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マーラー(1860-1911)

Hi Quality CD 交響曲第9番 レナード・バーンスタイン&コンセルトヘボウ管弦楽団(2CD)

交響曲第9番 レナード・バーンスタイン&コンセルトヘボウ管弦楽団(2CD)

商品ユーザレビュー

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    gakusei  |  北海道  |  不明  |  2021年07月06日

    バーンスタインのマーラーの交響曲第九番の録音作品の中で最も完成度が高いと思う。遅めのテンポで感情を込めながらもイスラエル・フィルとの録音とは違い、崩壊せずに曲の美しさを感じさせてくれる良い演奏だと感じた。

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2020年04月19日

       コンセルトヘボウ管弦楽団と演奏したこのディスクの魅力、それは「ギリギリの美」ということだと思う。もう少し熱が入ったり力を込めすぎてしまうとその「美」は壊れてしまう、そんなぎりぎりの状態が当盤の凄さであり、魅力ではないだろうか。もちろん表面的な美しさではない。(死や絶望のような)受け入れ難いものをも呑み込んだ中から浮き出てくる類いの、厳しいまでに屹立した美、である。    1979年のベルリン・フィル盤でも1985年のイスラエル・フィル盤でも激しさや熱さのエネルギーが突出しているが、このコンセルトヘボウ盤ではそれほどでもない。ゆったりとした歩みで堂々たる演奏をもってバーンスタインの棒に応えるコンセルトヘボウ管弦楽団。突っ込みすぎないところがコンセルトヘボウ管弦楽団の良さでもあるし、ことマラ9について言うと「物足りない」と感じる部分もある。 が、作曲者が人生の苦しみを書き込むと同時に、美なるものに究極の回答として書き込んだメッセージを表したと考えれば…。 この曲には誰もが「人生」「死」「葛藤」など特別な思い入れを期待してしまうが、それらをも超越した美の世界へバーンスタインが辿りつきたい時、もっとも適したオケがこのコンセルトヘボウ管弦楽団だったのではないだろうか…と考えてしまった。    指揮者とオケがどのような対話をしつつ演奏したのか判らないが、結果として残されたディスクからそのようなことを考えさせられた。 マーラーの交響曲に興味ある方なら必ず持つべきディスクと思いおすすめしたい。

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  • ★★★★★ 

    辛党兼甘党  |  広島県  |  不明  |  2020年02月14日

    バーンスタインの演奏、最近まで大嫌いだったんですがね…このCD最近ずっと聴いてます。この曲に必要(と勝手に思っている)な「凶暴な」「グロテスクな」「絞り出すような」「肺腑をえぐるような」音がこの曲に関してはバーンスタインの演奏でしか(その点はベルリンフィル盤、イスラエルフィル盤もOK)聴けない、と昔から思っていて、ずっと好きにはなれないけど気にはなっていた演奏でしたが、初めて聴いてから苦節(?)10年、ついにバーンスタインが私を迎え入れてくれました。元々コンセルトヘボウはあらゆるオーケストラで一番好きな団体なので暖色な音がそぐわないとか表現の踏み込みが足りないとかこの演奏に言われる批判が私には全く当てはまらず、逆に今までハイティンク盤やらベルティーニ盤やらジュリーニ盤などを愛聴していた私としてはエグすぎるギリギリ半歩手前で留まり、美しさもふんだんにちりばめられた絶妙な演奏となっております。そうそう、感情のままに演奏してると言われがちなバーンスタインですが、ちゃんと聴くとこの曲の音色旋律的要素をしっかり拾い上げてたり、テンポ設計も綿密だったりと、作曲家ってのもあるでしょうが多少のデフォルメはあれどかなりスコアに則した緻密な計算に基づく演奏だと思います。「感情的」ではなく「啓蒙的」という方が教育にも才能を発揮したバーンスタインにはふさわしい形容かと。トランペットが全編ちりめんヴィヴラートなのと、せっかく最高に良い音とバランスで叩いてるティンパニが1楽章を中心に音程を外す箇所が多いこと、1楽章の鐘の音がめちゃくちゃ変な音(コンセルトヘボウはいつもこの変な音がする…)であることが気になる人もいそうですが、この曲技術的に完璧だと何か物足りなく感じる不思議ちゃんなので私にとっては無問題です。あとジャケットいいですよね!指揮者の顔ジャケットって味気なくて…エルテの絵だなんてオシャレで素敵です。それにしてもずっと嫌いだったバーンスタインの音楽が聴けるようになって本当に良かったと思います。このCDは絶対買った方がいいですよ。

