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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第2番『復活』 ブーレーズ&ウィーン・フィル

【中古:盤質A】 交響曲第2番『復活』 ブーレーズ&ウィーン・フィル

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  • ★★★★★ 

    じじちゃん  |  北海道  |  不明  |  2021年03月09日

    美しい。さすがウイーンフィルだ。その存在感をいかんなく示している。だから聴いていて引き込まれてしまう。声楽もピカイチだ。なおのこと美しい。求めたいのは鋭さだ。ここぞというところで、もう少しパンチを発揮して欲しかった。でも、捨てがたい魅力に満ちている。いいよ。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年05月17日

    ジンマンの全集を買うまで、私のお気に入りの「復活」だった。徹底して冷静な演奏。同じ歩調で、最後の大合唱とオルガンも加えた大合奏が響き渡るクライマックスに到達するまで、長い長い坂を少しずつのぼりつめていくように演奏している。目立たないパートがしっかり聴き取れるのはシノーポリ指揮フィルハーモニアの録音以上だ。楽器の音に潤いがあるのがウィーンフィルならではで、この美点のおかげで退屈することがない。合唱もカラヤンが起用していた頃のアマチュア性をほとんど感じさせず立派に歌っている。独唱がブーレーズの盤にしては良い。特にメゾ・ソプラノ、第4、第5楽章ともに良い。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年09月04日

    そうですねぇ、正直、感動はいたしませんでした。表題性やドラマ性には完全に背を向けたアプローチで、それは、まあ、予想通り。ブーレーズだからね。ただし、それならそれで、それらに代わるものや果ては乗り越えるものがなければなりますまい。そこが不満ですね。この曲を、ブーレーズが手の上でコロコロころがしている感じで、真剣な取り組み対象や打ち込む対象とはされていないような、そんな「冷やかさ」が印象としては強いであります。近頃立派な「復活」がたくさん出ているので、そういう中にこのディスクを置くと、けっこう影が薄いと思いますよ。声楽陣はすばらしい。特にデ・ヤング歌う「原光」は絶唱!!これはすばらしい。ウィーンフィルは、好調ではないな。ブルックナーの交響曲第8番のディスクもそうでしたが、ブーレーズ指揮ではこの名門オケの魅力(実力)がなんだか伝わらない。もったいないったらありゃしない。(-_-)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月05日

    本盤におさめられたマーラーの交響曲第2番は、ブーレーズによるマーラーチクルスが第6番の録音(1995年)を皮切りに開始されてからちょうど10年目の録音である。このように10年が経過しているにもかかわらず、ブーレーズのアプローチは殆ど変っていないように思われる。かつては、作曲家も兼ねる前衛的な指揮者として、聴き手を驚かすような怪演・豪演の数々を成し遂げていたブーレーズであるが、1990年代に入ってDGに録音を開始するとすっかりと好々爺になり、オーソドックスな演奏を行うようになったと言える。もっとも、これは表面上のこと。楽曲のスコアに対する追及の度合いは以前よりも一層鋭さを増しているようにも感じられるところであり、マーラーの交響曲の一連の録音においても、その鋭いスコアリーディングは健在であると言える。本演奏においても、そうした鋭いスコアリーディングの下、曲想を細部に至るまで徹底して精緻に描き出しており、他の演奏では殆ど聴き取ることができないような旋律や音型を聴き取ることが可能なのも、ブーレーズによるマーラー演奏の魅力の一つと言えるだろう。もっとも、あたかもレントゲンでマーラーの交響曲を撮影するような趣きも感じられるところであり、マーラーの音楽特有のパッションの爆発などは極力抑制するなど、きわめて知的な演奏との印象も受ける。したがって、第2で言えば、ドラマティックなバーンスタイン&ニューヨーク・フィル(1987年ライヴ)やテンシュテット&ロンドン・フィル(1989年ライヴ)の名演などとはあらゆる意味で対照的な演奏と言えるところである。もっとも、徹底して精緻な演奏であっても、例えばショルティのような無慈悲な演奏にはいささかも陥っておらず、どこをとっても音楽性の豊かさ、情感の豊かさを失っていないのも、ブーレーズによるマーラー演奏の素晴らしさであると考える。さらに、ウィーン・フィルの優美な演奏が、本演奏に適度の潤いと温もりを付加させていることも忘れてはならない。クリスティーネ・シェーファーやミシェル・デ・ヤングによる独唱やウィーン楽友協会合唱団も最高のパフォーマンスを示していると言える。なお、このような細部への拘りを徹底した精緻な演奏としては、最近ではホーネック&ピッツバーク交響楽団が第1番や第4番で見事な名演を成し遂げているが、ホーネックが今後第2番を手掛けた時に、本演奏を超える演奏を成し遂げることが可能かどうか興味は尽きないところである。録音は、本盤でも十分に満足できる音質であるが、先日発売されたSHM−CD盤は、本盤よりも若干ではあるが、音質はやや鮮明になるとともに音場が広がることになった。もっとも、それでも必ずしも抜本的な改善が図られているとは言い難い。いずれにしても、本演奏はマーラーの交響曲演奏に新風を吹き込むことに成功した素晴らしい名演でもあり、第3、第4及び大地の歌と同様にSACD化していただくことをこの場を借りて大いに望んでおきたい。

