【中古:盤質A】 『ポッペアの戴冠』全曲 グリューバー演出、ミンコフスキ&ルーヴル宮音楽隊、オッター、ドゥランシュ、他(2000 ステレオ)
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まるくる | 東京都 | 不明 | 2010年05月15日
音楽と演劇が理想的に融合した本来の音楽劇のあるべき姿とはモンテヴェルディのオペラにあることを実感させる素晴らしいもの。語りが歌に変質する瞬間、また感情の発露が舞台の所作から舞踏に変質する瞬間(坂部恵的にいえば、その「あわい」)が見事に掬いとられている。簡素な舞台だが、極めて密度の濃い感情がみなぎっている。単なる奇抜や安易な現代化などがいかに無意味かを悟らせる演出。素晴らしい場面を挙げればきりがない。ポッペアの情念は、本当に指先までにこめられた演技によって具現化される。オッターヴィアの無念とセネカの達観が、舞台中央に置かれたアウグストの胸像とそれを横切る動きで十全に具現化される。ネロの幼児のような無邪気と冷酷は他愛もない球戯で具現化される。そして繊細な照明もその効果を倍増する。。ミンコフスキの音楽がそれを支える。文楽を思わせるような語りの支え、絶妙な合いの手。繰り返しになるが、これぞオペラ発祥の地であるヨーロッパの水脈を継承したというような舞台だ。是非、グリューバーの手になるオペラのDVD化を期待したい。椿姫、パルジファル。。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カバポチ | 横浜市 | 不明 | 2007年02月05日
空前絶後の名曲の名演!モーツァルト以前にこんなに素晴らしいオペラがあったとは。古楽器の魅力を堪能させてくれるミンコフスキの指揮も美しさの極みだ。「聖母マリアの夕べの祈り」しか知らないのは惜しい!少しでも多くの人に味わって欲しい逸品だ。 それにしても、Bel Air は百発百中のいいレーベルだねえ。これからも、見逃せません。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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