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バルトーク (1881-1945)

CD バルトーク作品全集 イヴァン・フィッシャー、ドラティ、ショルティ、コチシュ、アルゲリッチ、ムター、ムローヴァ、他(32CD)

バルトーク作品全集 イヴァン・フィッシャー、ドラティ、ショルティ、コチシュ、アルゲリッチ、ムター、ムローヴァ、他(32CD)

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    miklos  |  埼玉県  |  不明  |  2022年12月31日

    バルトークマニアが狂喜乱舞するような素晴らしい内容のBOXである。 バルトークマニアとしてはや15年、バルトークの作曲家としてのキャリアを理解するために、なんとかしてバルトークの全作品をバラのCDで集めようと躍起になっていたが、青年期の作品や民謡編曲作品(歌曲)は録音がないものがあり、半ば諦めの境地であった。 しかし、このボックスがリリースされたことで私の諦念は霧散してしまった。以前のフンガロトンによる全集に収録されていなかった少年~青年期の作品や、民謡を編曲した歌曲などをわざわざ(!)新録音して収録しているのである。バルトークというと「民謡の要素を研究・分析・脱構築し、自らの作曲様式に落とし込んだ」ということがよく言われるが、そこに至るまでには、民謡にただピアノ伴奏を付けた作品を作った、という途中のプロセスが存在したわけで、いきなり弦チェレのような作品には至っていないのである。 そのようなプロセスを理解するという点で、今回のBOXには非常に価値があると考える。

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    テリーヌ  |  Hyogo  |  不明  |  2018年01月27日

    これだけの名演CD32枚の大全集が15000円程度で驚きます。いままでレコードやCDを買ってきた人生を後悔してしまいます。ピエール・ブーレーズ指揮の「4つの管弦楽曲」や「ヴィオラ協奏曲」に感銘大。40年前にはあまり売っていなかった作品で、入手(確か指揮はヤーノシュ・シュタルケルやオーマンディー)に苦労した憶えがあります。ピエール・ブーレーズの演奏は新鮮に聴こえます。

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    テリーヌ  |  Hyogo  |  不明  |  2018年01月27日

    これだけの名演CD32枚の大全集が15000円程度で驚きます。いままでレコードやCDを買ってきた人生を後悔してしまいます。ピエール・ブーレーズ指揮の「4つの管弦楽曲」や「ヴィオラ協奏曲」に感銘大。40年前にはあまり売っていなかった作品で、入手(確か指揮はヤーノシュ・シュタルケルやオーマンディー)に苦労した憶えがあります。ピエール・ブーレーズの演奏は新鮮に聴こえます。

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2016年05月11日

    素晴らしい『全集』だ。録音は色々と寄せ集めには違いないから、玉石混淆になりそうなものだが、殆どが最高レヴェルの名演である。掛け値なしの「最高」はタカーチによるSQの全集。同曲はこれまで6-7セット持っているが、結局は60年のジュリアードに帰っていったけれども、ようやく、より新しくより素晴らしい演奏(と録音)に出会えた。オケ演奏の多くにフィッシャーとブダペスト祝祭管を得たのも大きい。他の曲でいくつかを担当しているショルティとブーレーズのCSO 吹き込みが、ちょっと角が丸くなっている巨匠芸でやや喰いたらない所を見事に補っている。ショルティやブーレーズでなくて良かったと言わせるとは凄くないですか?彼らに加えてコチシュを得たピアノ協奏曲もSQに匹敵するレヴェル。これまた本全集についているアンダとフリッチャイの歴史的名演をようやく超えたと言えるのではないか?                        コチシュは大部分のピアノ独奏曲も担当しているけれども、これらも録音共々とてもいい。知らない曲も多くて、初期はドビュッシー風とかシェーンベルク風とかもあるけれど、段々バルトークらしくなるし(でもリスト・ハンガリー狂詩曲そっくりみたいなのもあって―実際ラプソディという曲が弦のも含めて幾つもある―、リスト結構バルトークしていたんだなぁとか)、子供の曲とかも楽しい。ピアノといえばアルゲリッチを得た(パートナーは違う)二台のピアノと打楽器のための協奏曲とソナタも凄い。キョンとムローヴァのヴァイオリン協奏曲二曲はともにやや物足らなくて、ムローヴァでは無伴奏ソナタの方が張りつめたダイナミズムで素晴らしい。協奏曲はどちらもちょっと緊張感が足らない。ヴィオラ協奏曲のバシュメットも思ったほどではなかった、残念。ネムタヌ姉妹の二台のヴァイオリンの無伴奏ソナタもとてもいい。無伴奏ではないソナタではムターがやはり良い。ラプソディは、シャハムは民族色の点でなかなかいいけど線は細いと思ったら、チェロの方のラプソディが獰猛な独奏で、名前を見たら何とシュターカー。これは凄い。納得。                                声楽曲は民謡の蒐集・編曲が多いが、それなりに面白い。歌手も不満がないが、いいのはやはりユリア・ハマリ。「青髯」は有名な名演で、かなり古い録音だが、全く音質面での不満はないし、ケルテスは最後の方になるほど感銘を増す。歌手二人は当時おしどり夫婦といわれたルートヴィッヒとベリーだが、ルーヴィッヒは素晴らしい。ベリーも悪くないし、妻を閉じ込めてしまわざるを得ない男の悲哀は不足していないが、一方の性格である冷徹な公爵の存在感という感じはあんまりない。       最後の三枚はもっと古い、いわば「歴史的名演」が収められている。だったら、バルトークの自演も入れてよとないものねだりを言いたくなるが、仕方がない。アンダ・フリッチャイについては上述の通り、今聞いても名演で、音質も改善されたような気がする。フォルデスからリヒテルに至るピアニスト達のらなり時期的にも、録音的にも(モノからデジタル・ステレオまで)幅の広いピノ曲集も聞き応えがある。とくにフォルデスは目覚ましい。一番新しいリヒテルのはその割に音が良くないし(ライブでモノ?)、演奏もさほどではない(後年のリヒテルはどうも音の粒の立ち上がりが鈍い。前記コチシュと比べてもそうだ)。セーケイとメンゲルベルク・コンセルトへボウのヴァイオリン協奏曲の39年という一番古い年代のライブ(初演)は、実に熱っぽい名演で、ムロ−ヴァより遥かに聞き応えがある。作曲の依頼者でもあるセーケイはシゲティもかくやという名演で、メンゲルベルクも恰幅が良く迫力に富んでいる。思い入れの深さが並大抵ではない。音質が良かったら今でもトップを張るだろう。第一楽章が盛大な針音で始まる(今もっている盤よりもノイズが多いがその分音はちょっぴりいいかな?)が、徐々に収まり、二楽章以降は気にならないレヴェルに落着く。ともに54年録音のフリッチャイの「弦チェレ」とドラティの「不思議な役人」(こっちはずっと後のデジタル録音がある)はともにやはり緊迫感に満ちた最高級の名演。やはり核の脅威がダモクレスの剣よろしく頭上にぶら下がっていた頃の演奏は迫力が半端でない。

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