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  • ★★★★☆ 

    コーキロマンハ  |  兵庫県  |  不明  |  2010年07月19日

    美しい演奏、録音も澄んだ水をみるよう。ミサ曲を聴くようでマーラーというイメージから少しはずれ色彩的・フランス的。

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  • ★★☆☆☆ 

    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  2010年04月12日

    サウンド的な透明感は素晴らしい。 曲の構成もこれまでの巨匠達にはない解釈で、とても新鮮さを感じる。 とくに第4・5楽章はまるで天上の音楽を聴いているようだ。 透明感がありバランスの良いハーモニーはまるでメンデルスゾーンの「讃歌」(交響曲第2番)や壮大な賛美歌を思わせる。 しかし、心に迫って来るものがない。 下のレビューにもあるとおり、音楽に昂揚感がなく、アナウンサーが読んでいる原稿のようだ。 ここでもBoulezはマーラーを後期ロマン派ではなく、新ヴィーン学派への架け橋的な位置付けで捉えている。 (たぶんこれはBoulezのマーラー解釈のスタンスなのだろう。) それはある意味、それはバッハ的な回帰なのかもしれない。 マーラー的(恣意的)な要素を全て排除し、対位法と和声楽の解剖学的な旋律にサウンドをコーティーングしただけのような印象が残る。 ではマーラーに何を求めて聴くのか? わたしは、中欧の多言語が入り乱れた抑鬱感と刹那的な悶絶と恍惚を露にした演奏である 。 これはあくまで嗜好の問題なので、このBoulezのような透明感溢れる「復活」があっても良いのではないかと思う。 演奏的には素晴らしいし、現に多くのレビュアーの方々が称賛されていることからも分かる。 ただ、この演奏でウィーンフィルが果たしている役割は??? シカゴやクリーヴランドのようなある意味くせのないオケを起用した方がこの演奏や解釈にはプラスに働いたように思える。

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  • ★★★★★ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2010年02月05日

    鮮烈なマーラー。 まるでスーラが描く黄昏に染まるウィーンのように、透明な光に満ちた美しいマーラーだ。 弦の弓使いや管の息使いまで見えるような鮮明さ、ホールの残響と空間に溶け込むように消える様はヴァーチャルを超えている。 ブーレーズのマーラーは正確なリズムの上に磨きぬいた音を積み重ね、ユダヤ、世紀末、あるいは厭世など既成概念を拭い去る。その方向性が感動がないとか、冷たいという感想につながるのだろうが、馥郁たるロマンの香が音楽から滲み出ている。 彼のマーラーは刹那的な恍惚感ではなく、カタルシスに近い。 もっと青臭いマーラーも好きだが、この演奏を聞いた後では少々チャイルディッシュに聴こえてしまう。音楽に纏わり付いた概念やイデオロギーがマーラーを語るのではなく、マーラーの音楽がマーラーを語る、そんな演奏だと思う。 十分に心揺り動かさせる演奏だ。 

