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ワーグナー(1813-1883)

Blu-ray Disc 『ローエングリン』全曲 ミーリッツ演出、クリスティアーン・ティーレマン&ドレスデン国立歌劇場、ベチャワ、ネトレプコ、他(2016 ステレオ)(4K ULTRA HD)

『ローエングリン』全曲 ミーリッツ演出、クリスティアーン・ティーレマン&ドレスデン国立歌劇場、ベチャワ、ネトレプコ、他(2016 ステレオ)(4K ULTRA HD)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2017年08月21日

    初役挑戦の二人のうち、まずベチャワは文句なし。声もかなり重くなってきたし、クールかつ流麗な歌は女心など分かろうともしない、この「人でなし男」にぴったり。ネトレプコも決して悪くない。大変高名な歌手でもドイツ語がおかしい人は少なくなかったので(実名を挙げて恐縮だが、幾多のアメリカ人歌手はもとより、たとえばグルベローヴァなど)、それに比べれば上出来の部類。ただ、キャラクター的にエルザかと言われれば、合っていないのは確か。この古色蒼然の演出では、演技力を発揮する余地もないし。今回、意外にも不満を感じたのはティーレマンの指揮。きれいな歌を歌う歌手たちばかりだからかもしれないが、流麗に進みすぎていて、どろどろした「どす黒い」感じに乏しい。カラヤンのかつての録音のように、徹底したレガート趣味で、流麗さを磨き上げるというわけでもないし。『ローエングリン』はまぎれもない悲劇だし、相当に「どす黒い」オペラだと私は感じているのだが、第2幕のようにヘルリツィウス、コニェチュニの両悪役が前面に出てくると指揮はとたんに生彩を帯びるものの、清澄な美しさの影に隠れた「どす黒さ」が出せていない。それは結局、演出が無策だからとも言えるのだが。

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  • ★★★☆☆ 

    Poirot  |  東京都  |  不明  |  2017年06月04日

    待望のネトレプコのワーグナー・デビュー。さて、観て(聴いて)の結果は、オーケストラの演奏(指揮)は、期待通り星5つ。演出は、保守的で、新たな発見はないが、演出家の自己満足的なおかしなことをしておらず、演奏を邪魔していないので、星4つ。肝心のネトレプコのエルザはというと、歌唱の方は、ティーレマンの特訓もあったとも言われるが、残念ながら、ドイツ語としては子音が弱すぎ、イタリアオペラのよう。視覚的にカヴァーできているかというと(この期待が大きと思われるが)、10年ほど前のザルツブルクでのヴィオレッタをやった頃だったら良かったと思うが、今やロシアのおばさん化しているため、純真無垢のエルザというより、マクベス夫人かデリラのよう。これでは、ワーグナー歌手としては、クンドリーか、タンホイザーのヴェーヌスくらいしか無理ではないか(声質からして、ブリュンヒルデは無理だろう)。タイトルロールのベチャワのローエングリンは、歌唱、演技ともまずまず。ハーリッチアスというあまりよく知らない人のオルトルートが、今回の演奏では歌手としてはベストかもしれない。ハインリッヒ王は、演技はまあまあだが、目の使い方が悪役っぽいため、王の威厳には不足する。というわけで、本命にはがっかりということで、全体としては星3つの評価。

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