segovia  |  愛知県  |  不明  |  2014年06月22日

技巧でなく、音楽のみにエネルギーを注ぐ優れた演奏で感動しきり。楽器の音もよく合っている。現代演奏家では聞く事のできない演奏ではないだろうか？

 

Marthy  |  POLAND  |  不明  |  2011年07月12日

リストのピアノ作品を別の視点から捉えた演奏のような気がします。Bolet＝ヴィルトゥオーゾ・ピアニストと言う見方は、このCDセットを聴く限りでは私にはできません。

 

レエル  |  不明  |  2008年07月18日

うねり逆巻く和音に身を投じ、劇的な音の波頭に心を酔わせるような名演ではありませんが、激しく重なりあう音は淀まなく、ピアニスティックにほとばしる細やかな流れは、その単純に陥りそうな晩年の作品でも、丁寧なテンポの動かし方や強弱の付け方、ラウンジ的な？分散和音の響きによって作品をより想像力豊かなものにしています。また宗教的 瞑想的な題材でも、ほの暗い世界ではなく白日のもと明晰さに発露を求めているよで、ここはラム・コークでも飲みながらハバナ仕込みの？ルバートに酔いたい!? 録音は他名演盤と比べてもとても綺麗で、身に心に優しく響き...結局のところ一番よく聴いているリストかも知れません。

 

KM  |  Hakata  |  不明  |  2008年01月18日

HMVのご推薦お通り。ベヒシュタインの美しさが非常に楽しめます。リストのピアノ作品集としての価値も高いと思います。ただ、ボレットというピアニストには好みが分かれるかも知れません。欲をいえば、私は、かつて聞いた、フランス・クリダ(Clidat)のリスト全集を安価で復刻してもらいたい。

 

もちもち  |  埼玉  |  不明  |  2007年08月18日

華美な表現というよりも、とても内向的で一音一音心を込めて語りかけてくる演奏だと思います。超絶技巧練習曲でも同じで、作品の真意を忠実に再現した誠意ある演奏で、華やかなだけがリストではないことを思い知らせてくれています。

 

黄昏  |  山梨  |  不明  |  2007年07月10日

優しさ、響き、メロディ、構築性、全てがパーフェクトと言えるわけではない、当然技巧的な曲では評価はあまりできるものではない。 だが、叙情的な曲ではボレットの天分が現れ、荘厳の中に満ちた安らかな静寂が曲を支配し、聴く者を夢の中へと導いてくれる。 晩年のボレットの至芸が聴ける、ここまでの神聖さにかなう演奏も少ないはずだ。

 

パシュミナ王子  |  シャンバラ  |  不明  |  2007年02月23日

これほど印象のうすいピアニストもめずらしい。何度聴いてもいいのか悪いのかよく解らぬ。さほど華やかでもなく、地味でもなく、洗練もされていない。かといってＢＧＭとしても大したことはない。巡礼は比較的よいが、ブレンデルを凌駕せぬ。何とも評価し難いアルバムだが、悪い感情を持てぬのが特徴だ。