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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第7番 ザンデルリング&シュトゥットガルト放送交響楽団(1999)

交響曲第7番 ザンデルリング&シュトゥットガルト放送交響楽団(1999)

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    かんたあびれ  |  神奈川県  |  不明  |  2017年11月25日

    ブルックナーを心より愛する者の一人として、この指揮者の遺したブルックナー録音が少ないことはとても残念だと感じさせるディスク。息の長いフレーズ、弦楽器の艶やかな響きの上に木管楽器が対話する辺りはブルックナーファンにとっては涙が出るほど感動的だ。第一楽章のコーダもしかり、第二楽章にも随所でこうした美しい音楽が流れる。第三楽章は直線的にならず広がりを持ち、躍動的で雄渾な音楽は本当に87歳の指揮者によるものかと驚かされる。全体的に音楽はゆったりと流れるが、その流れがとても自然で、恣意的にならない。このマエストロがこのように素晴らしいブルックナー録音を遺してくれた事に心から感謝したい。最後に、シュツットガルト放響はこんなに美しい響きをもつオーケストラだったのかと自分の認識不足を恥じ入るばかり。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2013年07月13日

    もう5年前だったかに1回投稿したのがまだ残っていた。あの頃は、今でも好きなんだが、マズア/LGOのが気に入っていた頃だった。もちろん、朝比奈・ヴァント等も多く出ていた時代に敢えて、第2楽章のアダージョのクライマックスでのあのうるさいシンバルがないこと、そしてその直前のヴァイオリンの3連符の和音の美しいことなどを考えてマズアに1票入れてあげたのだった。このザンデルリンクの盤ももちろんハース版にて、あのうるさいだけのシンバルが入ってないので安心して聴ける。テンポはインテンポではなく微妙に動いて聴こえるが、ライブなのでそれも良いと思う。小生はブル7を聴く時は、特に初めてその演奏を聴く時は、アダージョのクライマックスを聴くことにしているがこの盤も素晴らしい演奏だった。後になってアーベントロートのを聴くことが出来たが彼の演奏も引き締まった素晴らしい演奏だった。ただし彼の演奏にはティンパニだけが低く入っていた気がしたが(インバルの演奏もそうだった)、こういう解釈もあるんだなあ、と感心させられたものだった。朝比奈もヴァントもハース版だった。どうして最近の指揮者はノヴァークのあの「雑音入り」を好むのだろうか?もう半世紀も前のアーベントロート演奏が昨今のやたら綺麗なだけの演奏よりよっぽど素晴らしく聴こえるのは小生だけだろうか?話が横道にそれたがこのザンデルリンクの演奏はもっともっと評価されて良い演奏である。小生の未だに好きなマズアのものと共に・・・。

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  • ★★★★★ 

    スカルダネリ  |  東京都  |  不明  |  2012年07月03日

    数多くのコメントの中に,はっきりした指摘が無いのが不思議な気がするが,第2楽章のはじめ,第1主題部の遅さとピアニッシモに驚かされる。深い悲しみに沈潜するかのようなその味わいは格別である。親しみやすい第2主題からはやや速くなり,弛緩した演奏にはなっていない。この曲の魅力ある演奏の一つとして,是非とも聴いて頂きたい。

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  • ★★★★★ 

    ModaEL  |  東京都  |  不明  |  2011年11月10日

    ブルックナーの交響曲というとすぐに荘厳な石造の建築物のようなものをイメージしてしまいますが、ザンデルリング指揮によるこの演奏をきいていると何だか木の感触、あるいは森の湿気というようなものをイメージしてしまいます。こういう響きはどちらかといえばブラームス向きかなとも思いましたが、こういう雰囲気のブルックナーもなかなかいいものです。(このCDをきいて、もし彼の指揮による5番の演奏とその録音が存在するならばきいてみたいと思いました)録音も優秀でライヴレコーディングにつきももの聴衆のノイズがほとんどないので安心してブルックナーの音楽に浸れます。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年07月16日

    ザンデルリンク87歳・・・指揮活動晩年に近い1999年SRSOを振ってのライブ演奏盤で演奏タイムは@21’44A25’13B10’32C13’18(拍手部分除く)と全体的には落ち着いた運びで自然かつ重厚な演奏になって全体の造型を堅固にまとめ上げております。第1楽章から息を長くとっての集中力と持続力はびくともしません。ワグナーの死にも影響を受けた第2楽章・・・ここでは本演奏採用のハース版により打楽器が用いられていませんが(私個人は打楽器の用いられるノヴァーク版?も面白いとは思うのですがそれはそれとして・・・)深い悠揚たる情緒をたたえいろいろ親しみ易い旋律を絶妙に展開します。第3楽章、舞曲のようなトリオを挟んでのスケルツォ、管楽器の活躍が武骨になされます。そして最終楽章(最終楽章の割にはバランスから少しかかる時間だけでも短く軽くは感じるのですがそれは作曲者側の都合・・・)最終コーナーは第1楽章テーマが形を変えて管楽器が朗々と謳いあげ堂々と解放へのこの曲を結びます、少し間を置いての拍手は聴衆の感動の確かさを伝えております。そんなに派手な盤ではありませんが指揮者の(表には出さない)強い意思力も伝える最高ランクの演奏と思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    lacrimosa  |  神奈川県  |  不明  |  2009年09月14日

