リムスキー=コルサコフ:シェエラザード、モーツァルト:交響曲第1番 山田一雄&東京都交響楽団(1980、1985 ステレオ)
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machin | 神奈川県 | 不明 | 2016年06月03日
こんな演奏会まで録音があるのですね。学生のとき、新宿までシェエラザードを聴きに行った記憶が蘇り、懐かしくなって、つい、買ってしまいました。録音も、まあまあ今の基準に達していると思います。この頃の山田一雄さんは精力的でした。実演をお聴きになった方ならばわかるでしょうが、5回のうち1回くらいは、収拾がつかないくらいに壊滅的な演奏で、1回ぐらいはチャーミングで素敵で、残りは可もなく不可もなく…といった感じでした。ビッタリとハマったときの演奏は本当に病み付きになってしまう魅力がありました。もう、二度と聴かなくてもいい!と思いつつも、プログラムの斬新さと、半分恐いもの見たさにつられて、ついついチケットを買ってしまったように思います。この頃(80年代)の都響もまた同様で、じゃじゃ馬のようなところがあり、指揮者との相性が合わないと、曲を最後まで聴くのも苦痛になることも多かったように記憶しています。今、もう一度聴きなおして…エキゾチックさにはかけるものの、エネルギッシュで、当時の都響としては実力の何倍もの演奏と再認識しました。オケと指揮者の相性が珍しくぴったり合ったのでしょう。次にリクエストしたいのは、ペーター・マークが五反田のゆうぽーとでおこなった「田園」の音源があれば、聴いてみたいものです。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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