浅田次郎

本 鉄道員 集英社文庫

鉄道員 集英社文庫

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    カッパのかーくん  |  東京都  |  不明  |  2021年04月16日

    泣かせる作品が多いので大好きな作家である浅田次郎作品の中の代表的な作品ともいえる本作は、やはり感動させる内容になっています。 場面や状況を読む人が自分なりに解釈することができる作品だな、と私はいつも実感しています。実話ではない小説なのだから当然なのですが、その自分なりの解釈がしやすい作品だからこそ評価が高いといえるのかもしれません。

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    イック  |  大阪府  |  不明  |  2021年04月11日

    映画がヒットした人気作品だからと手のとって驚いたのがこの本が長編ではなく、8つの話から構成された短編集であることです。短編で映画一作出来てしまう作家さんは少ないのでは?タイトルにもなった鉄道員は妻や娘を亡くした日にも仕事をしていった男を描いています。正直家族としてはどうなのと思うけど仕事には忠実な昔ながらの職人気質の男って感じです。そんな彼が死を迎える時に娘が現れ言った言葉があまりにインパクトが強く、印象的でした。個人的にはラブ・レター、角筈にてが好きですね。どれも短い話だから読みやすいし、なのに奥が深い所が凄いなとしみじみ思いました。あとこの作品で、直木賞を受賞しているんですよ。なんとなく直木賞って長編、力作、超大作が選ばれるイメージがあったのですが、読んでみてこの短編集ならと納得しました。

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