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CD 【中古:盤質A】 ロリン・マゼールの芸術(30CD)

【中古:盤質A】 ロリン・マゼールの芸術(30CD)

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2021年07月18日

    マゼールはその器用さがマイナスしてしまっているように感じます。悪い点は見当たらないのですが、どこが良いかといわれると答えに窮するというもの。

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  • ★★★★★ 

    やまげん  |  埼玉県  |  不明  |  2018年08月22日

    ライブのマゼールは今から40年以上前に九州の地方都市でのウィーンフィルの演奏で出会い、その後フランス、アメリカ、ドイツ、イタリアなどすべて異なるオーケストラでの演奏に触れ、最後は東京交響楽団の演奏でした。どれも華やかな部分はあるものの、オーケストラの個性を生かし充実した演奏ばかりでした。このボックスの演奏もすでに手に入れているものもかなりありましたが、フランス国立放送管弦楽団との巨人はウィーンフィルの物とはまた一味違うラテン的な明るさが新鮮な演奏でしたし、当時色々言われたベートーベンの交響曲も演奏・録音とも決して低い評価に甘んじるものではない、躍動感にあふれたものです。またグランドキャニオンやシベリウスの交響曲もとても良い印象でした。このセットを聴くとマゼールはやはりカラヤンに匹敵する指揮者であったと思います。派手なイメージにとらわれず楽しまれてはいかかでしょう。この値段でこれだけ充実かつ多彩な内容もめったにあるものではないでしょう。もうマゼールの演奏をライブで聴くことができることはかないません。愛聴してゆきます。

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  • ★★★☆☆ 

    遊人王月曜日  |  北海道  |  不明  |  2016年11月26日

    惑星と二つのボレロは圧巻でした。他は平凡で面白くはなかった。ベートーヴェンやシベリウスは二度と聴く気にはならないし、幻想やマーラーとて然り。いいところまでは行くんだけれど、感動に到達するには至らないものが多数であった。

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  • ★★★★★ 

    トラトラトラ  |  佐賀県  |  不明  |  2016年03月26日

    このベートーヴェンのシンフォニーのどこに問題があるかわからない。ウィーンのブルックナーが素晴らしかったので買ったが、この箱は期待を大いに超えた素晴らしさ。今の人の感性に対応するという点でみればこの箱は最高の成果をあげている。ところで、ベートーヴェンは、少し小ぶりのスケールであるが、全ての曲がとてもチャーミング。絶品であると思う。

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  • ★★★★★ 

    しろうとじいさん  |  奈良県  |  不明  |  2015年11月19日

    マゼールは若い頃、好きな指揮者でした。 評論家の中には副旋律を強調する異端の指揮者、みたいな評価もあったと思いますが、そういうこともあってか、日本では評価がイマイチ低いような気がします。 それが災いしたのか(私にとっては幸いなことに)、なんという安さでしょう!!! いろいろボックスセットを買いましたが、これほどお得感のあるセットはかつてない、と言って言いすぎではないでしょう。 よけいな評論を読んだりして先入観を持ってしまわずに普通に聴けば、マゼールの素晴らしさが堪能できますよ。どの演奏も最高クラスです。星6個付けたいです。

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  • ★★★★★ 

    音楽人  |  長野県  |  不明  |  2014年12月11日

    このセットの購入に当たっては、ベートーヴェンの交響曲に関して厳しい評価があるため躊躇しましたが、自分で評価したいとの決意をもって購入しました。現在交響曲6曲を聴き終えたところですが、私の評価はもっとも高い★5つです。特に印象が強いのは、3番4楽章(緊張感を伴いつつ抑制した出だしで最終に向けて盛り上がり)、7番2楽章(とにかくVnが美しい)、8番1楽章(低弦の刻みが明瞭)です。 聴き込むほどに新たな発見がありそうです。もしかしたら近年のピリオド奏法や小編成オケによる明確な内声部の表出を先取りしていたのではないでしょうか。この録音時期はセルの遺産が確実に継承されており、壮年期のマゼールの見通しの良い構成感と表現意欲、適度な抑制を感じ、感服する次第です。とにかく1980年初頭までのマゼールは要注目です。残りの27CDもゆっくり聴いていきたいと思いますが、今期待感でいっぱいです。皆様もぜひ自分の耳を頼りに先入観を捨ててマゼールの芸術を堪能して下さい。