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  • ★★★★★ 

    candi  |  金沢市  |  不明  |  2009年03月24日

    余りに感動の余韻が深いので追記。友人のYBAのアンプとディナウデゥオのスピーカーで聴いたらもっとすごかった。演奏の美しさに友人としゃべるのもはばかられ、一気に最後まで聞いてしまった。MusicArenaさんの言うとおりホールトーンの美しさを引き出すには最高のオーディオセットがいるかも!特に4楽章、5楽章は天上の歌のようです。

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  • ★★★★★ 

    kabbado  |  fukui  |  不明  |  2009年03月23日

    MusicArenaさんが書いているとおりでした。このホールトーンの美しさを最大限に引き出すことは意外と難しいとのコメントを読み、友人のYBAのアンプとディナウディオのスピーカーで聴いたらmるでムジークフェラインに座っているような錯覚を覚えました。マーラーは旋律がと構成が刺激的なので、ブルックナーのような響きによる天から降ってくるような感動が無い音楽だと思っていたが、下記のコメントに有るとおりでした。参りました。

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  • ★★★★★ 

    candi  |  金沢市  |  不明  |  2009年03月22日

    この演奏は素晴らしい。まるでムジークフェラインの席に座って聞いているような録音とマスタリング。他の指揮者でありがちな大音量の暴力的なまでの表現が全く無いが、音楽の構築力により胸に迫る表現を作り、金管により隠されていた旋律を浮き出させる手腕や響きの交錯と変化による表現など、ブーレーズの作曲家としての感性と指揮者としての手腕に脱帽。まるでこの曲を初めて聞くような感動が有った。最高のブルックナーの演奏を聞いた時のような感動をマーラーで初めて味あわせてもらった。感謝!

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  • ★★★★☆ 

    MusicArena  |  神奈川県横浜市  |  不明  |  2008年11月01日

    ブーレーズならではの透徹された解釈とアゴーギグを殆ど使わない端正で原典に忠実な演奏だ。その代わり、磨き込まれたデュナーミクを確信犯的に随所に散りばめている。ブーレーズが仕掛けていた罠があちこちで炸裂するのだ。再生は難しくはないだろうが、このホールトーンの美しさを最大限に引き出すことは意外と難しいかも知れない。現代最新デジタル録音の実力を窺い知るには好適な一枚。

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  • ★★★★★ 

    Johannes  |  埼玉県  |  不明  |  2008年04月30日

    マーラーの近現代的側面に重点を置いた演奏である。予想通り各楽章ともよくまとまっており完璧な演奏と言える。逆に完璧すぎて人間味がないとも言える。私は、第2番は、少しでも人間味のあるシノーポリのものの方が良い。差異は微妙であるのだが。

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  • ★★★★★ 

    ワタミ  |  江東区  |  不明  |  2006年06月13日

    鮮やかなデジタル録音の勝利。演奏はワルターやバーンステインのようにべたべたせず、辛口の日本酒の飲み心地です。第1楽章の低弦の深く暖かい響き、そしてウインナホルンの豊穣な響き。ああ伝統のウィーンの音色と嬉しくなってしまいます。テンポもせかせかせずゆったりとしているし、合唱も清楚で荘厳です。「復活」の好きな人は是非持って欲しい1枚です。なお聴く耳さえあれば期待は裏切られる事はありません。

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  • ★★★★★ 

    trigger  |  東京都  |  不明  |  2006年06月09日

    まず ウィーン・フィルの絶美の音色にうたれる。ポルタメントの一つひとつがとても艶やかであり、ぞっとする色気を湛えている。ブーレーズはすべてのニュアンスを客観的に引き出すことに成功し、バーンスタインとはまさに対極にある感動を与えてくれる。「熱さがない」という批評は当たるまい。それは好みの問題だ。熱さを求めずしてこれだけの感動を与えるブーレーズに脱帽のほかない。

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  • ★★★★★ 

    カメトミー  |  茨城県 守谷市  |  不明  |  2006年05月25日

    ブーレーズのマーラー・チクルスの中でも、3番と並んで双璧をなす名演と思います。 これだけ冷静且つ繊細にしみじみと歌った「復活」を、私は初めて聴きました。 とかく声高に叫びがちなこの曲を、これだけマイルドに響かせ、若々しい息吹を感じさせてくれた演奏も少ないと思います。 ウィーン・フィルも、相変わらず独特の艶とコクのある音色で応えています。 また、全曲を1枚にまとめたことも拍手ものです。

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