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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 【中古:盤質AB】 ピアノ・ソナタ全集 エリック・ハイドシェク(8CD)

【中古:盤質AB】 ピアノ・ソナタ全集 エリック・ハイドシェク(8CD)

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  • ★★★★☆ 

    横濱の風  |  神奈川県  |  不明  |  2011年04月09日

    他の方のレヴューにもあるとおり、非常に個性的な演奏で、はっきりと好き嫌いが別れるというのはその通りだと思います。では、自分は・・・というと、正直言ってつらい。メロディの流れが予想と違いすぎて、聞いていてしょっちゅう気持ちが途切れてしまいました。それが「テンポルパート」と言うならば、聞いている側を忘れているのかと思います。とはいえ、大変刺激的な部分もあることは否定できません。少なくとも、一度は聞くべきセットという評価はすべきと思います。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  栃木県  |  不明  |  2010年02月27日

    この価格なら買っておいて損はない全集である。メリット1:軽めの硬いタッチと抑え気味のペダリングで全曲を弾き切っており、その結果、譜面のすべての音が透けて見えるように聴こえてくる。軽いタッチと鮮やかな指技が相俟って、全曲を通じ、全ての装飾音がもたつきも濁りもなく明瞭に演奏されている。当然、トリルの粒の揃った美しさは絶品である。メリット2:上記のテクニックを駆使して、ポリフォニックな部分では、他の演奏者が和声に埋没させてしまって聴き取りが困難な対旋律を、見事に独立した声部として聴かせる。フーガ楽章はまさに独壇場。さらに変奏楽章では、細かいパッセージの中から原主題音だけを魔法のごとく浮かび上がらせる。メリット3:よって、聴く者は、ほとんど全ての楽章で、曲の構造に関する新発見に出会い、飽きることがない。緩徐楽章のテンポが概して速めなのも、聴く者を飽きさせない要因の一つだ。メリット4:それでいて理知的、分析的な演奏かというと、全く違う。処々にちりばめられたエスプリたっぷりのアゴーギクが、初期作品では若きベートーヴェンの覇気、中期作品では表現の拡大を目指した実験精神、後期作品では自由な想像力の飛翔を鮮やかに印象づける。総じて聴こえてくるのは、後世の眼で「ピアニストの新訳聖書」に祭り上げられたソナタ全曲ではなく、後期ハイドン、モーツァルトを学ぶことから出発して、徐々にピアノ音楽の表現内容の拡大を成し遂げていった「等身大のベートーヴェン」の音楽である。デメリット:録音が悪いこと、これに尽きる。ピアノの音が痩せすぎた録音(おそらく60年代後半)と、どうにか原音の感じを伝えている録音(70年代に入ってから)が混在する。痩せて硬い音が最近のピリオド楽器を思わせて面白い、と感じる人もあろう。さらに穿った見方をして、グールド流のダンパー加工を行っているのでは、と想像をなさる向きもあろう。しかし、60年代後半のフランスEMIの他の録音(とりわけフランソワのラヴェルなど)を聴く限り、原音は豊かで陰影に満ちていたであろう演奏も薄く乾いた音にしか録音できていない。このベートーヴェン全集もしかり、である。

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  • ★★★★★ 

    arisuyama  |  愛知県  |  不明  |  2009年11月21日

    いいですね。こう云うベートーヴェンの後期のソナタを聴きたかったように思う。特に30番以降。所謂名曲と言われる表題曲も含めドイツ系の奏者の強打が続く頑固一徹風な演奏がどうも駄目だった。それら一纏めにしても、モーツァルトの軽やかな短いソナタ一曲にかなわないと思う私ですので。ケンプでさえ強打を繰り返した30番をハイドシェックは、さらりと駆け抜ける。「ああ、これがいい。」と反射的に感じ、結局最後まで頑固一徹風は無いままで終わり、改めて「これ、いい。」といっぺんにファンになった。近年のコンサートも真っ向勝負の青眼の構えでなく、絶妙なタッチで切り抜けていく姿は、肩をいからせて鬼の形相で弾きまくる中堅若手達とは器の違いがあって痛快でもあった。だから難所の前の「タメ」も微笑ましい。弾けてないじゃないかと揶揄する向きもいるが、こちらが「聞けている」からいい。こう云うこけおどしのない才能を天才と言いたい。

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  • ★★★★☆ 

    音楽偏狂家1号  |  仙台市  |  不明  |  2009年02月28日

    音も演奏もハイドシェックは唯一無二の存在で、それだからはっきり聞き手の好みが別れます。もし聴いたことが無いなら、是非聴いてみてください。やみつきになるか、受け付けないかのどちらかになると思います。すごい個性ですから。全く個人的な意見ですが、31番から聴くことをおすすめします。なお、いわゆる宇和島ライブの、特に17番ソナタを好む方には「がっかり」かも知れません。この全集の17番とは結構違うと思います。私はどちらも好きです。

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  • ★★★★☆ 

    S  |  Japan  |  不明  |  2009年01月23日

    印象的なセットだ.32曲全てについて語りたくなるほど多彩だ.初期の作品群での撥弦楽器を思わせる音色はおそらくダンパーとハンマーを調整しているだろうし,中期の有名曲でのアーティキュレーションは非常にユニークなのに違和感はなくむしろ霊感を湛えている.後期では後年のソリストの熟成を予感させる構成力がすばらしい.30歳代でこのような才能を示したソリストがその後ある種のスランプに陥ったことは逆説的だが理解できる.

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  • ★★☆☆☆ 

    KM  |  Hakata  |  不明  |  2007年05月29日

    テンポルバートは半端。時折聴かせる強烈な打鍵は音楽的に外している。「自由奔放にして繊細」「コルトーから受け継いだテンポ・ルバートの秘術を自在に駆使したピアニズム」が彼の演奏の特徴を適切に表しているとすれば、それが、あだになっている。悪い演奏ではない。しかし聴き応えがない。

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  • ★★★★★ 

    m m music Studio  |  Naha City  |  不明  |  2007年02月08日

    じっくり聞ける、よい演奏だと思いました。 キラキラしていなくても、心にしみ入る表現になっているようです。  ん? これは、ベートーベンの本質?

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  • ★★★★☆ 

    半世紀  |  千葉県  |  不明  |  2006年02月18日

    まさに「個性的名演」。しかしながら、曲の核心をしっかりとらえていて、曲そのもののが崩れていないばかりか、生き生きと浮かび上がらせてくれる。曲をじっくり楽しめる。録音も優秀。

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  • ★★★★★ 

    k  |  佐賀県  |  不明  |  2005年12月27日

    後期のソナタは特に涙を流すほど感動的

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  • ★★★★★ 

    AOY  |  横須賀  |  不明  |  2003年10月13日

    独特の感性はやはりハイドシェックならではのもの.全てのフレーズが魅力的であり、極上の演奏.

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  • ★★★★☆ 

    tetsu  |  越谷市  |  不明  |  2002年11月04日

    バックハウスやケンプにはないフランス人ならではの繊細な感覚。ベートーベンは世界の音楽であることを感じさせる。特に後期のソナタが心を打つ。

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  • ★★★★★ 

    春  |  京都市  |  不明  |  2002年08月17日

    奔放で力強い演奏です。バックハウスはどうもゴロゴロ聴こえて…という人にはいいかも。全集としての総合的な質も悪くないと思います。廉価でもあり、9点をつけました。

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