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CD 【中古:盤質A】 クララ・ハスキル ポートレート(協奏曲集、ソナタ集)(10CD)

【中古:盤質A】 クララ・ハスキル ポートレート(協奏曲集、ソナタ集)(10CD)

商品ユーザレビュー

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2017年03月14日

    ハスキルのレパートリーは狭くて同曲異演が結構ある。そういうものを全部集めようというマニアックなところは、ハスキルに限らずもちあわせていないのだが、このBOXのように安価で纏めてくれると、どうしても手が出てしまう。ハスキルの演奏は―ファンでない方には嫌みないい方でしょうが、それはお許し願って―意外に聞き手を選ぶのかもしれない。神のように讃える人がいるかと思うと、あのどこがいいのかと疑問に付す人もいる。私は7割がた前者なのだけれども、全部が全部神品とも思わない。録音も含めてこれらが彼女の同曲異演のベストというわけではないが、値段も安いのでとりあえず半信半疑な方には良いアルバムではないか?これを聞いて確かめれば良い。全部が神品というファンの方にはお叱りを受けそうないい方だけれど。   私の評価では、これらの中では神品はまずk459。ベルリンではなくケルンでのライブだという説もあるが、とにかく絶美の演奏。モノながら音もかなり良い(スボヴォダとのより古いののみならず、同じフリッチャイとの後のスタジオ録音よりもむしろいい)。ただ同じ組み合わせのk 466は、後の録音なのに音は少しこもり気味なせいか、名演だとしても、いわれているように彼女のこの曲のベストだとは思えない(私が好きなのはSP並の音を我慢しなければならないが、クレンペラーとの共演。ただ同じ組み合わせでもk.595はそうでもない)。K415は演奏よりも疑似ステレオめいた音でふやけて聞こえるのが問題。ハスキルは音の芯が強くなければ。他に素晴らしいのはアンダとの二重協奏曲2曲とスカルラッティとベートーヴェンの4番。4番はカラヤンやクリュイタンスとのも名演だが、この方が音が良い(聞くに耐えない録音と書いていた人もいて、ディクソンの指揮も良く書かれていなかったが、リマスタリングのせいか、これはそうは聞こえない)。ハスキルのベートーヴェンではソナタも含めてこれが最も精彩に富んでいて素晴らしいと思う。2楽章などは殆ど神がかっている。ステレオ録音が残っていないのが残念。3番はぼけ気味の音だが、2楽章はそのせいか印象派みたいな幻想味があって面白いけれども、1楽章などは物足らない。「テンペスト」もその幻想味があって素晴らしいけれど、ハスキルだったらもっと透明に出来てもという気がする。これらは音も含めて後のステレオ盤をとらない理由はない。カザルスとのバッハは、いくら何でも一楽章のカザルス指揮が重過ぎて、まるでメンゲルベルクみたい。でもオケが引っ込む2楽章は本当に奇麗。シューベルトとベートーヴェンの最後のソナタは、神品扱いする人もいるが、正直私には良くわからない演奏で、前者の終楽章などは生彩に満ちているとは思うが、全体としてはテンポが動き過ぎでどうも落ち着かない。ベートーヴェンも冒頭でのクラッシュに近いミスはともかく、最後の感動的な変奏曲もハスキルならもっと出来るのではという気がする。シューマンも絶賛される人も多いが、概して素晴らしく美しいと思う所とそうでもない所が同居する。でもこのアルバムに星4つはつけられない。

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  • ★★★★★ 

    みすず、つれづれクラシック好き。  |  神奈川県  |  不明  |  2014年12月08日

    シューマン、ピアノ曲(CD8、10)目的で購入。得意なレパートリーだったそうです。 そもそもがシューマンピアノ曲が名演奏セットに含まれているのが、嬉しくて仕方がないのです。

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  • ★★★★★ 

    アイル  |  岐阜県  |  不明  |  2013年10月06日

    ハスキルの演奏は聴き手を夢見ごこちにするようなものではありません。しっかりした手堅い演奏を聴いていると時々はっとするような閃きの瞬間が訪れます。大家の技なのだなあと思います。もう少し長生きして、もっと良い状態の録音を残して欲しかったです。大して考えることもなく適当に選んだような10枚分の選曲ですが、結構ヴァラエティーにも富んでいて楽しめるものです。

