トップ > 中古(販売・買取)CD / DVD / アナログレコード / 本 / ゲーム > 中古 > ベルリオーズ(1803-1869) > 【中古:盤質S】 幻想交響曲、クレオパトラの死 ラトル&ベルリン・フィル、グラハム

ベルリオーズ(1803-1869)

CD 【中古:盤質S】 幻想交響曲、クレオパトラの死 ラトル&ベルリン・フィル、グラハム

【中古:盤質S】 幻想交響曲、クレオパトラの死 ラトル&ベルリン・フィル、グラハム

商品ユーザレビュー

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:17件中1件から15件まで表示

  • ★★★★☆ 

    音楽ばか。  |  北海道  |  不明  |  2013年02月13日

    マーラー9番の超名演のおかげですっかりファンになってしまったが、この演奏はちょっと不満有り。 曲一つ一つに固有の特色を持たせることがラトルの個性だと勝手に思っている僕だが、この演奏は「面白い」けれども感動に繋がらない。というより感動させるつもりがあるのだろうか?1番印象的な箇所は4楽章の最後。確かに処刑場での軍楽隊は群衆からすれば離れた所にいるのは分かる。でもそんなことを演奏に反映させたところで「へー」で終わるでしょう?こういう学術的、実験的演奏から一歩進んでいるからラトルが素晴らしいと思っているのに、後退してどうするんだ? 要所要所の弱音のデリケートな扱いとか、単細胞的な爆演にならず、あくまで交響曲としての節度を保つ演奏は良いと思うから、星4。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月11日

    アバドの後を追ってベルリン・フィルの第6代芸術監督に2002年に就任したラトルであるが、就任から5年間ほどは、名うての猛者たちを統率することがままならず、新機軸を打ち出そうという気負いだけが空回りした凡庸な演奏を繰り返した。これは、アバドと同様であり、ベルリン・フィルの芸術監督就任前の方が、よほど素晴らしい演奏を成し遂げていたとも言えるところだ。しかしながら、本盤の一つ前の録音であるマーラーの交響曲第9番あたりから、漸くラトルならではの個性が発揮された素晴らしい名演を成し遂げるようになった。芸術監督に就任してから5年を経て、漸くベルリン・フィルを統率することができるようになったことであろう。本盤におさめられたベルリオーズの幻想交響曲、そしてカンタータ「クレオパトラの死」も、ラトルがベルリン・フィルを巧みに統率して、自らの個性を十二分に発揮し得た素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。幻想交響曲については、第1楽章冒頭からとてつもない気迫が漲っている。主部に入ってからも、テンポの振幅や強弱の変化を大胆に駆使して、熱き生命力に満ち溢れたドラマティックな演奏を行っている。ベルリン・フィルの管楽器奏者の巧さにはただただ舌を巻くのみである。第2楽章の格調の高い音楽は、ラトルが単なる勢い一辺倒の無内容な演奏をしていない証左とも言える。第3楽章は、静寂が漂う音楽であるだけに、全楽章の中での存在感を発揮させるのが難しい楽章であると言えるが、ラトルの場合は、ベルリン・フィルの卓越した奏者たちを見事に統率して、実にコクのある音楽を醸成させている。第4楽章は、冒頭はあまり調子が出ない(反復も忠実に実施)が、徐々に調子を上げていき、終結部においては、ベルリン・フィルの圧倒的な合奏力に物を言わせて、とてつもない迫力に満ち溢れた豪演を成し遂げている。終楽章は、ベルリン・フィルの猛者たちの技量は筆舌には尽くし難いところであり、これらの手綱を引き締めて見事な音のドラマを構築し得たラトルの指揮者としての円熟ぶりも特筆すべきであろう。カンタータ「クレオパトラの死」も、ベルリン・フィルを巧みに統率した名演であるが、ソプラノのスーザン・グラハムの名唱も、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、これまでHQCD化が図られることなどによって十分に良好な音質であったが、今般、ついに待望のSACD化が図られることになった。音質の鮮明さ、音場の拡がりなど、どれをとっても既発の従来CD盤やHQCD盤などとは比較にならないほどの極上の高音質であり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ラトル&ベルリン・フィルの名コンビが漸く軌道に乗った素晴らしい名演を高音質SACD盤で味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    やまC?  |  京都府  |  不明  |  2009年07月01日

     酷評が多いが、以外に印象に残る演奏、一聴しただけだと駄目かと勘違いするが、上質な生粉うち更科蕎麦みたいな、味がかすかに薄くて忘れそうだが、絶対忘れられない感動をもたらす、奥深い味わいのある演奏である。カラヤンがスパイシーで調味料ダクダクなら、素材そのものを丹念に仕事をしたような、ベルリオーズで、ラトルは意外な演奏を試みている。 この緻密さをブルックナー演奏に生かして欲しい、あちらは意外ににぎやか系なのが困る・・・。英雄もなんか今までと逆で盛り上げるし盛り下げるし、わざとはぐらかしてるラトルは案外、意地悪な性格なのかもしれないなー

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    aki  |  兵庫県  |  不明  |  2009年06月20日

    久しぶりにおもしろい演奏でした。今までミュンシュ&パリ管かクリュイタンスの東京ライブばかりを聴いていて、他を聴いてもなかなか興味を持てなかったのが、これはちょっとハマってしまいました。録音もすばらしいですね。低音の空気感で部屋が揺れます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    KS  |  兵庫  |  不明  |  2009年02月02日

    「幻想交響曲」といえば、どちらかといえば、荒削りな演奏が多いなか、ラトル・BPOの演奏は妙に緻密で音が美しく、これまでの「幻想交響曲」に対する固定概念を打ち砕いたというところですね。すなおに感動しました。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    くれんぺら〜  |  東京  |  不明  |  2009年01月28日

