。大した演奏だなあ。ケンペさんとDSKの最高に幸せなコラボです。録音はちょっと変。うそくさい残響もあり、あとなぜかソロヴァイオリンが真ん中から右チャンネルに位置しています。でも音の鮮度もあり、迫力も十分。良好な音です。他も名演。「牧神」も実に美しい。いわゆる印象派的な「霞み方」はなく、旋律線は明確ですが、それが実にデリケートな扱いを受けていて美しさの限り。聞き惚れました。シューマンはちょっと普通っぽいかもしれませんが、やや遅めのテンポで、無理をしない篤実な演奏ではないかな。トータル、大いに満足した実にいいアルバム。すばらしさの限り。お薦めいたします。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2012年04月15日

    シュターツカペレ、ケンペのライヴは、とっても、自然、自信と情熱、信頼感に裏打ちされた納得の名演奏。私は、ケンペ現役の時代を知りませんが、各オーケストラから、愛されていたと言うのも分かる気がする。このブックレットもそう。地味ではなく、確実実直丁寧な音楽そのもの。ドレスデンの美音も見事に引き出されている。ライヴ演奏の発掘で、セッションによるミスは少ないが、無味乾燥な演奏でない、このような飾り気の無い演奏が聴けるのは、嬉しい。シューマン、ドビュッシーも、いい音楽の作り手だった事がわかる興奮の名演。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年01月29日

    SKDとのライブが残されていたことに驚きとともに感謝。これを聴くとケンペもライブの人だなあと思う。スタジオ盤は確かに音色は美しいのだが録音が。ベールを被っているかのような印象は拭いけれなかった。このライブ、録音はスタジオ盤より鮮明で、ケンペの熱気のようなものがスピーカーから伝わってくる。併録曲もまずまず、こんな演奏会を聴いてみたかった。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2010年03月27日

    以前、「演奏は良いが録音が悪い」という趣旨のレビューを書いたが、撤回させて頂きたい。関係各位にこの場を借りてお詫び申し上げたい。というのは、特にシューマンの協奏曲で高めのテープノイズがあり、それに気を取られていると耳が勝手に「ハイ上がりな音」と早合点してしまったようだ。しかし、聴き進むにつれてノイズは気にならなくなり、逆に豊かな響きに魅了されるようになる。いやはや、しっかり聴いてからではないとレビューはしてはいけないと痛感した。さて演奏はというと、どれもが秀逸である。特に《英雄の生涯》が絶品!管弦楽曲の中でもとりわけ演奏至難な曲として知られているだけあって、演奏によっては退屈な45分間を過ごさねばならない時もあるし、単なる技巧のお披露目になってしまうこともある。しかしさすがはシュターツカペレ・ドレスデン!渋さと甘さ、優しさと力強さが絶妙に調和している。デリケートなピアニシモから壮大なフォルテシモまで振幅が大きく、時折うねるような表情を見せる。それでいて一瞬たりとも騒がしい雰囲気を与えないところが凄い。ペーター・ミリングのソロも、貞節さと色気を併せ持つ魅力的な伴侶を演じている。《牧神の午後》はいわゆる“フランス的”な演奏からは乖離しているが、これはこれで美しい。個々の楽器が“独立して”色彩美を作り出すのがフランス的だとすれば、ドレスデンの作法は“調和して”温もりのある音響を作り出す。《ピアノ協奏曲》は、冒頭やや散漫な印象も見受けられるが、第一楽章の中程から徐々に熱を帯びていき、最後には全員一丸の合奏になる。こういう熱量も、ライヴならではである。勿論若干のミスもあるが、許容範囲内だ。それから特筆すべきはブックレットが充実していることだ。貴重な写真が満載である。耳からも目からも楽しめる一組といえよう。

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  • ★★★★★ 

    ハリアー黒  |  東京都  |  不明  |  2009年11月03日

    演奏、録音とも文句なし。「英雄の生涯」冒頭部分を聴くだけで驚く。これほど自然で量感豊かな録音も滅多にない。ケンペの正規録音盤よりも良い出来だが、価格が高いことが惜しまれる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年11月01日

    まずは収録された曲目に注目したい。本盤が録音されたのは1974年であるが、これは帝王カラヤンの全盛時代。収録された曲目はいずれもカラヤンの十八番ばかりだ。英雄の生涯はカラヤンの名刺代わりの曲。牧神午後への前奏曲は、名手ツェラーと2度にわたり録音した得意の曲。シューマンのピアノ協奏曲も、決して協奏曲録音を得意としない巨匠が、リパッティ、ギーゼキング、ツィマーマンと組んで3度までも録音した曲だ。協奏曲はともかくとして、いずれもカラヤンならではの豪華絢爛にして重厚な名演であった。そうした圧倒的なカラヤンの存在の中においても、本盤のケンぺの名演は立派に存在感を示している。ケンぺの演奏は、カラヤンと同じく重厚なものであるが、華麗さとは無縁であり、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のぶし銀の音色をベースとした質実剛健さが売りと言えるだろう。英雄の生涯は、やや遅めのインテンポで一貫しているが、英雄の戦いの頂点での壮絶さなど、決して体温が低い演奏ではなく、この曲の持つドラマティックな表現にもいささかの不足はない。牧神午後への前奏曲も、冒頭からいかにもジャーマンフルートと言った趣きであるが、カラヤンのように、この曲の持つ官能性を強調したりはしない。しかし、全体の造型の厳しさや、旋律の歌い方などは、実に見事であり、カラヤンの名演とは一味もふた味も違う名演だ。シューマンは、この曲の持つファンタジスティックな魅力を損なうことなく、重厚な名演を成し遂げている。録音は、特に、英雄の生涯においてやや人工的な残響が気になるが、70年代のライブ録音としては、十分に合格点を与えることができる。

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  • ★★★★★ 

    EngageNo1  |  千葉県  |  不明  |  2009年11月01日

    R.シュトラウスは精緻かつダイナミックな表現で、orchestra での表現の限界に迫っていると思う。また精緻さや楽器群のバランスでは、スタジオセッションだからかもしれないが名高いEMI全集の方が上であるが、パッションという意味ではライブ録音である当盤が断然上。またシューマンでのN.フレイレも素晴らしく、ドビュッシーを聴くと、ケンペが、ラベルやドビュッシー録音が極端に少ないのが大変残念な思いになる。どこかにまだ眠っているケンペの録音があるような気がするのは私だけだろうか?

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