交響曲第29、35、38、39、40、41番 アルトゥーロ・トスカニーニ&NBC交響楽団(1937-1948)(リハーサル付)(3CD)
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タテキ32 | 大阪府 | 不明 | 2016年09月01日
このCDの発売は結構でした。実は29番も38番も持っているのだが、音があまりにも悪すぎた。今回、特に38番がそうだが、大幅に音が改善されていた。このCD、39番以外は正規?盤とは音源が異なるらしいが、しかし、正規?盤では見られないような、しなやかな歌や情感が溢れているように思える。良くなったといってもやはり昔の録音である。35番など強奏部分はバケツをひっかいたような響きがする。そして激しい部分は激しい。しかし、その前後や至る所で、弦や管が控えめだがしっかりと情感豊かな歌を歌いかけてくる。38番の序奏部分など、ワルターやマークにロマンチック?な進行という点では敗けてはいない。他の曲でもそういう感じは随所にある。正規?盤では強壮部分や低音部分によってゴリゴリと流れが邪魔されるような感じに襲われるのだが、この盤ではそういう感じは大きく後退している。このようなSP?時代の録音や正規?盤でない音源に関して、何とか、もっと良い音のものを発売してもらえないものであろうか。このCDも音はよくなったとはいっても、不満は多く残るのである。もっと高くなってもかまわない。それはそれとして、何故、トスカニーニに36番リンツがないのであろうか。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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