    これもさすがBPO。ラトルの指示をよく表現している。演奏能力が優れているので,音の羅列をとても面白く聞く事が出来き,気が付いたら最後まで聞いてしまった。が・・・,幻想交響曲を聴いた気持ちには全くならなかった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    レーダーマン  |  相模原市  |  不明  |  2009年01月14日

    緻密で気味悪く美しい音楽ですね。ラトルとBPOの表現力に素直に感動しました。私はこの演奏が好きです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    らっとん  |  東京都  |  不明  |  2008年12月03日

    ラトルは凄いなあと、僕が納得する演奏はHMVのレビューでは何故か酷評されている。理由は許先生の記事を参照されたい。ラトルは僕達の世代に近く「教養」とか「高尚」など信用していない。幻想にすぎないと冷笑する。あにすとさんの主張はこの演奏を支持する人の心のありかたとして全く当然で健康的。軽やかな知性があり、この演奏に通じるものがある。このような音楽はラトル以外では求め難い。それを理解し、支持するファンも少数派になると思うが、僕はもっとこのような演奏を欲する。私的なコメントでごめんね。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    サントリーホール行きました。  |  港区  |  不明  |  2008年12月02日

    確かにサイモン・ラトルを批判したくなるでしょうね。彼の音楽は交響曲ではなくて室内楽だからです。昔のオルフェイスみたいな音楽を今頃やってるからです。スケール感がどんどん小さくなっていってますね?アンサンブルの緻密化・高精度化と言われればそれまでですが、それなら小編成の室内楽でやってもらいたいですね。パーヴォ・ヤルヴィみたいに。ラトル・BPOで聴けるのは、正直、モーツァルトの時代までじゃないですか?でも、ラトルは優秀な指揮者であるとは思いますが、カラヤンが今のBPOサウンドを聴いたら嘆くと思います、確実に。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    あにすと  |  東京都  |  不明  |  2008年12月02日

    音楽好きさんの意見を読んで納得でした。私は素人だしミーハー。間違いない。教養?確かにないない。でもポストモダニズム以降に「教養」と言われても定義が不明なので、教養のない僕にもわかるように説明してね。ラトルの基本は印象と音響の音楽。形骸化した伝統やシステムと戯れる姿に、化石化した教養主義の影はないない。ラトルも僕も基本感動は回避します。あれは思考が麻痺している危険な状態(笑)。だから感動する人は敬遠するのかなあ?良いものは大衆が支持しつつ時代が残していきますよ。音質への疑問は同感します。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    らっとん  |  東京都  |  不明  |  2008年11月30日

    この演奏には3つの欠点がある。@音質駄目盤が多い(HQが特に×、ただしプレスする工場で良い音質の盤あり、EMIの常識)。A分かりやすい音楽を拒否。B聞きやすい音楽も拒否。しかしラトルは丹念にテクストを読み、新しい幻想を目指してるところは全く彼らしい。この演奏が駄目な人は、結局ラトルが嫌い、受付ない、理解できないのだと思う。私はミュンシュ系のお祭り型幻想が駄目なのでラトルが良い。ラトルが駄目な人はミュンシュ系が気にいると思う。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    音楽好き  |  渋谷  |  不明  |  2008年11月30日

    ラトルを聴いてみたいのは分かりますが。ラトルを絶賛してるのは、ズブの素人と商業主義に寄りかかる広告マーケティングだけ。音楽を理解している人はラトルなんて聴きに行きませんよ。嘲笑してますよ。高い金払って音楽聴きに行っているような種類の人を。でも、いるんですね?ラトルを本当に絶賛してるような人が。そっちに感動しました。その教養のなさに感動します。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    あにすと  |  東京都  |  不明  |  2008年11月26日

    今年は多数の指揮者がベルリオーズをとりあげたが、テクストの解読で面白いのはやはりラトルだった。今年の東京公演はチケットもすぐに完売(前任者は楽勝で当日券買えたのに)。ケチつける人多いけど大衆はラトルの音楽を聞きたがっている(これも前任者と逆)。今回は狙った席が取れなかったので、変わりにCD買います(笑)。本当に実力があればチケット完売するよなあ。近年、映画でもそうだが、くだらないものほど絶賛され、良い物ほど叩かれる。これは面白い現象だ。「発言=正しい」より、チケットの売り上げのほうが信用できる好例か。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年10月24日

    いつもラトル/BPOが録音するベルリンのコンサートホールの火事で仕事場をカラヤンがよく使ったイエス・キリスト教会に変えての収録です。初めの二つの楽章はラトルのピリオドアプローチが弱音主体へ独特の響きを醸し出していますが、さてこれで納得するかという話とは別のようです。後の二つの楽章(第4楽章は特に長め?)は平板さをクリヤーするべく管楽器の取扱いに工夫を加えた事も特筆には価いしますがとにかく屈託が見え隠れし過ぎるように思え努力工夫賞ものとして当面「OK」以上としました。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★☆☆☆ 

    村井 翔  |  名古屋  |  不明  |  2008年09月21日

    VPOと録音しながら、オクラになった因縁の「幻想」への再挑戦。ピリオド・アプローチを参照しないはずはないと思うが、終楽章の変ホ管クラリネットが明らかに時代物の特殊な楽器と聴こえる以外は、ノリントンのようにノン・ヴィブラートにこだわり倒す気配はない。小澤とサイトウ・キネンに比べれば遥かに複雑な曲に聴こえるとはいえ、ラトルらしからぬ普通にロマンティックな演奏。明らかにまずいのは録音で、ホールトーン過剰なイエス・キリスト教会の響きは彼の目指す音楽の方向と全く違うだろう。もう一度、録音を延期する勇気が欲しかった。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:17件中1件から15件まで表示