交響曲第6番、第7番、序曲『オセロ』 ヤニク・ネゼ=セガン&ロンドン・フィル(2CD)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年04月25日
ドヴォ6で最高評価に値する演奏 大変によく書けているスコアであるが故に演奏に小細工が入らない 正攻法で演奏に臨めば自ずと楽曲になる 寧ろだからだろうか 時として平凡で退屈感すら感じてしまう演奏に出会う ”第7”など作曲者が新機軸を創出して自信を述べているようだが オーケストラ譜を見れば”第6”と違って よく言えば風通しがいい 悪く言えばスカスカで オーケストラが高らかに鳴り響く書法は”第6”にある ネゼ=セガンの十八番とあって 朗々と歌い鳴らしきったLPOサウンドが眩しいほどだ ”第6”の美点が直截身内に流れ込んでくる快感を久しぶりに味わった 全パート間の歌い交わしから親密の情が漏れ伝わってくる 主従のない有機的なアンサンブルが全曲の隅々まで徹底している 全てが聞こえているのにパートの役割が均衡保たれて生成されてくる妙は稀有なるものだ 第三楽章フリアントは本当に踊れる フィナーレの高揚と熱狂はもう言うまでもない ご一聴を1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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