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  • ★★★★★ 

    ルシータ  |  東京都  |  不明  |  2015年09月22日

    バーンスタイン氏の息づかいを感じさせる、感動の演奏だと思います。素晴らしいです。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年03月15日

    久々に聴きなおし。やはり他のディスクとは一線を画する大演奏で、感動を新たにしました。豊富な感情を隠すことなく、ときに叫び、ときに泣き、ゆっくりとではありますが遅滞することなく荘重に音楽は進んでゆきます。ちょっとした乱れは見受けられますが、ま、傷というほどではありますまい。それにこれでもずいぶんと修正しているのではないかな?ライヴそのままで出していたらもっとすごかったはずだなあ。というのも、私も同時期の来日公演の第9番を聴いたからなのであります。あの時の鳥肌の立つような恐ろしさはこの盤にはないのですね。そこは不満だけど、逆にそれがディスクに残ってしまったらその方がいっそう恐ろしい気がします。それはさておき、バーンスタインが最後に到達した第9交響曲の姿がはっきりとここに刻されることとなりました。この曲に充分馴染んで、いろんな演奏に親しんで、その後でこの盤を手に取るのがよいか、と個人的には思います。やはり特別な位置に立つ演奏です。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年03月13日

    バーンスタインは、マーラーの第9をビデオ作品も含め4度録音している。ニューヨーク・フィル盤(1965年)、ウィーン・フィル盤(1970年代のDVD作品)、ベルリン・フィル盤(1979年)、そして本コンセルトヘボウ・アムステルダム盤(1985年)があり、オーケストラがそれぞれ異なっているのも興味深いところであるが、ダントツの名演は本盤であると考える。それどころか、古今東西のマーラーの第9のあまたの演奏の中でもトップの座に君臨する至高の超名演と高く評価したい。マーラーの第9は、まぎれもなくマーラーの最高傑作だけに、様々な指揮者によって数々の名演が成し遂げられてきたが、本盤はそもそも次元が異なると言える。正に、本バーンスタイン盤こそは富士の山、他の指揮者による名演は並びの山と言ったところかもしれない。これに肉薄する往年の名演として、ワルター&ウィーン・フィル盤(1938年)があり、オーパスによって素晴らしい音質に復刻はされているが、当該盤は、多分に第二次世界大戦直前という時代背景が名演に伸し上げたと言った側面も否定できないのではないだろうか。マーラーの第9は、マーラーの交響曲の総決算であるだけに、その神髄である死への恐怖と闘い、それと対置する生への妄執と憧憬がテーマと言えるが、これを、バーンスタイン以上に表現し得た指揮者は他にはいないのではないか。第1楽章は、死への恐怖と闘いであるが、バーンスタインは、変幻自在のテンポ設定や思い切ったダイナミックレンジ、そして猛烈なアッチェレランドなどを大胆に駆使しており、その表現は壮絶の極みとさえ言える。これほど聴き手の肺腑を打つ演奏は他には知らない。第3楽章の死神のワルツも凄まじいの一言であり、特に終結部の荒れ狂ったような猛烈なアッチェレランドは圧巻のド迫力だ。終楽章は、生への妄執と憧憬であるが、バーンスタインの表現は濃厚さの極み。誰よりもゆったりとした急がないテンポにより、これ以上は求め得ないような彫の深い表現で、マーラーの最晩年の心眼を鋭く抉り出す。そして、このようなバーンスタインの壮絶な超名演に潤いと深みを付加させているのが、コンセルトヘボウ・アムステルダムによるいぶし銀の音色による極上の名演奏と言えるだろう。本盤で残念なのは録音がやや明瞭さに欠けるところであり、数年前のSHM−CD化によってもあまり改善されたとは言えなかった。ベルリン・フィル盤が既にリマスタリングされたのに、本盤が一向にリマスタリングされないのは実に不思議な気がする。同曲演奏史上最高の歴史的超名演であるだけに、今後、リマスタリングを施すなど更なる高音質化を大いに望みたい。

