交響曲第1番『巨人』 リッカルド・シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団(日本語解説付)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2018年08月24日
このコンビによるマーラー交響曲録画の最終作。このあと最後の第3番のための録画セッションも組まれていたが、シャイーがキャンセル、ネルソンズが代わりに振った。近年のこのコンビの常で、がっちりと構築されてはいるが、伸びやかさに欠け、この曲らしい若々しさや前衛性はほとんど感じられない。カメラワークがとても良いのが取り柄だが、この曲の録画も数多くあるなかで、どうしてもこの演奏でなきゃというセールスポイントはない。マーラー・シリーズの中でも中期の曲(特に第6番、第7番)ほど無条件では誉められないな。この盤ではシャイー先生の語りが復活したが、相変わらずピンボケ。「譜面のメトロノーム表記なんてのは間抜けな指揮者のために仕方なく書いてるんだ」というマーラー自身の発言を知らないのか。葬送行進曲冒頭を新全集版に反してコントラバス・ソロにしているのはなぜ、といった一番訊きたいことについては何も語ってくれない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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doghkikuo | 愛知県 | 不明 | 2018年06月04日
発売を三ヶ月待った甲斐があった。来日時の演奏が「荘厳」と評されたが、この2015年の本拠での演奏も落ち着いた歓びに満ちていて好ましい。これでシャイーのBDシリーズ完備。たぶん10番はないから。コンセルトヘボウとのCDもそろえていたが今ひとつピンと来なかった。この企画で2番が出て以来、マーラーの交響曲の面白さがようやくわかる想いだった。アバドのルツェルンのと並んで永く宝になる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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