    素晴らしく音楽的な演奏。オーケストラのアンサンブル精度という観点ではもっと欲を言えるだろうが(もちろん十分高水準であるのだが)、大切なのは「完璧無比な演奏であるかどうか」では決してなかろう。この演奏には大河のような、音楽の大きな流れがある。聴いているだけでブルックナーの素晴らしさを伝えてくれる雄大な演奏である。ミスやズレを気にするあまり音楽的に密度の低くなってしまった演奏にあまり価値はない。むしろ芳醇で多彩な音色と、自然な間合い・呼吸を実現するためのテクニックと言う意味において、この演奏は確かな高みに達している。

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  • ★★★★★ 

    mid&massa  |  三重県松阪市  |  不明  |  2008年12月08日

    これは7番の中でもベスト5に入る演奏ではないか?では1位は?と聞かれて本当に小さく「マズア/LGO」と答えてしまう小生。コンヴィチュニーのも良い。ブロムシュテットも良い。こうして聴いてみるとこの曲は旧東ドイツ系の人とか、オケのが意外にもええのんとちがうかな?ただしレーグナーのは例外。スイトナーも失敗。でもザンデルリンクの第8・第5なんてあったらええやろなあ・・。

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  • ★★★★☆ 

    fukifuki  |  ibaraki  |  不明  |  2008年03月21日

    どうしても、マタチッチ盤と比較になりますが、明らかにスケルツォは躍動感と中間部のしなやかさの点でザンデルリンクが上をいくような気がします。できの悪いと言われる終楽章も聴き応えがあり飽きさせません。唯一惜しまれるのは、第一楽章の録音が今一つさえないことです。音が乾いており低音不足。 ヴァントの録音ぐらいよかったらマタチッチをはるかに凌ぐ超名演奏になりえたでしょう。演奏がいいだけに録音にあまり興味のなかったザンデルリンク、ちょっと残念。

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2008年02月28日

    7番は,ブルックナーにしては,言いたいことが直情過ぎ,ストレート過ぎて,イマイチ醍醐味に欠け,あまり好んで聴いていなかったのだが,この演奏はそれらとは全く別物である。7番も演奏によってはこれほどまでにブルックナーらしく?なるのだと,ひたすら指揮者に感服した次第。残念なのは,これほどまでの指揮者が何故5番や8番を演奏しなかったのか? 引退されてしまった今となっては,無念な限りである。

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  • ★★★★☆ 

    パシュミナ王子  |  シャンバラ  |  不明  |  2007年02月23日

    悠然たる演奏だ。まるで曲の規模が一回り大きくなったように感じる。この演奏は名演として永く記憶されるに値する。

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2006年01月06日

    19世紀的な超越も、20世紀的な誇大もない。終結に向けて全体が奉仕するわけでもなく、細分が磨き抜かれているわけでもない。非日常的な感覚を欲する者には薦めない。でも気づいて欲しい。強奏でも弱奏でも、我々が常識的に持つ感覚の範疇を超えることはない。細部は自由で全体に支配されることはなく、緩やかに流れる世界。曲の欠点も丸だしだ。それは18世紀的美学の残滓で、等身大の人の在り方を決して超えない。しかし、他の演奏では音洪水にかき消される作曲家の呟きを幽かに聴き取ることができる。この演奏の評価は大きく分かれるだろう。

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  • ★★★☆☆ 

    ken  |  福岡県苅田町  |  不明  |  2005年10月21日

    ライヴのため演奏にやや荒さがあるものの素朴で清楚な感じのする良い演奏である。全体に演奏にのびやかさが足りないのと各楽章間のバランスにいまひとつ配慮がほしい。

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  • ★★★☆☆ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2005年01月12日

     今は昔になるのでしょうか?この演奏のカセットが手元にあります。NHK-FMです。今の死語になったair checkのころですね。きれいに良く聞こえるのと、イメージが相反することもありますね。  常連の「安曇野」さん「タケ」さんの意見には同調できません。  ライブである。その事実が、「もう一度聞くか」を提示していると思います。

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  • ★★★★★ 

    ラツィアーレ  |  横浜  |  不明  |  2004年03月09日

    ただただ涙。言葉も出ない。圧倒的な名演である。特筆すべきは木管、特にフルートのまさに「木管」楽器としての音色の美しさである。冒頭のチェロも比類なきまでに表現の限りを尽くしている。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県穂高町  |  不明  |  2003年11月30日

    とうとうと流れる大河の様な演奏。カラヤンやヴァントといった巨匠と一味違った深みがある演奏だ。弦楽器、木管楽器、金管楽器それぞれの和声が一体となって、教会のオルガンの様な響きになっている。ブルックナーの描いた世界を如実に表現できた最右翼の演奏ではないだろうか。

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