南極交響曲、ピアノ協奏曲(2台ピアノと管弦楽版)、他 アンドルー・デイヴィス&ベルゲン・フィル、エレーヌ・メルシエ、ルイ・ロルティ、他
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年11月28日
シャンドス=RVW交響曲全集 故ヒコックスのピンチヒッターでA.デイヴィスが二度目の”南極交響曲”録音に挑んだ 英国を離れ北海を渡ったルノウェーのオーケストラが相棒となった SACDであることが引き継がれたのは上上 殊に ”シンフォニア・アトランティカ”が広大なデュナーミクの海を渡るには不可欠と言える力になる パイプオルガン コーラス 擬音を駆使して 氷の大陸に挑んだスコット隊を追尾し 計り知れない脅威の前で戦きながらも立ち向かう勇気を描写する時 悪魔の豪胆さと天使の繊細さで掬い取りたい音像が多々ある 実に明快な演奏で感心した 焦点が定まっていてブリザードの中で彷徨い方向を失うような演奏ではなかった 決然として凛とした魂の前進を見た 魅力ある”四つの最後の歌”を間奏曲にして”二台のピアノによる協奏曲”へ入った ’31に書いたハ長調のコンチェルトは初演はされたものの演奏困難曲とされた それを’46にピアノを二台にして再構成したものと聞いていた 聴けば素晴らしい音楽だ だがこれでも難曲という評判は消えないらしい 演奏者の苦労は知らず 大いに愉しんだ お聴きになっては如何3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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