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  • ★★★★☆ 

    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  2013年09月09日

    ハスキルは決して暖かい音を奏でるピアニストではない。心が惹きつけられることもなければ、魂を持っていかれそうになることもない。しかし何故だか聴覚を集中させる「なにか」を持っている不思議なアーティストである。とりわけソロ演奏に関しては、ほかのピアニストと明らかに違う。確信に揺るぎがないといえばそれまでだが、そのケタが並外れていると言うべきか・・・ ただいつも不思議に思うのは、ハスキルのピアノって、ピアノそのものに、特別なピアノを使っているのだろうか?と思いたくなるほど「音質」に違和感があるのだ。これは決していい意味ではない。コロコロしていて、まるでサイコロが木目のテーブルを転がっているような音に聞こえてならない。透明感を感じないので、たぶん実際よりも音質が貧弱に聞こえてしまっているように思う。この当時の、他のピアニストの録音からはそういう音質を聞いたことがないので、これはやはりマイナスポイントとして、(個人的には)最高評は控えなければならないだろう。

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  • ★★★★★ 

    れいくー  |  奈良県  |  不明  |  2011年11月17日

    クララ・ハスキルで聴くモーツァルト、シューマン、シューベルト、ベートーヴェン、バッハは、どの演奏も驚きの連続です! こういう風に弾けるんだ!何かが違うぞ!と思って聴いていると、引き込まれて、あっという間に1曲が終わってしまいます。 天才は私の感覚や常識では想像出来ないセンスを持っていて、それを実践出来るんですよね!

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  • ★★★★★ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2011年07月13日

    レコードでモーツァルトやシューマンを、もやもやした音で聴いていたのが嘘のようだ。フリッチャイとの協奏曲は今でも至宝。音はドライだけど50年以上も前の録音とは思えない輪郭のくっきりした音。霊感とか、やや神秘的なハスキル評を耳にするが、そんなあやふやな音楽ではない。彼女の音楽はナチュラルメイクの美人だ。(女性に言わせると)ナチュラルメイクほど技巧的でカネのかかるメイクはないそうだ。ハスキルも同じで、決して天から授かった才能だけではない。徹底した分析と譜読み、その上で知的に音楽が再構築されている。透明でニュアンスに富んだタッチと音色。 力任せではないフォルテに満ちたベートーヴェン。そして苦労の連続だった彼女の半生からは想像できないほどの喜びが音楽に溢れている。 「ハスキルの後にハスキルなし」彼女のような音楽を表現するピアニストは今後も現れないだろう。 この価格でハスキルを堪能できる、ありがたや。

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  • ★★★★★ 

    しょーぱん  |  神奈川県  |  不明  |  2011年06月20日

    リパッティと共にルーマニア出身の名ピアニストとしてよく名前が挙がるのがハスキルで、ぜひ聴いてみようと購入しましたが「凄い!」の一言です。モーツァルトばかり賞賛されますがベートーベン、バッハ、シューマンなども絶品です。シューベルトのソナタ21番はこのセットの白眉と言って良く見事な演奏だと思います。ハスキルがなぜ天才と言われるのかこのセットを聴けばうなずけます。ハスキルの「試聴盤」として購入してもお釣りが来るぐらいの値段と内容ですね。

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  • ★★★★★ 

    バイオリン ぱぱ  |  茨城県  |  不明  |  2010年10月02日

    レビュー絶賛のなか、値段の安さに誘われ購入。その音質の良さにびっくり。BRILLIANTからライセンス発売されたハスキル&グリュミオー/ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集のハスキルの音も結構よくて、小生の愛聴盤のひとつですが、このCDのベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ(CD3)は、ハスキルの録音マイクの位置が、数メートルほどハスキルのピアノに近づいたような鮮明感。思わず身を乗り出しました。ハスキルのクリスタルな音が、まるで、目の前で弾いているかのようにはっきり、くっきり。予想をはるかに超える音質に大満足。演奏はもちろん言うことなし。モーツァルトやベートーベンは言うまでもないですが、スカルラッティやバッハもいいですね。買って正解。大満足の1枚。

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  • ★★★★☆ 

    砂林  |  埼玉県  |  不明  |  2010年05月30日

    当然と言えば当然なのだが、シューマンとモーツァルトの名演には畏れいる。LP・CD時代を通してハスキルを語るには充分すぎるアンソロジーで、このシリーズとしてはハイドンポートレイトと並ぶ文句のつけようのない内容の箱。ただ、これはハスキルには何も由来しない瑕疵なのだが、ベートーヴェンの特に3番に付けているスイスのヴィンタートゥール音楽院?のオケが正直言ってだいぶ格落ちのアンサンブルで、私にはハスキルの名演の脚を引っ張っている感があるが、どうだろう?このオケについてはステレオ時代になってPHILIPSから出たシェリングの最初のバッハ協奏曲全集でも同じ感想を持っている。他にかなりよい演奏のものも知っているので、出来不出来の大きいオケなのだろう。今は金太郎飴みたいなハズレなしの音盤時代だからこそ、敢えてこういうリザヴェーションは付けておきたい。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2010年05月11日

