ピアノ作品全集 ハイク・メリキャン
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2017年09月13日
ソヴィエト政府が芸術家に求めた(強制した)社会主義リアリズムでは、ソヴィエトが多民族国家である証拠に、民族性を芸術作品に盛り込むことを奨励していた。 幸いアルチュニアンはアルメニア生まれという、モスクワやペテルブルグなど、中央からしたらしっかりした根っ子があり、良くも悪くも民族性を自らの芸術の特色としたが、そこから抜け出る事が出来なかったようだ。(抜け出る必要も無いのだろうが。) 『アルメニア舞曲集』や『パストラル』など、いかにもという作品や、『主題と変奏』では初めはフランス近代音楽に影響を受けた都会的な音楽かと思いきや、民族的なリズムや旋律が入ってきて、アルメニアという風土というか作曲家自身のルーツを出さずにはいられないようだ。 『前奏曲ー詩曲』はスクリャービンの音楽をアルメニア風にアレンジしたようだ。 『ポリフォニック・ソナタ』は、民俗性から一番離れた作品のようだが、一部、民族的な響きが聴き取れる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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