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  • ★★★★☆ 

    さすらうけど歌えない若人  |  和歌山県  |  不明  |  2011年02月24日

    バーンスタインのマーラーについては既に語り尽くされたものだろう。この演奏もまた然りで。専らBPOと並んでマーラー8番の名演奏として語り継がれている。 私自身、カラヤン盤、バルビローリ盤、アバド盤(新録)など数多く聞いてきたが、やはり最終的にはこの演奏をベストに推したい。 マーラーと一体化したような心情の吐露と平行して、この交響曲が持つ古典的な交響曲への回帰という意味合いでの構成感も備わった演奏はこれしかないと思う。そしてバーンスタインはこの曲からネガティブな感情だけでなく、希望を併せ持った表現を導き出していることも評価を揺るぎないものにしているのだと思う。 ただここで私が星3つにしたのは、『この演奏はバーンスタインの演奏の究極』ではないと思うからだ。 ライヴレコーディングと銘打っておきながら、各演奏会(リハーサル含む)の切り貼りによって無意味に完成度をあげようとしている点もそうだが、何よりもコンセルトヘボウの音が暖色過ぎるのだ。 これは第4楽章冒頭を聴けば瞭然で、やはりこの交響曲にはそぐわない感じがする。 バーンスタインのマーラーの最高の演奏はやはり来日公演のIPOとの演奏だと思う。私は海賊版でこの演奏を聴く機会があったのだが、解釈自体はコンセルトヘボウ盤と大差ないのだが、音がやはり違う。すべての楽章においてコンセルトヘボウ盤が霞んでしまうほどだ。もし叶うのならば商品化して欲しいものである。 マーラー9番のディスコグラフィーが大きく変動するだろうに。

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  • ★★★★★ 

    Straussist  |  香川県  |  不明  |  2010年12月18日

    マーラーの交響曲第9番は、マーラーの最高傑作だけでなく人類が創造した究極の音楽だと思う。私が最高の演奏として挙げるのがバーンスタイン&コンセルトヘボウoの演奏である。多くの人がバーンスタイン&ベルリン・フィルによる一期一会の演奏を挙げるが、私はこの時期のバーンスタインはマーラーの9番で表現したいことを全て出し切っていないと感じるからである。一方、コンセルトヘボウoを指揮しているバーンスタインは第1楽章から凄まじい演奏を展開している。溜息するようなゆっくりと始まり、激しい箇所では他の誰よりも心が引き裂かれそうなまでに激しく表現して、またはかない箇所では、他の誰よりも心の寂しさが表現されており、私は心を揺さぶられる。バーンスタインの指揮に対して、過剰すぎる、濃すぎると言う人がいるが、そんな人にマーラーを聴いてほしくない。第2楽章はリズムが弾んでいてなぜかウィンナワルツを茶化しているようで、ニヤリとさせられる。続く第3楽章は打って変わって猛スピードで畳み掛けるが中間部で現れる第4楽章を予告する箇所における切ない表現は、バーンスタインだけしか表現していない。そして、第4楽章。マーラーが書いた最も美しい音楽であるアダージョをバーンスタインは、万感の想いを込めて指揮をしている。喜び、悲しみ、諦めといった感情を心の奥底まで掘り下げ、死を自覚し、生への別れをゆっくりと深い呼吸をさせながら消えていく音楽を私は聴いたことがない。バーンスタインの最高傑作。マーラー演奏の到達点。クラシック究極の名演奏。と褒め言葉を並べても足りないし、これ以上の演奏は望みようがない。マエストロ・バーンスタイン、いやレニー、あなたに深く感謝します。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2010年11月09日

    私は、ベルリンフィルとのライヴをFMで、また、イスラエフィルとの生を、25年前、大阪で聴いてしまった人なので、印象としては、ベルリンフィル盤が近いのですが、来日公演は、この録音が行われた後の、夏、になります。自らのマーラー像を引きずり出し、ベルリンフィルを本気以上に奮い立たせたベルリンフィル盤も、確かに凄いが、こちらの方が、緻密に、バーンスタインのマーラーを表現していると思います。ひとつの極致、の演奏です。

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    ushio  |  東京都  |  不明  |  2010年09月29日

    「重過ぎる」「ドロドロ」「ナルシスト」・・・バーンスタインのマーラーに対する批判は数知れない。重過ぎていい、ドロドロでもいい、ナルシストでもいい。全裸のバーンスタインが叫んでいる!超絶的演奏!あえて名演とは言わない。あまりにも切なく、あまりにも哀しい。バーンスタイン&イスラエルの「超弩級」演奏を覚えている人も多いのでは?

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    avanti  |  NETHERLANDS  |  不明  |  2010年07月31日

    DGから発売されていたディスクの再発のようです.バーンスタインのマーラー9番は,ニューヨーク・フィルとの最初のチクルス,ウィーン・フィルとの映像,最後となったコンセルトヘボウとの演奏,どれをとっても素晴らしい演奏です(ベルリン・フィルとの演奏はここでは取り上げません).とりわけ,第4楽章の魂を込めた演奏が聴く者の心を打つ名演だと思います.コンセルトヘボウというマーラー自身ともゆかりの深いオーケストラを使い収録した最期の9番は,ライヴ録音を基にしているだけあって,臨場感にあふれた演奏です.再発でこのライヴ感がさらに再現されていることを期待します.

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