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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

SACD ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番 フランク・ペーター・ツィンマーマン、アラン・ギルバート&北ドイツ放送エルプフィル

ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番 フランク・ペーター・ツィンマーマン、アラン・ギルバート&北ドイツ放送エルプフィル

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2016年11月09日

    妖艶な美しさに引き込まれるヴァイオリンの音で聴くショスタコーヴィチ 第1番は第9交響曲に続いて書かれ 失望の「第九」が巻き起こした批判の嵐の下お蔵入りとなった 鎮めの第10交響曲発表後漸く日の目を見たが 気が抜けた麦酒宜しく音楽に込められた作曲者の声は時宜を逸していた あの戦後の時の渦中でしか響き得ない声があったのだが もう届かなかった だから遠くで鳴っているお囃子のように見えない祭り模様を想像するような聴き方をしていた少年時だった 十余年後の第2番もショスタコーヴィチの晩年と同時代に青春期を生きた者には交響曲から受けた同時代性の共感と衝撃を受けなかった だからわたしにはこのツィンマーマンとギルバートの演奏が初演の出会いだ 20世紀の古典として鑑賞した 第1番には戦争に傷ついた魂と出発の号砲に勇みたつ意気が 第2番には第14・15交響曲へ続く道が見て取れた ヴァイオリンの美音有りて初めて繙かれた物語と言おう 繰り返し耳傾けられる美しい作品となった 衷心より推薦する  

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