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  • ★★★★★ 

    タケセン  |  千葉県  |  不明  |  2014年09月16日

    マゼール追悼の30枚組CDボックスセット、残すはシベリウスの交響曲の半分他で、ほぼ聞き終えました。  チャイコフスキー4〜6番と管弦各曲、 序曲1912年は、二通りの演奏で、一枚は合唱付き、艶やかで響きは見事にコントロールされ充実、実に美しい。クリーブランド響の合奏力は唖然とする上手さで、完璧。ただし、オーケストラトレーナーだったセルのような冷たさは皆無。  ホルストの惑星は、曲が高級になったように聞こえる、素晴らしい分解能の録音と相まって圧倒される。フランス国立響の見事なアンサンブルとパリッと粋な音色で、曲も都会的に。実に面白い。おまけのボレロも、ウィーンフィルとの演奏とは大きく違い、スッキリ透明で気持ちのよい演奏。  ラヴェルの管弦楽曲を集めたウィーンフィルとの演奏は、粘りがありユニークで面白く、楽しい。最後のボレロは、途中で大きくテンポを揺らし、意表をつく。大きく異なる二通りのボレロに、思わずニンマリ。全曲が名演。ラヴェルの精緻な楽譜を余裕シャクシャクっで楽しんでいるマゼールの姿が見える。 ドビュッシーはこれから。  すべてに言えるのは、音響は、まるでクリスタルガラスのような輝きと透明さで、逡巡とは無縁、隅々までマゼールの意思が貫かれ、余裕のある堂々とした音楽。エネルギッシュでパワフル。色艶のある魅力たっぷりな名演揃い。なので、シュトラウスの数枚が最高なのは聴く前から保証されたようなもの、期待を裏切らない愉しい演奏で、同時に楽譜が見えるように明晰、呆れるほどに。  現代に近くなるとマゼールの棒が冴え、通好みのようなストラヴィンスキーの二枚(三大バレエ以外)の楽しさは無類。いや〜、マゼールってほんとに天才。  ところが、ここから信じられないことになります。 ベートーヴェンの交響曲全曲が、なんとも形容しがたいほどにダメなのです。縦割りでソッケナク曲が進み、情緒はすべて切り捨て、どの曲も最後まで聴くのはかなり疲れ、苛立つほど。 車に積んで聞いてもみましたが、事故を起こしそう(笑)。ベートーヴェンの大きさ・広がり・豊かさが消え、ただ強引なキツサばかりで、同じ人間の指揮とは信じがたい。 思うに、マゼールは、ベートーヴlェンのイデー(思想=楽想)に全く共感していないのでしょう。誰よりも強く、大きく、広がりゆく音楽をもたらしているベートーヴェン独自の「和声」を、マゼールの天才は拒否しているように思えます。 これほどの落差、他の艶やかで余裕のある名演と、苛立つような全く面白味のないベートーヴェンの交響曲。天才マゼールが、ベルリンフィルの常任になれなかったわけが、深くナットクできます。 うむ。  でも、か、だからか、愛すべきマゼールではあります。 追記 おそらく、マゼールにとって、ベートーヴェンの精神ないし思想を追体験しようという発想はないのでしょう。 手元に、80年にウィーンフィルと来日したときの名古屋での5番がありますが、テンポも表情もまるで異なります。クリーブランドとの演奏も時期はあまり変わらいので、不思議です。 どうとでも演奏できてしまうマゼールにとって、哲学的理念=精神性を要求してくるベートーヴェンの楽想は扱いにくいのでしょう。この全集は、一言でいうと、『バロック音楽化したベートーヴェン』です。 たぶん、実演では名演もあるでしょうが、それは、特定の状況が彼の通常の意識を超えてミューズの神に支配されたときのものと思います。