    世の中には、いろんなことがあって、何が幸いするかわからない。ハスキルも50年代まで、不当に低く評価されていたこともあり、録音も少ない。お陰で、ドキュメントお得意の30〜40年代のSP復刻も出番なし。突然、不死鳥のようによみがえったハスキル。人気の絶頂期の名演の数々を惜しげもなく放り込まれた全10枚。録音を含め最高のセット。

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  • ★★★★☆ 

    盤捨印  |  東京都  |  不明  |  2010年05月02日

    久しぶりに聞いてみてびっくりしたのは、低音の充実。華麗さとは程遠い、野暮ともいえる愚直なバスの上に音楽を積み上げていく手法は、一時のベルリンフィルを思い起こさせ、これは華麗なテクニックとエキセントリックな感性でショパンを弾いて聴衆を魅了したピアニストたちとは一線を画した音楽であることを実感しました。実際、ショパンの録音はこのセットに収録されたピアノ協奏曲くらいしか残されていないのではないでしょうか。 今日はシューマンの独奏曲を2曲聞いてみました。 昔LPで聞いていた「子どもの情景」と、彼女の演奏でははじめて聞く「森の情景」。 子どもの情景は実に安定した演奏で、奇を衒ったところは皆無。安心して音楽に浸ることができます。聞こえてくるのは演奏の素晴らしさよりもむしろ曲の素晴らしさ。そして音楽に込められた物語性と、いつくしむような優しさ。音楽の本質を見事にとらえています。 さらに素晴らしいと感じたのは「森の情景」。低音に支えられた安定したハーモニーと絶妙なフレージングにイマジネーションの飛翔が加わり、めったに聞くことのできない名演となっています。なんていい曲! もっともっと多くの人に聞いてもらいたいと願わずにはいられません!

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    haku-fl  |  埼玉県  |  不明  |  2010年04月29日

    まだ、すべてのアルバムを開いておりませんが、シューマンの演奏は予想通り、とても素敵なものでした。 ハスキルというピアニストは、現代のスターシステムの中で売り出されている特にアジア系の奏者とはまったく別の世界の女性であるとおもいます。 ピアノを演奏することが経済ではなく、人生であるといったピアニストのあり方に思いをはせながら、この清潔な叙情を楽しませていただきました。

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  • ★★★★★ 

    Dinkelbrot  |  群馬県  |  不明  |  2010年04月17日

    ハスキルはモーツァルトで知られていて、当方はそれほど聞く方ではなかったのであまり馴染みが無かった。本企画は大変良い機会であった。ハスキルの音は軽やかだが乾いたものでなく少々の湿り気がある。この音で弾かれるドビュッシーとラベルが意外と素晴らしく、またスカルラッティが大変良かった。シューマンも気分の変化が鮮やかで、緊張する所と力を抜く所が面白い。特に所々ふっと僅かに力を抜く所がありはっとさせられる。総じてスタジオ録音らしいソロ演奏のものが良かった。ライブのものはミスタッチがかなりあり少々気になった。それにしても、脳腫瘍の手術、背骨湾曲のハンデを乗り越えて、このような素晴らしい演奏を残したのだから驚嘆すべき精神力の持ち主であったと思います。

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    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2010年04月01日

     小柄で脊椎カリエスを患ったハスキルですが、グリュミオーとのペアを組む前の元気な一面も感じさせるセット。彼女がスタンウェイを弾いているのではないことはわかると思います。意外に中低音が強く感じられる音で、晩年の絶妙な左手とは違う感じがあります。セットとして、シューベルト、ベートーヴェンが収録されており、後年のフィリップス盤を購入するとハスキルの全体像を俯瞰できます。その意味では、コスト・パフォーマンスは最高ではないでしょうか?

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    へラム  |  神奈川県  |  不明  |  2010年03月28日

    ハスキルの音を聴いていると、他のピアニストとは音が違うのはどうしてだろう。打鍵の力の弱さを逆に彼女の武器になっているかもしれない。演奏のすばらしさは他の人に譲るが、なんとCD4はまぎれもなくステレオ録音ではないでしょうか!彼女のたくさんのCDを聴いてきたが、この録音に初めて接して、飛び上がらい嬉しかった。

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