【中古:盤質S】 『火の鳥』全曲 アンセルメ&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(リハーサル風景付)(2CD)
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困ったお父さん | 三重県 | 不明 | 2021年07月15日
バレエの神様アンセルメ最後の録音。少し遅めのテンポで入念に美しく、そして味わい深く描かれた極めつけの名演。ファンタジックな表現は時代を超えて聴くものを魅了し続けるでしょう。ただ、なぜスイス・ロマンド管ではなくニュー・フィルハーモニア管を起用したのか、今もわかりません。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2012年06月02日
歴史的名演とは次元の違う色褪せない演奏。 アンセルメのリハーサルはテキパキと細かく具体的な指摘をして曲を組み立てていく。 アンセルメが何度もメロディーを歌って説明するのも興味深い。 しかしニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏が素晴らしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2012年04月03日
アンセルメはスイス・ロマンドO(SRO)から退いた最晩年85歳の時いやもう86歳になった1968年にこの「火の鳥」全曲版を彼としては二度目の収録(トータルタイム47’34)を行なっておりそれもオーケストラはNPHOと実に上手いと思います。先ず音が比較的よく録れていることとストラビンスキーの三大バレー曲でリムスキー・コルサコフの影響を受けたためかロシア民謡のバリエーションを聴きやすく作曲されている為私はボーッと聴いている分三曲(「春の祭典」、「ペトルーシュカ」そしてこの「火の鳥」)の中では一番好きな曲です。アンセルメは慣れたもので従前収録のものに何かがプラスされたものと思われますが私は他収録盤(1955年収録、オーケストラはSRO、タイム43’56)を聴いていませんのでこの盤を唯一最高のものとコメントさせていただきます。彼はバレエ音楽の神様とも言われただけあってこの演奏は単純に音楽を進めるだけではなく舞踏団の踊りを前提にしたのか不思議な柔らかさがあって、この曲の魅力を増している様です。無理なテンポをとっていない処が特徴で逆現象と言うか「王女たちのロンド」での淡白感も印象的ですね。彼は演奏について「理想的な演奏とは曲の本質をつかんだものであり、曲の心に触れたものである。そういう演奏は心の響きが聴衆に伝わって来る。私はいつもそういう演奏をしているわけではないがいつも、そういう演奏をしたいと努力している」と述べている事が何となく分りますね。そしてこの演奏、フィナーレは当然それなりに盛り上がりますが安定感があります。本演奏はオーケストラがニュー・フィルハーモニアO(NPHO)であった事もプラス作用したと思います。アンセルメはSROとの来日時でも「火の鳥」を演奏しており又同曲組曲版については1964年NHKSOを振った盤や組曲版では他に1946年LPO、1950年SRO、1962年BRSOの盤がかつてあった様ですよ。本盤にはリハーサル風景を収めた盤(タイム49’25)が一枚別に付いておりどのような雰囲気のなかで、どういったプロセスを経て演奏が作られていったかが手に取るようにわかります。音程、強弱、リズム、テンポに渡って細かに指示を出し亡くなる前の三ヶ月前とは信じられぬ対応姿勢なのはオーケストラが長年コンビのSROではなかった事もありますが親交のあったストラヴィンスキーの作品への変わらぬ情熱を感じる時間でもあり、こうして曲の隅々まで目の行き届いた演奏が仕上がっていったのですね・・・貴重な資料となりましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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joe | 神奈川県 | 不明 | 2011年12月21日
最晩年のアンセルメ、フランス語まじりの英語で進めるリハーサル風景が何とも楽しい。 「わたしゃ言いたくないが作曲者が言うんだから」とか、楽員の中に旧知の仲間を見つけ出してひとしきり喜んだ後、「でも昔みたいに上手に吹いてくださいな」と突っ込んで楽員が爆笑する場面など最高。 録音はデッカのアナログステレオ録音の絶頂期を余すところなく示す素晴らしい響き。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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masato | 新潟県 | 不明 | 2011年12月12日
お気に入りは,ブーレーズ(新盤),ドラティの2つ。明晰・クリアな解釈・録音のお手本。ずっとこの2つで,『火の鳥』に親しんできました。で,このアンセルメ…温かい…!弦・管,全てが温かく柔らかく響く…。アンセルメのこの作品への愛情が音になっているような温かさ。その温かさが,私のこの作品への愛着を更に増してくれた。よくよく聴き比べてみると,ブーレーズのは完全な管弦楽作品,楽譜に書かれているこの作品の素晴らしさをストレートに耳に届けてくれている。それに対し,アンセルメは,まるでレコーディング・セッションのバックで舞踊団も一緒に踊っているかのよう…。アンセルメは踊り手たちにとって決して無理なテンポをとらない。踊り手たちから主役の座を奪うような派手な音は鳴らさない。そえが,私の耳に届いたアンセルメの温かさのような気がする。彼の『白鳥の歌』が『火の鳥』…かっこいい!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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