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  • ★★★★★ 

    たけっちゃん  |  兵庫県  |  不明  |  2014年09月10日

    困った困った! 本当に困った!!   個人的なことだが近々大きな行事があり、それに向けて企画・準備を大急ぎで進めなければいけない状況。その最中に、このBOXが届いてしまった(もちろん、注文したから届いたのだが…)。    聴き出したら面白くて止まらなくなって、本当に困っている…      届いた翌日、車で3時間ほど移動しないといけなかったので、このBOXを車に積み込み、運転しながら中の一枚を無造作にCDプレーヤに挿入した(良い子は真似したらいけません…)。何の曲かも分からず演奏開始を待っていると、ペトルーシュカの冒頭がスピーカーから流れ出す。木管のふくよかな響き、続く弦のゆとりのある弾き方に「おお、これはスゴイ演奏や!」と直感。その後も聴き続けると、実にいろんな音が色彩豊かに、しかもあるべくして*ツっている。「さすが、マゼール!聞かせ上手≠ニ言われるだけのことはある!!」と運転しながら興奮した。信号待ちの時にジャケットを取って演奏者を見てみると、なんとウィーンフィル! このオケのペトルーシュカがあることを知らなかったが、ウィーンフィルが持てる表現力を全て発揮したような、本当に素晴らしい演奏。それに加えて、細かい所もバッチリ合っているのは、マゼールのこだわりの賜か?   とにかく、偶然最初に再生したこの一枚で、「これはすごいセットを手に入れてしまった…」と嬉しくなった。その他の曲も、吹奏楽上がりの私にとっては管楽器が大活躍のおいしい曲≠ホかりで、次から次へとCDをプレーヤに入れては聞いたが、どれも高水準の演奏ばかり!!   何せ30枚のセットなのでまだ半分くらいしか聴いていないが、私にはウィーンフィルの演奏(ドビュッシーもこのオケでは珍しいと思うけど、凄く良い!)が一番心に響くように感じている。    クリーブランドのベートーベンは、楽譜の音が良く聴こえる演奏で、奇をてらったところはなく、スタンダードに感じる。ただ、ねちっこい性格の私には、ややあっさりしすぎで物足りないが、規範となり得る高水準な演奏だ。同じオケでも「幻想」は、表現の幅が広く、メリハリも強くて興奮しながら聴いた。2楽章、ハープやコルネットも活躍して多彩な音色を奏でながら実に優美に歌っている。片や終楽章は、完璧なアンサンブルながら熱く迫力のある演奏。これはホント名演だ!    ピッツバーグの演奏は、どれも純度の高いクリアーな演奏。中学時代の私なら、「これぞ、ベストの演奏!」と感極まるだろうが、五十絡みのくたびれたオッサンとなった今は、蒸留され過ぎて「もうちょっと雑味もあった方が、ええんちゃうん?」と感じてしまう。(サンサーンスとか)。  でも、シベリウスでは冷んやりした音色が曲にぴったり合っているように感じるし…。こんなことを言っていると、マゼールさんには「ふん、素人が…」と言われるかなあ…?    「管弦楽名曲集」のような趣きの中で、ベートーベンとシベリウスの全集が入っているのが、一本太い柱が入っているようで良いと思う。    このBOXの魅力はまだある。それは、HMVやTOWERの曲紹介には書かれていない曲がたくさん入っていること。例えば、「惑星」の余白にはフランス国立Oとの「ボレロ」があり、ウィーンと聴き比べが出来るし、「1812年」も二種類、そして「フィンランディア」を始めシベリウスの交響曲以外の曲も入っているなど、買ってから得した気分になれる。 その他、まだまだ聴いていない曲がたくさんあり、ホント、楽しみだ…、って、アカンアカン仕事が全然進まへん…。本当に困った困った…!? というくらい素晴らしい演奏満載のセットで、絶対買わなきゃソンですよ! そして、こんな見事な演奏の数々が、一枚当たり200円足らずで買える! 私たちにとっては、安いに超したことはないが、何か指揮者・演奏者の皆さんに悪いように感じる…。         たらたら長くなったが、最後にひと言 「マゼールさん、本当に良い演奏を私たちにたくさん残してくれて、有難うございました。どうかゆっくりお休み下さい。」

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  • ★★★★★ 

    古典派研究  |  東京都  |  不明  |  2014年07月25日

    追悼ロリン・マゼール・・・・   遂に彼も急死してしまった。自分にとっては大好きな指揮者だった。 年を重ねるごとに風格と貫禄に魅了され、指揮姿も個性的な才能に溢れた演奏だった。クリーヴランド管弦楽団の音楽監督時代は、ちょうど高校2,3年。 ベートーヴェンの交響曲分売LPに魅了され、英雄の生涯にときめきと興奮を感じ、幻想交響曲の虜になった。一音一音大切に各楽器を鳴らしながらハーモニーを作り上げていく端正な指揮者というイメージ。 総てが一流かというと賛否両論があるけれど、個人的には最高の指揮者。 ここに収められた音楽の宝庫は、まさにマゼールの遺産として最高の贈り物。 NHKではマゼルと呼称していたが、本人のインタビュー時にマゼールと言っていたのが印象に残っている。 ニューイヤーコンサートが目に焼き付いてしまった演奏スタイル。 もう見ることが出来ない寂しさがこみ上げてくるが、哀悼の意を表してコレクションに加えます。

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  • ★★★★★ 

    氷の丈二  |  山梨県  |  不明  |  2013年08月29日

    個人的にはマゼールではなく、マーゼルだと思っています。 かつては演奏者であったため、指揮者の意図が演奏に表れていると言う意味でマゼールは大好きです。 自分が高校生のころには、カラヤンも老人でどちらかと言うと退屈な音楽になっていて、このCDに収められている頃のマゼールのグイグイ引っ張って行く音楽にとても惹かれました。演奏を聴いていると随所に各パート・奏者に「もっと出せ!」と指示を出しているのがわかります。 楽曲によっては『ちょっと早いよぉ〜』『うわぁッ、長っ』・・・など、賛否両論ありますが、奏者サイドから言えば思わずホクソエンデしまいます。 音楽の授業の演奏は、カラヤン大先生に任せて、「コレクションはこちら」と言うのがこの商品でしょう。 特にウィーンに来てからのマゼールは演奏が艶っぽくて大好きです。 聞いていて楽しいですね。

