交響曲、ハープ協奏曲 ダミアン・イオリオ&イタリア国立放送交響楽団、マルゲリータ・バッサーニ
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年06月27日
貴重な録音遺産を聴く NAXOSなければ出会えなかった演奏の一つ 商業主義と偏狭な風土にどっぷり浸かったコンサートでもお目にかかれない 20世紀イタリア器楽音楽復興とルネッサンスとバロック音楽発掘整備に尽力した三傑の一人ピツェッティの交響曲は大日本帝国の国威発揚に供されるべきものではなかった 古楽研究で培った教会旋法で書かれた交響曲は第1と第4楽章がイオニア旋法 第2がリディア旋法 第3がドリア旋法と西洋音楽の文化の影を曳行している いかなる時代の政治や思想に染まることのない文化の光を放つ美しさに魅了される 人を威圧したり服従させる意思のかけらもない清らかで安らかな生命の迸りに心洗われる音楽だ さて現代の我らはこの至福を享受できる人間でありやなしや ハープ協奏曲も同じ魂が生んだ美しい作品だ 度重なる刺激に傷つき毒された耳目はこれら儚き人間の優しい語りかけを捉えることができようか ただ祈るばかりだ 人間が人間でいられるために0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 2017年05月06日
「紀元二千六百年奉祝交響楽団」で有名なこの交響曲を初めて聴きました。ピツェッティのイディオムが含まれつつもピツェッティらしくない不思議な曲です。かたやハープ協奏曲は平和な雰囲気で癒されます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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