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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

DVD 【中古:盤質A】 ロストロポーヴィチ/人生と芸術〜『ドン・キホーテ』、シューマン:チェロ協奏曲、ドキュメンタリー

【中古:盤質A】 ロストロポーヴィチ/人生と芸術〜『ドン・キホーテ』、シューマン:チェロ協奏曲、ドキュメンタリー

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    monty  |  神奈川県  |  不明  |  2010年12月25日

    後半のドキュメンタリー『音楽の良心』の冒頭に「ロストロポーヴィチ氏を偲んで」とメッセージが出るがおそらく当初の企画では彼の80歳記念として出すためのDVDだったと思われる。 シューマンはこの時期髭をたくわえていたバーンスタインの指揮にまず魅了される。当時関わりができたばかりのフランス国立管を完全に手の内に入れ、熱のこもっていながら野放図に陥らない陰影の濃い響きを展開していく。そして登場するロストロポーヴィチのチェロ…一つ一つのフレーズに感情のウェイトが乗せられ、大きなうねりの伴う音楽を滔々と奏でる。並みのチェリストだと演歌調になりかねない表現だが技術が卓越しているため響きの骨格は揺るぎなく、音にいつも凛とした緊張が保たれてる。指揮者とチェリストの高度な共同作業により晦渋と言われることの多い作品の魅力がよい意味で分かりやすく描き出された演奏。聴衆の反応も強いが客席をよく見たら何とルービンシュタインがいた。彼は確か1976年4月に引退したからその直後の姿ということになる。 ブロッホについては色々な演奏を聴いてない曲なのでコメントしづらいが同じ組み合わせのセッション録音を上回る演奏内容なのは確か。とりわけバーンスタインの入れ込み様は大変なもの。この作品の映像は少ないので曲に興味のある人にとっても貴重な映像。 カーテンコールの様子からはバーンスタインとロストロポーヴィチがお互いにとても敬意を払っていたことがうかがえる。2人の間の空気は見ているこちらの気持ちまで優しくほど温かい。 一方カラヤン:ベルリンフィルとの『ドン・キホーテ』はコンサート収録に一部別撮りカットを交えるおなじみの「カラヤンスタイル」の映像作品。もっとも同時期にカラヤン主導で作られた他の映像に比べるとロストロポーヴィチが絡んでいるせいか「演出」は控えめなので音楽には集中できる。ヴァイオリン独奏はコンサートマスターのシュヴァルベ、ヴィオラ独奏は教育者としても知られた名手ウルリヒ・コッホ。 『ドン・キホーテ』ってシュトラウスの作品の中では意外に退屈な気もしてしまう曲。結構ドラマティックな曲想なのだが複数のソロが入るせいか『ツァラトゥストラかく語りき』や『英雄の生涯』に比べると何となく間延びした印象がある。逆に言うとソロの活躍などが見られる映像で接すると曲に織り込まれた「仕掛け」が分かりやすくなってある意味面白い。 カラヤンは作品が相当好きらしく冒頭からはつらつとした棒捌きでオーケストラを牽引。するとローター・コッホのオーボエなど往年の猛者が勢揃いのベルリンフィルは強靭な響きとがっしりしたアンサンブルで見事に応える。ここまでお膳立てがハイレヴェルだとかえってソロは大変そうだが2人も伸び伸びと楽器を鳴らしてオーケストラに埋もれることも、変に浮かび上がることもなく絶妙のバランスで音による物語を紡ぎだす。特に作品終盤のロストロポーヴィチのチェロは本当に物悲しくなるほどの静かなる雄弁さ。もちろんカラヤンのハンドリングも見事の一語、後半は悪くするとただごちゃついた音楽が流れるだけになりかねないが細かい音情報を目に見えるようにあぶり出してキチンと位置づけることで緊張感を維持した。フィルム収録ながら画質や音質も割合鮮明。 ドキュメンタリーはロストロポーヴィチ指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第8番のリハーサルシーンを随所に織り込みながら、本人への最後のインタビューとヴェンゲーロフやグートマンといった人たちのコメントを交えて彼の人生がまとめられている。リハーサル映像から晩年のロストロポーヴィチの指揮が案外図形的に巧かったことが分かるほか、ほんの数秒ながらカラヤンとのチャイコフスキー「ロココ変奏曲」の録音時とおぼしき映像が登場など短い時間の割にそれなりの見応えはあった。

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    ケイン  |  東京都  |  不明  |  2010年04月19日

    壮絶なシェロモを聴いて 放心状態でいると、次にドンキホーテが始まる。この始まりの一瞬から あまりのカラヤンの素晴らしさに魅惑される。つい数分前まで バーンスタインに圧倒されたのに… R・シュトラウスだと「こいういのはカラヤンだな」と思い知らされる。ここでのロストロの演奏は ひときわ渾身のもので、3曲とも 他の演奏とは次元を異にする。好き嫌いを超越して別格の音楽だ。1曲を聴くだけで疲れる。3曲を通して聴くには カロリーが高すぎて体がもたない。

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