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  • ★★★★★ 

    nori_sun  |  不明  |  不明  |  2013年06月01日

    シベリウスとベートーヴェンの全集を持っているのに、買ってしまった…。 (”大家の名演・録音”と比較すると…)というトコロで、色々と突っ込まれドコロ満載なマゼールですが、ボクはこの人、好きです。 いいじゃん、こういう解釈があっても。 ちなみにHMVの説明でDisc30と書いてあるのは、現物ではDisc6です。 ベートーベンは持ってるので、その次のベルリオーズから聴こうと思ったらチャイコフスキーの1812でした。まぁ、爆音で大砲の音とオケ、堪能しましたが。 マゼールではないですがSonyの箱物はジャケも丁寧な作りで、EMIみたいに詰め込んで曲をぶった切るようなコトをしていないので、所有してて気分がいいですね。 録音も演奏も素晴らしいです。  あっ、大家的な演奏を期待してる人は買わないでくださいね。  そういう感性の人ではないので。 でも、彼の表現はリアルですが。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年05月26日

    発売直後で「売り切れ」の表示が出たので、もうHMVでは扱いがないのかと思っていた。今見るとうれしい再(再々・・?)プレスが出ている。この30CDは、ほんとうにお薦めのセットである。ピッツバーグとのシベリウス全集に始まり、バイエルン放送響とのR.シュトラウス、ウィーンフィルとのドビュッシー、ラヴェル(ダフニスとクロエは「組曲版」であり、合唱は付いていないのでご注意を)、ストラヴィンスキーはすばらしい出来である。ベルリンフィルとのワーグナー2枚もこのコンビとしては最善の出来ではないと感じたが、これは贅沢な不満。さらに、おまけと言っては申し訳ないがグローフェ、「惑星」、ローマ三部作、サンサーンスの3番。これらも秀演であり繰り返し聴くに値するし、このセットでの購入が初聴であるという方ならば、しばらくこの盤だけを聴いていて十分な演奏である。まだ書きもらした盤もあるが、これら30枚が一度に入手できるのは、ありがたいの一言である。(蛇足ながら、クリーヴランドとのベートーヴェン交響曲全曲は、録音がデッドで生々しすぎ、私の好みには合わなかった。)

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  • ★★★★★ 

    konaka  |  広島県  |  不明  |  2013年01月26日

    シベリウス交響曲全集とベートーヴェン交響曲全集目当てで購入しました。 シベリウスの第4盤が丹精豊かな演奏で、素晴らしかったです。 それにしても、厚紙ジャケットで、ボックスに収納した状態でもタイトルの印字が読めるので、ディスクを選びやすい。 ほかのボックスものも、厚紙ジャケットにしてほしい。 ホルストの惑星は、CD創生期に発売されたものをもっていますが、今回収録されたものの方が、音が良くなっていました。

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  • ★★★★★ 

    宇野珍会長  |  埼玉県  |  不明  |  2012年01月26日

    まず、厚紙ジャケットが素晴らしい。初回リリースと同じものを用いている(厳密には多少の例外はある)。これは圧巻だ。懐かしくなるのはぼくだけではないはずだ。肝心の演奏はバラエティに富んだ選曲なので、一概に言うのは困難のきわみだ。初期の活発でスリリングなマゼール、90年代のスローテンポといい、見事な好対照を成しているといえよう。個人的にはウィーン・フィルを振ったフランスものが推薦だが、あとはグローフェがデジタル録音で残されているのが嬉しさのかぎり(ただ演奏はいささか淡白だ)。バイエルンと残したR.シュトラウスだが、これはベルリン・フィルかと思うくらい攻撃的な演奏だ。しかも凶暴にはならず、ドイツならではの質感にも富んでおり、なかなか聞かせてくれる。余談だが、1812年序曲が2種類も入っている。好みの分かれるところだが、ぼくは新録音を採りたい。ウィーン盤より情報量が多く、表現が図太くなっている。

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  • ★★★★☆ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2011年12月06日

    レパートリーの広さ,それらを“聴き物”にする上手さ…そいった面では,カラヤンに継ぐ存在なのではないか…。アバドがシベリウス,アバドがバルトーク(ポリーニとのコンチェルトは見事!),アバドがメシアン…などと聞いたら,ピンとこないが,マゼールならどんな作曲家がきてもピンときてしまう,そんな感じ。こういう人のことを“器用貧乏”っていうのかなぁ…。クラシック音楽界には大貢献でも,リスナー一人ひとりを打ちのめすような演奏はどうも…という感じ。しかし,1つ1つの作品がしっかりと演じられていることは間違いなく,見事な演奏が揃っていることも間違いなし。クラシック初心者にも安心して薦められる演奏揃いだ(ただし,ホルストの惑星の《火星》のエンディングだけはちょっと…)。

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