室内交響曲全集、ピアノ五重奏曲 ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ、ユリアンナ・アヴデーエワ(2CD)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2018年05月02日
いつものことながらクレーメルの審美眼とそれを送り出し人口に膾炙させるまでのバイタリティーには感心させられる。どれもが独自のメッセージを持ち、クレーメルのたぐいまれな表現力によって時間に耐えうる芸術の建造物となっていく。ヴァインベルグもその一人だろう。その前にも取り上げられてはいるが、ここまで多方面の音楽を使ってヴァインベルグを紹介することはそうないことだと思う。クレーメルが歴史に名をのこすとするならば、この審美眼とそれを実証する実力と行動力によるものになるのではないだろうか。 2018年2月に行われた彼のコンサートでもヴァインベルグを取り上げ、ポートレート写真(「失われた時」をテーマにした写真作品)をスクリーン上映しながらソロで50分近く弾ききった迫真の演奏(とその取り上げ方の工夫の素晴らしさ)は彼しかなしえないものだと思う。ディスクはその延長に過ぎないが、それでも当盤の価値が減るものではない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2017年07月14日
隙のない、とても密度の濃い演奏だ。 ピアノと弦楽オーケストラとパーカッションのために編曲された「ピアノ五重奏曲」はまるで第5の室内交響曲のようだ。 詳しい解説も付いており、国内盤で発売されたのが嬉しい。 今後もクレーメルによるヴァインベルグ作品集、第3、第4弾が続くことを期待したい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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